暑い夏の靴、何を履いてますか?私はもっぱらカスタニエールのエスパドリーユを履いています。エスパドリーユは底が麻紐で作られたキャンバス地のスリッポンシューズで、素足でカジュアルに履けて、通気性がよく涼しいのが特徴です。
本記事ではカスタニエールのエスパドリーユを紹介しながら、カスタニエールってどういうブランドなのか?サイズ感はどうなのか?実際履くとどういうスタイリングになるのか?などについて詳しく紹介していきます。
カスタニエールってどんなブランド?
出典:https://castaner.com/en-us
カスタニエール(Castañer)は1927年にスペインのカタルーニャ地方で設立された老舗です。1960年代中盤に、かのイヴ・サンローランから依頼を受けエスパドリーユを作ったことで一躍有名になりました。主力はやはりエスパドリーユ。女性向けシューズを中心に、多様なエスパドリーユを展開しています。
多くのプロセスがハンドメイドで行われ、「MADE IN SPAIN」にこだわって作られているエスパドリーユ。ガイモやサルディといった他のエスパドリーユブランドと比較すると、やや高価格帯のラインナップです。エスパドリーユにおいては高級ブランドの立ち位置だと言っていいと思います。
カスタニエール エスパドリーユレビュー
ビッグサイズがあるのが魅力
今回紹介するエスパドリーユのサイズはUS10.5、日本サイズで29.5cmというビッグサイズです。私は足が大きいのでフィットする靴を選ぶのも一苦労で、エスパドリーユも例外ではなく全然サイズがありません。その点、カスタニエールは30cmまで作ってるので、足が大きい方にもオススメ!他ブランドも見習ってほしい!
早速ですが、私がカスタニエールを愛用しているのはビッグサイズを作ってるから、という理由が一番デカいです。30cmなんてサイズ、作ってるメーカー他にないんですよね…。
開封!
こちらが今回購入したエスパドリーユ。ご覧の通り、遠目にはシンプルなスリッポンです。
エスパドリーユの定義は、ソールがジュート(麻)であること。そういうわけでエスパドリーユのソールは麻色のものが多いのですが、毎年履いて飽きてきたので今回はオールブラックをチョイス。ソール部分のジュートも黒に染まったものが使われています。
編まれたジュートのインソールが、エスパドリーユの特徴。通気性がよく涼しく、ドライな質感で足の裏が気持ちいい。クッション性も担保されています。かかとの部分にはブランドロゴが型押しされています。
ソール部分が麻、と言っても、昨今のエスパドリーユのアウトソールはゴム製がスタンダード。麻で作られているのはインソールとミッドソールまででしょう。本来エスパドリーユは水に弱いものでしたが、靴底がゴムなことで耐水性はもちろん、歩き心地や安全性も向上していて、普通の靴のように歩けます。
フランス製のエスパドリーユはアウトソールまで麻のものが多い…と聞いたことがありますが、いまだにお目にかかったことはありません。今もあるのかな…
生地は大きくコットン製とスエード製に分かれていて、人気も二分しています。今回は通気性に優れたコットン製をチョイス。
一方で、スエード製は高級感と耐久性に優れています。甲乙付け難かったのですが、今回は「夏っぽさ」を重視してコットン製を選択しています。
スタイリング・サイズ感
というわけで試し履きした様子。無事に私の大きな足も収まりました。涼し気な見た目はいつものまま、ソールが麻色でないことで少しモードな印象になりました。
カスタニエールのサイズ感については口コミもマチマチで「大き目」という方も多いです。取り扱い店舗も少ないので、初回購入はサイズ交換可能なオンライン店舗で購入するのがオススメです。
外で履いてみた様子
7月の夏真っ盛り、エスパドリーユを素足で履くのが気持ちいい季節。履き心地は今まで使ってたカスタニエールのエスパドリーユと全く同じ。歩きやすくて、素足でも足がムレない。涼しいというより、爽やかで快適と言ったほうが適切かも知れません。
使用感覚としてはスニーカーとサンダルの相の子といったところ。良いトコ取りと言ってもいいかも。踵を踏めばサンダル代わりに使えますし、ちゃんと履けばしっかり歩きやすい。玄関にチョイと置いておけば、夏場の便利な相棒として活躍してくれます。
街歩きとか、ちょっとそこまで~ぐらいの距離なら楽勝レベルの履きやすさ。カスタニエールは見た目もオシャレなので、適当なモノ履いてる感は全然ナシ。やっぱ夏はエスパドリーユよね。
スニーカーぐらい歩きやすいはさすがにオーバーかもですが、上の写真のように、しなやかで柔軟に、足に追従してくれます。大き目サイズでかうとココの追従が甘くなり踵が外れてしまうので、サイズ感は超重要。個人的にはやや小さめを買って、慣らし履きするのがオススメ。足にピタッとフィットして歩けるようになります。
一度足にフィットしたエスパドリーユは手放せない履き心地!作り的には半ば消耗品ではあるのですが、シューツリーを入れて保管すると型崩れが防げて長持ちします。是非お試しを。
まとめ
エスパドリーユは爽やかで軽快なシューズなのですが、ブランドによってクオリティはマチマチです。老舗高級ブランドであるカスタニエールのエスパドリーユは、カジュアルな使い勝手ながらスタイリッシュ。サンダル代わりにも街歩きにも使えるオシャレさと歩きやすさを兼ね備えた一足です。
難点は国内に路面店がないところ!正規代理店も不在のため、日本向けの公式ホームページすらありません。ゆえにセレクトショップで購入するか、自分で輸入するかのどちらかになります。
通常サイズ(24~28cm程度)なら輸入販売しているショップがたくさんあるので、楽天やYahooショッピングなど大手ECサイトで探せば色々出てきます。見た目が同じに見えてもスエードやコットンなど素材が違ったりするので、説明書きは良く読みましょう。
海外通販で購入する手もあります。円高市場だとやや割高になるのが難ですが、YOOXやFARFETCHなら定期的にセールもかかるので日本で購入するのとあまり変わらない価格で購入できます。ビッグサイズの取り扱いがあるのも大きい。
実際、今回のエスパドリーユはFARFETCHにて購入しました。日本でお気に入りのカラー/サイズが見つからないなら是非!
今回はこれにて。最後までお読みいただき有難うございました。