OUTLINE開催概要
「第53回国土地理院報告会」は終了いたしました。
令和6年(2024年)6月6日(木)、日経ホール(東京:大手町)において、「第53回国土地理院報告会」を開催しました。また、6月13日(木)から6月28日(金)までの期間で、講演をオンデマンド配信しました。
『これからの地図と測量-新たな「基本測量長期計画」と国土地理院の災害対応-』をメインテーマに、国土地理院からの取組報告のほか、外部講師による特別講演を行いました。
ご参加いただきましたみなさまに厚く御礼申し上げます。
以下に一般講演の発表資料(PDFファイル)を掲載しております(課題概要下にリンクがございます)。
PROGRAM講演プログラム
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特別講演:次世代地理空間情報に向けて
12:50 ~ 13:50
講師:布施 孝志 氏(東京大学教授)
一般講演
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令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震において、国土地理院が行った災害対応について報告する。
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災害発生時に撮影した空中写真、それらを判読した斜面崩壊等の分布、SARが捉えた地殻変動など、令和6年能登半島地震を例に、地理院地図を通じた災害状況等の提供実績について紹介する。
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令和6年能登半島地震の対応では、震源断層モデルを作成し、SARによる地殻変動の解析を行い、また、石川県珠洲市若山町に出現した上下変位を伴う線状の地表変状の空中写真による解析を行った。本発表では、今回の対応で明らかになった能登半島地震に関する新たな知見を紹介する。
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令和6年能登半島地震で作成した「斜面崩壊・堆積分布データ」や「空中写真判読による津波浸水域(推定)」について、背景・概要等を報告する。あわせて、地震災害リスク評価等に役立つ防災地理情報の整備・提供の取組について紹介する。
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「だいち2号」(ALOS-2)のデータを用いた干渉SAR時系列解析の概要に加え、この成果を地盤沈下調査に活用していただくための、公共測量マニュアルについて報告する。
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国土地理院では、今後10年間で国土地理院が目指すべき施策を明らかにするために第9次「基本測量に関する長期計画」を策定した。本発表ではその概要について紹介する。
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令和6年度末を目途に実施する全国の基準点の標高成果の改定の概要について、また標高の新しい測量手法「GNSS標高測量」の検討状況等を報告する。
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国土地理院は、デジタル社会の基盤インフラとして位置づけられ、あらゆる地図情報の基礎となる電子国土基本図の3次元化に着手した。本発表では2028年までの国土全域の整備に向けた取組について報告する。
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令和5年3月にUAVレーザ測量等マニュアルを反映した作業規程の準則の一部改正、また令和6年3月に策定した「地上レーザ測量システムを用いた三次元点群合成マニュアル」について、公共測量における3次元測量技術に関する最近の動向とともに紹介する。
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国土地理院ではJAXAとの連携により令和5年7月から精密暦の算出を開始し、同年12月には国際GNSS事業の「解析センター」に認定された。本発表では、精密暦算出に関する一連の取組について紹介する。
LEAFLET第53回国土地理院報告会リーフレット
LEAFLET第53回国土地理院報告会リーフレット
CONTACTお問い合わせ先
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番国土交通省 国土地理院 企画部 企画調整課
(国土地理院報告会事務局)
E-Mail gsi-houkokukai-00=gxb.mlit.go.jp
(=を@に変更してください)