菊名神社ではユニークなデザインのカラフルな御朱印を頂けます。実は千年以上の歴史を持つ由緒ある神社で、200年以上も我慢強く手水鉢を支えている「がまんさま」の石像で有名です。
「がまんさま」が描かれた御朱印
御朱印所
菊名神社の御朱印所は社殿左手の社務所です。
菊名神社では通常御朱印の他に例大祭、夏詣、花火、開運招福、無病息災、手水改修記念などユニークなデザインの数多くの種類の御朱印が準備されています。一年を通して多種多様な御朱印を頂くことができますが、大半の御朱印に「がまんさま」が描かれています。
御朱印に関する注意書きが掲示されていました。
「がまん焼き」と名付けられた人形焼きも一緒に頂けます。
受付時間9:00~17:30
初穂料500円
御朱印帳
菊名神社では美しいデザインのオリジナル御朱印帳も販売しています。大型サイズで価格は2000円です。
御朱印
今回は通常御朱印のみ頂きました。伝統と格式を感じられる通常の御朱印で、当然のことながらこちらにもがまんさまが描かれています。
過去に頂いた御朱印
平成29年3月26日付です。
実は千年以上の歴史のある神社
菊名は東急東横線とJR横浜戦が交差するターミナル駅がある街として知られていますが、江戸時代までは武蔵国橘樹郡菊名村と呼ばれるのどかな村落であり、そこに幾つかの神社が鎮座していてそれぞれが村民からの崇敬を集めていました。
1935年に神明社・杉山神社・浅間神社・八幡神社・阿府神社の5社が合祀されて菊名神社と名を改め、戦後現在の地に社殿を移設し菊名の総鎮守として今に至っています。その中でも阿府神社の歴史は古く、885年に光孝天皇の勅使が馬具の鎧を祀ったとされています。つまり菊名神社は千年以上の歴史を持つ神社なのです。
がまんさま
菊名神社と言えばなんといっても「がまんさま」でしょう。「がまんさま」は、鳥居をくぐって左側にある手水鉢の四隅で手水鉢を支え続ける4体の鬼の石像です。
寛政年間(1789~1801)に築かれたといわれており、何と200年以上も手水鉢を支え続けているということになります。4体それぞれ表情が異なっています。(裏側の2体はわかりません)
長い年月の間苦難に耐え、飽きることなく手水鉢を支え続けるというその我慢強い姿勢を示すことにより、人の道においても努力・忍耐こそが開運を招く基であるとがまんさまは我々に諭しているのです。
アクセス
交通
東横線・横浜線菊名駅徒歩約3分
地図
東横線沿線の寺社
菊名神社の境内
大鳥居
平成24年に再建され、以前より大きなものとなっています。これにより神輿が通り抜けることが可能になりました。
手水舎
神楽殿
拝殿
平成23年に改築が実施され、現在のような姿となりました。拝殿の天井には24枚の天井画が飾られていますが、中心に菊の花を置き、四隅にがまんさまを置いてこれを守るような並びとなっており、これで菊名の絆を表しているそうです。
境内社
神明社
阿府神社・杉山神社
浅間神社
境内が実にすっきりしていた
2004年頃、横浜で新築分譲マンションの営業をしていた私は毎年1月4日の朝は菊名神社集合で、昇殿参拝の後は新横浜で新年会というのが通例でした。なかなかに思い出深い場所なのですが、当時と比べてみて境内が整備されて随分ときれいになったように思います。
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