海老名の有鹿神社(あるかじんじゃ)では「パンダ宮司」や「ネギの禰宜」が話題になっており、御朱印にも御朱印帳にもパンダやネギが描かれています。また境内の至る所にパンダが置かれています。
有鹿神社の由緒
相模川支流の鳩川沿いに形成されたこの地域は古来より水に恵まれており、この地域に豊かな恵みをもたらす豊かな泉は水神として人々の信仰の対象となりました。古代語で水を意味していたのが「有鹿」であったことからこの地域は有鹿郷と呼ばれており、時代は不明ですが地域の農耕の豊穣と安全を祈って「水引祭」が行われるようになりました。それによって創建されたのが有鹿神社だといわれています。飛鳥時代の664年に国家的な祭礼を行った記録が遺っています。
平安から鎌倉にかけて地元の武士団である海老名氏の崇敬を受けて大いに繁栄し、広大な神領に美麗な社殿を構え、神宮寺である総持院と合わせて十二の坊舎が立ち並んでいたといいます。そのため現在のJR相模線社家駅にあたる場所まで参道が延びるほどでした。
鎌倉幕府滅亡の際に新田義貞によってことごとく焼き尽くされ、社領も略奪されることにより有鹿神社は衰退します。その後室町幕府滅亡直後の1575年に「水引祭」が復活し、江戸時代になると徳川家康から寄進を受けるなど神社は少しづつ再興しました。
近年になって境内の整備が進んでいます。
御朱印にもパンダやネギが描かれている
御朱印所
この日は初詣期間中であったことから御朱印所は別に設けられていました。
御朱印も多種多様です。
通常の有鹿神社では社務所から少し離れた場所にある事務所に神職が常駐しており、電話で連絡を入れれば神社まで書きに来てくださいます。(電話番号は貼り紙に書かれている。)
都合が合わない場合は社務所前に置いてある書置きを頂くことができます。
初穂料500円
御朱印
あえてパンダが描かれていない御朱印を選びました。
過去に頂いた御朱印
日付が入っていませんが、平成30年6月30日だったと思います。
オリジナル御朱印帳
有鹿神社では表紙にパンダ宮司やネギを描いたオリジナル御朱印帳も販売しています。
Twitterで話題の「パンダ宮司」
有鹿神社では水色の狩衣と白袴に身を包み、パンダのかぶり物をした謎の宮司が度々目撃されてTwitterで話題になり、「パンダ宮司」としてテレビで紹介されるまでに有名になっています。
宮司が色白タレ目メガネでパンダっぽいということからもともと「パンダ宮司」と呼ばれており、優しい神社を目指すという意味も込めて神社のキャラクターとしています。
最近ではそれに加えてネギかぶり物をした「ネギの禰宜」も出現するそうです。
この日は初詣期間と言うことで、パンダ宮司はかぶり物を取って境内のあちこちで挨拶に追われている様子でした。
アクセス
交通
小田急線海老名駅徒歩約15分
地図
周辺の寺社
有鹿神社の境内
一の鳥居
鐘楼
「神社でなぜ鐘楼?」と思いましたが、いくら調べてもわかりませんでした。神仏混交時代の名残かもしれません。
神楽殿
拝殿
本殿
境内社
三社様
日枝神社・稲荷神社・諏訪神社を祀っています。
有鹿天神社
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