芝東照宮では三つ葉葵の丸印が押された直書き御朱印を頂けます。境内には魅力あるスポットが点在し、家光が植えたと言われる大イチョウはパワースポットとして知られています。
三つ葉葵の丸印が押された直書き御朱印
御朱印所
御朱印は拝殿向かって左手にある社務所で頂けます。
初穂料500円
御朱印
コロナ禍となって以降は書置きの御朱印ばかりとなっていましたが、こうしてしっかりと御朱印帳に直書きして頂いた御朱印の美しさは格別です。御朱印としては珍しい丸印を右上に押していたのでなんだろうと思っていましたが、三つ葉葵の紋所でした。
日光杉並木の古材で作った栞も頂けました。
過去に頂いた御朱印
平成29年3月10日付です。
芝東照宮の歴史とご利益
家康は還暦を迎えた記念に自身の等身大の像を刻ませて駿府城に祀っていましたが、この「寿像」を祀った社殿を増上寺内に建造するよう言い残して亡くなります。これが芝東照宮の起源となり、家康の法名から「安国殿」と呼ばれていました。
その後家光により社殿の整備が進められます。駿府城より移築された惣門、福岡藩主黒田忠之が寄進した鳥居、本殿の周囲に拝殿、唐門、透塀が造営され壮大な社殿が整いました。
明治になってからの神仏分離令により増上寺から分離して芝東照宮となります。
1945年の東京大空襲により「寿像」と御神木以外全て焼失してしまいますが、1969年に現在の社殿が再建されました。
いくつもの厳しい戦いを勝ち抜いて戦国時代を終わらせて天下人へと出世した徳川家康を祀る神社であり、「勝運・出世運アップ」と「災厄除け」のご利益を求めてお参り人が多いようです。
「四大東照宮」の一つ
「三大〇〇」と言えば「三大大仏」や「三大天満宮」を見ればわかるように三番目が怪しいというのが常となっています。「三大東照宮」も同様で、久能山、日光に自分の近隣の東照宮を勝手に加えて「三大東照宮」と称しているのが実態です。
東照宮の場合はこれに加えて「四大東照宮」という呼び方もあり、全国の東照宮の中で久能山、日光、上野、芝が該当します。
四大東照宮の他の三社
アクセス
交通
三田線芝公園駅徒歩約1分
浅草線・大江戸線大門駅徒歩約5分
地図
境内の魅力あふれるスポット
社号標
単に「東照宮」とだけ記されています。かつては国宝級の建物がずらりと並んでいたという芝東照宮も現在は鉄筋コンクリート造の社殿と大銀杏があるだけですが、それでも「他の東照宮とは違う」という気概のようなものを感じました。
大鳥居
大公孫樹
1641年に安国殿を再建した際に徳川家光が植樹したイチョウだといわれており、東京都の天然記念物となっています。
先の大戦における東京大空襲も切り抜けたもので、現在はパワースポットとしても知られています。
社殿
徳川家光が整備した芝東照宮の社殿は1945年の東京大空襲により寿像と大イチョウを残し全て焼けていました。
現在の社殿は昭和1969年に再建されたものです。
東京タワーの最高の撮影スポット
芝東照宮と東京タワーの間は広々とした広場となっており、余計な建物が写り込むことなくタワーの全景を撮影することが出来ます。
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