蛇窪神社(旧上神明天祖神社)では3種類の御朱印を頂けます。境内のあちこちに幸運の使者とされる白蛇像が置かれており、白蛇の錢回しと錢洗いが印象的でした。
御朱印は3種類
御朱印所
蛇窪神社の御朱印は社殿向かって右側の社務所でいただけます。
こちらでは蛇窪神社、白蛇弁財天、蛇窪大明神の3種類の御朱印を頂くことができます。尚、1月・4月・9月は蛇窪大明神の御朱印の色が変わります。
初穂料300円
御朱印帳
蛇窪神社では純白の表紙のオリジナル御朱印帳を頂けます。サイズは小型のみのようです。
価格1500円
御朱印
今回は蛇窪神社の御朱印のみ頂きました。寺社名が書かれた印章を押す「版木押し」タイプです。
過去に頂いた御朱印
平成29年4月1日付で、この時はまだ上神明天祖神社でした。限定御朱印ということで大変に混雑しており、受付けにたどり着くまでに45分、そこから御朱印を受け取るまでに1時間45分待つことになりました。
蛇窪神社の由緒とご利益
1322年の武蔵の国の大干ばつの際、大森の厳正寺の僧侶が付近にある龍神社に雨乞いの祈願を行ったところ大雨が降り、それに感激した人々が蛇窪に神社を勧請したことが神社の起源とされています。
昭和初期までこの地は蛇窪という地名で呼ばれていました。当時は著しく蛇行した水路があったということですから、そのような地形に由来したのでしょう。しかし1932年(昭和7年)にこの辺りが東京市に編入する際、「蛇」は都市の名として不適当であるとして改名されました。
当時の社名は神明社で、1644年に蛇窪村が上蛇窪村と下蛇窪村に分かれた際、下神明天祖が分社されて上神明天祖神社となりました。2019年5月1日より神社名を蛇窪神社としています。
ちなみにこちらでは蛇窪神社、白蛇弁天社、伏見稲荷社のそれぞれの御祭神を総称して「蛇窪大明神」と奏称しています。
白蛇を見たら幸運が舞い降りる、金運に恵まれるというのはよく聞くお話です。境内のあちこちに白蛇が置かれている蛇窪神社はスピリチュアルの点でも強力なご利益があるようです。
現在では近隣の商店街も「スネークタウン」として蛇を町おこしの手段として活用しています。
アクセス
交通
浅草線・大井町線中延駅徒歩約6分
横須賀線西大井駅徒歩約8分
地図
大井町線沿線の寺社
錢回しと錢洗いが印象的な境内
大鳥居
もともとこちらには大正初期に建てられた銅製の鳥居がありましたが、安全性を考慮して2018年に解体されました。現在の鳥居は鎮座700年を記念して2019年に建立されたものです。
拝殿
1945年に東京大空襲により境内が全焼し、現在の社殿は1961年に再建されたものです。
本殿
錢回しと錢洗い
200円以上の初穂料を納めて種錢を一つ取ります。
種錢を石臼の上の盃にのせて時計回りに3回廻します。
ザルに白蛇種錢と自分自身の種錢をのせて錢洗い所の水鉢に浸して清め、ザルを持って白蛇辯財天社にお参りします。白蛇種錢は財布に入れ、自身の種錢は自宅に持ち帰って保管すると金運のご利益を頂けるとされています。
境内社
白蛇辯財天社
鎌倉時代に社殿の左側にあった清水の湧く洗い場に白蛇が住んでおり、洗い場が無くなると現在の戸越公園の池に移り住みました。あるとき地元の有力者の夢枕に白蛇が現れ、元の場所に戻すよう懇願されたことから神社内に池を掘り、弁財天を建立したということです。
撫で白蛇
脱皮する白蛇のように再生・気力の復活・開運のご利益があるとされています。
蛇窪龍神社
この地で1000年以上の歴史があるという蛇窪の守護神を祀っています。
伏見稲荷社
1322年の大干ばつの際に実施された雨乞いに基づいて祀られたものです。
願いが早く叶かどうか占う「おもかる狐石」が置かれていました。
テーマパークに似た明るい雰囲気だった
御朱印集めを始めたばかりの5年前、こちらがまだ上神明天祖神社だった時にお参りしたことがありますが、その頃と比べると境内が全面的に整備されており、何やらテーマパークに似た明るい雰囲気となっていました。
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