日傘と言えば女性のものだったのも、今は昔。近年の夏がヤバい暑さであることも手伝って、メンズの日傘も一般的になってきました。2021年から2023年にかけて男性用日傘の売れ行きが500%になったというデータもあるほど(出典:東洋経済ONLINE)。
かくいう私も日傘の愛用者。いま愛用しているのは、Wpc の Type : LIGHT&SLIM。ただの日傘というだけでなく、機能性と携帯性に優れた日傘なんです。本記事ではこのLIGHT&SLIMをレビューしつつ、何が良いのか?大きさはどれぐらいなのか?Wpcってどういう会社?などについて解説していきます。
Wpcってどんな会社?
株式会社ワールドパーティー(Wpc.)は、レイングッズやファッション雑貨を製造・販売する会社。本社を大阪におく日本企業です。2004年にオリジナルブランド「w.p.c」を立ち上げ、2014年からはユニセックスライン「Wpc.」の展開を開始。非公開企業を除くと、傘ブランド単体では国内トップの売り上げを誇ります。
「Wpc.IZA」は2021年にスタートした男性向け晴雨兼用傘ブランド。イメージキャラクターに窪塚洋介やオダギリジョーを採用し、2023年には40万本の売り上げを達成しています。
耐久力のある高撥水など機能性はもちろん、デザイン性にも定評アリ。ドラえもんやスーパーマリオ、ハローキティなどコラボレーションも積極的に行っているほか、イメージキャラクターとして毎年人気のモデル/タレントを起用するなど、アプローチは多角的。一言で言えば「ブイブイいわしてる企業」です。
Wpc LIGHT&SLIM レビュー
外観レビュー
こちらが Wpc LIGHT&SLIM。カラーは6色展開で、今回はグレーを紹介します。他にオフホワイト、ネイビー、ブラウン、ブラック、ベージュの展開があります。LIGHT&SLIMは晴雨兼用なので、日傘にも雨傘にも使用できます。
「LIGHT & SLIM」と名乗るだけあり、収納状態では軽量&コンパクト!重さ約190g、収納時の横幅約5cmと、IZAブランド史上でもっとも軽量でスリムなフォルムとなっています。
収納ケースにはジッパーがついています。折り畳み傘って収納に手間取ることも多いものですが、このジッパーは収納/取り出しを簡単にしてくれる優れモノ。またカラビナ付きで、カバンなどに引っ掛けて持ち運ぶことができるようになっています。
どちらもちょっとした工夫ではあるんですが、意外と見たことがないアイデア。進化の余地が無さそうなアイテムに新たな視点を持ってくるあたり、大阪企業って感じがします(偏見)。
機能性レビュー
こちらが開いたところ。コンパクトな折り畳み傘は3つ折りが多いですが、LIGHT&SLIMは2つ折りで開閉が簡単。またイージーオープン仕様が採用されているので、閉じるときに手でポキポキ骨を折る必要がありません。らくちん。
開いた時の直径は90cm。かなり小さいと予想していましたが、実際に広げてみると想像以上に大きく感じました。筆者は身長180cmのガッチリ体系ですが、問題なく全身が覆えていますね。
日傘としてはもちろん、雨傘としても緊急用なら全く問題のないでしょう。日傘に、にわか雨対策に、夏にバッグに入れておくには最適なサイズ感です。
裏生地にはポリウレタンコーティング加工が施されています。UVカット率、遮光率は100%。これはグレー以外のカラバリでも同じです。遮熱性も優秀なので、夏の炎天下でも攻撃的な暑さから体を守ってくれます。
雨傘に使えると謳ってるわけですから、もちろん撥水機能も持ち合わせています。LIGHT&SLIMはJISによる撥水試験(JIS L 1092)で最高等級である5級を獲得。また防水加工試験(JIS L 1092 A法)で10,000mmH20 以上の耐水性が認められるなど、最高等級の撥水力と言って差し支えない成績を残しています。
体がしっかり覆える大きさがあって、生地には多層コーティングが施されて、なおかつ重さが190g。機能性とコンパクトさを兼ね備えているのが、LIGHT&SLIMのスゴいところです。
サイズ感比較
大きさの比較として名作である「モンベル トレッキングアンブレラ(55)」と「ユニクロ ウルトラライトUVカット コンパクトアンブレラ」と比較します。モンベルの展開時直径が97cm、ユニクロが90cmです。
Wpc LIGHT&SLIMの直径は90cm。ご覧のようにサイズ感的にはユニクロの傘に近いですね。一般的な折り畳み雨傘と比較しても大きさは劣っていないので、雨傘用途の大きさとしてもやはり十分、と言っていいのではないでしょうか。
外で使ってみる
外で使ってみます。撮影時はシーズン的には梅雨でしたが、直射日光が痛いほどの炎天下。気温は36度に上っていました。日傘ってUV対策、日焼け防止のために使うものと思ってましたが、実際使ってみると結構涼しいことに驚き。「攻撃的暑さから体を守る」と謳い文句に偽りなしでした。木陰に入る以上に涼しいです。
帽子の方が手が空くやん!と思ってましたが、帽子のように頭もムレないしファッションを選ばないし、普通に快適かも…!今後のスタンダードになっていきそうです。
完全遮光というだけあって、生地は日光をまったく通しません。UVカット効果はもちろんのことですが、目にも優しいという点がポイント。強い紫外線は目にもダメージを与えるため、疲れ目になりやすいと言われています。目が開けられないような日差しの下でも、LIGHT&SLIMの下なら問題なしです。
炎天下を歩くとき、お店に並ぶときなどでも、日傘が1本あると快適さが全然違います。街歩きだけでなく、通学/通勤、レジャーなど活躍シーンは多様。熱中症は命に係わるので予め準備を!
カラビナ付きでカバンに引っ掛けられるのも便利。屋内/屋外を出たり入ったりするときなど出し入れが簡単になりますし、雨傘として使った時には濡れた傘をカバンに入れずに済みます。小さいカバンでも引っ掛けて携帯できる、というのもありますね。思った以上に便利~。
昭和生まれなのでメンズの日傘にはそれなりに抵抗がありましたが、一度使ってしまえばこんな便利なものはありません。なんで抵抗を持ってたんだろう…?と自分でも不思議になるほど。最近はいつもカバンに入れて持ち歩いています。UV対策・遮熱効果・眩しさ対策・急な雨も防げる。酷暑である最近の夏には、必携の一本です。
まとめ
ひと昔は抵抗があった「メンズの日傘」。軽くて小さい割に広げると大きくて、日差し対策/UV対策に超有効。雨傘としても優秀なので、まずは折り畳み雨傘の代替として使ってみるのがオススメ。急な雨&ヤバい日差し、どちらの緊急時にも使える携帯傘となってくれるでしょう。ジッパーとカラビナが付いているのも便利です。
メンズ向けに展開されているアイテムですが、ミニマルなデザインでユニセックスに使えるデザイン。カラバリが豊富で見た目も四角ナシ。もはや夏の必需品と言える品になったかも。
傘の国内売上トップシェアだけあって展開が広く、百貨店のほかホームセンターや雑貨店まで取り扱いがあります。大手ECサイトならどこでも取り扱いアリ。カラーにもよりますが、Amazonなら10~20%割引で販売中です。
今回はこれにて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。