円応寺の御朱印は極太過ぎて神の表面がよじれる - 全国の御朱印を制覇したい!!

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円応寺の御朱印は極太過ぎて神の表面がよじれる

円応寺の魅力は御朱印帳を破かんばかりにたっぷりと墨を含ませ、ありえないくらい超極太で書かれた御朱印で知られています。ド迫力の閻魔大王像をはじめとして境内は見どころで一杯でした。

御朱印の極太過ぎて紙の表面がよじれる

十の交差している部分超極太の筆にたっぷりの墨を含ませて書くため、「十王」の十の交差している部分の紙の表面がよじれてささくれ立つのが円応寺の御朱印のお約束です。

御朱印帳の裏側使用している豊川稲荷東京別院の御朱印帳は紙質が素晴らしく、円応寺の超ド級の御朱印をしっかりと受け止めましたが、それでも若干裏まで染みてしまいました。現在は書置きなのでそういう心配は不要のようです。

御朱印所

円応寺の拝観受付

円応寺の御朱印は山門をくぐって左手にある拝観受付です。久しぶりにお参りしてみると円応寺の御朱印も書置き対応となっていました。コロナ対応のための一時的なものなのか恒久的なものなのかについては全く不明です。

志納金500円

御朱印

円応寺の書置き御朱印

「十王」の十の交差している部分の紙の表面がよじれてささくれ立つのは書置きでも変わっていません。

過去に頂いた御朱印

愛好者の間では有名な円応寺の超極太の御朱印

これが愛好者の間では有名な円応寺の超極太の御朱印です。これ以上の極太御朱印を私はまだ見たことがありません。御朱印帳を選ぶ際はくれぐれも紙質に注意しましょう。上質の紙でなければ円応寺の御朱印は受け止められません。

極太御朱印の記事

www.goshuinbukuro.com

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アクセス

交通

横須賀線北鎌倉駅徒歩約14分

地図

撮影可能な境内の見どころ

円応寺は当初は現在の鎌倉大仏の東側に建てられていたようです。その後材木座のあたりに移転して新居閻魔堂として信仰を集めていましたが、1703年の元禄大地震とそれに伴う津波で建物が大破してしまい、その翌年に建長寺の向かい側の現在地に移転しました。

以前お参りした際は境内全域撮影禁止でしたが、いつの間にか撮影可能となっていました。本堂内も大丈夫とのことでした。

山門

円応寺の山門

閻魔大王像をご本尊としているにも関わらず「南無地蔵菩薩」というのぼりが立てられていますが、日本の仏教においては閻魔大王は地蔵菩薩の化身であるとされているということです。悪人に対する際にお地蔵様では舐められるので閻魔大王に化けるのです。

本堂

円応寺の本堂

本堂内も撮影可能なようでした。

閻魔大王坐像

正面には閻魔大王坐像が安置されています。

八人の王の像

八人の王の像

閻魔大王坐像を囲むように壁に沿って八人の王の像が並び合わせて十王と呼ばれています。(初江王像は鎌倉国宝館に寄託)

重要文化財の閻魔大王坐像

閻魔大王坐像は国の重要文化財で運慶作と伝えられています。

冥界で死者を取り調べる十名の王

十王とは死後に出会う十人の王で、七日ごとに七回、さらに百日、一周忌、三回忌と合計10回それぞれの王の取り調べを受けるのです。
七日目  秦広王
十四日目 初江王
二一日目 宋帝王
二八日目 五官王 ここまで生前の罪を取り調べられます。
三五日目 閻魔大王 これまでの取り調べの結果に基づき生まれ変わり先を決めます。
四二日目 変成王 生まれ変わる場所を決めます。
四九日目 泰山王 男女と寿命を決めます
百日目  平等王 貪りの心を慎むことを誓う
一周忌  都市王 怒りの心を慎むことを誓う
三回忌  五道転輪王 愚痴の心を慎むことを誓う
こうして来世の安楽につながります。

閻魔大王は日に三度融けた銅を飲まされている

閻魔大王は死者を裁いて生前に罪を犯したものを容赦なく地獄へ落とすわけですが、そのこと自体が閻魔大王にとっての業であるそうです。ここでいう業は悪行という意味になると思います。それに対する報いとして閻魔大王は日に三度ドロドロに融けた銅を飲まされるという責め苦を受けているということでした。
死者を地獄に落とすことは閻魔大王にとっても大変な苦痛を伴うものなのですが、職務に忠実な大王は悪事を働いたものを見逃すことがどうしてもできないのです。閻魔大王を苦痛から救うためには人類が全員罪を犯さないということが必要なのです。

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