- 多ドラらしい厚みのあるサウンド
- 高レベルなノイズキャンセリング
- トップクラスの高機能さ
- 高音のカサつきが気になる
- 他のAnkerイヤホンと比べるとコスパは微妙
総合評価 |
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8/10 |
---|
<2022年基準で再評価>
投稿日2021-11-05
更新日2022-07-15
完全ワイヤレスイヤホンコレクターの猫居です。
コレクターならではの『比較』を意識した視点でイヤホンの特徴をお伝えしていきます。
今回レビューするのはAnkerのフラッグシップモデルSoundcore Liberty3 Pro(Amazonリンク)です。
音質面のアピールポイント
- Knowles社製のBAドライバーとダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッドドライバー仕様
- ハイレゾ相当の音質で聴けるLDACに対応
機能面のアピールポイント
- ノイズキャンセリング機能
- マルチポイント対応
- 多機能アプリetc
2022年7月現在でみてもスペック的には高級機を上回るほど魅力的。
そんなSoundcore Liberty3 Proを最新の基準で再評価していきます。
早速結果からみていきましょう。
メイン機能評価
音質 |
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7.5/10 |
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ノイキャン |
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8.5/10 |
外音取り込み |
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8/10 |
装着感 |
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7.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
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携帯性 |
S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
ノイズキャンセリングは1万円台TWSの中でもまだまだ強力な方。
機能性も非常に高くトップクラスに優秀です。
ただ音質面ではやや癖があり万人受けではない印象。
2022年に入って1万円台でもかなり高音質な完全ワイヤレスイヤホンが増えてきました。
それらと比べるとどうしても粗さが目立つ印象です。
同じくらい多機能で音質的にも整っているJBLのLIVE FREE2がより低価格で出てしまったのも相対的に評価を下げる一因ですね。
詳細な評価については目次より各項目をご覧ください。
Anker Soundcore Liberty3 Proの詳細レビュー
スペックチェック
連続再生時間 |
約6時間(ANC使用時) 約24時間(ケース込/ANC使用) |
コーデック | SBC・AAC・LDAC |
防水性能 | IPX4 |
機能 |
ノイズキャンセリング機能 外音取り込み機能 マルチポイント ワイヤレス充電 |
専用アプリで出来ること |
ノイキャン強度調整 風切り音低減 外音取り込み強度調整 イコライザー HearID(音質最適化) 3Dオーディオ機能 操作ボタン割り当て 装着検出 装着感テスト |
欲しい機能はほぼ全て揃っています。
アプリの作り込みもしっかりしていて非常に使いやすいです。
ゲームする人向けの低遅延モードが無いくらいでしょうか。
LDACでの再生はBluetooth接続がかなり不安定になるので室内専用と思ったほうが良さそうです。
外観・付属品チェック
付属品リスト
- 説明書
- USB給電ケーブル
- イヤーピース各サイズ
- イヤーフック各サイズ
- 充電ケース
音質評価
音質 |
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7.5/10 |
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低音・中音・高音と全域に渡って非常に密度の濃い音を鳴らします。
良く言えばハイレベルドライバーらしい厚みともいえますし、悪く言えばやや味付が濃すぎるとも。
特に低音はかなり深みと量感。
適度な緩さがありBoseライクな低音を目指している感じがします。
一昔前に流行った有線の中華多ドライヤホンのような音が好きな人は好みかも。
残念なのが高音がかなり刺激的でカサつくという点。
デフォルトのままだと曲によってはかなり気になると思います。
幸いアプリのイコライザーが豊富なのでカスタムして高音を少し落ち着かせてやることでこの問題はある程度クリア可能です。
ノイズキャンセリング評価
ノイキャン |
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8.5/10 |
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Anker独自の『ウルトラノイズキャンセリング』を搭載。
その効果は強力なノイズキャンセリングの基準となる-40dbの消音力よりさらに強力。
これまでレビューしてきたノイズキャンセリングイヤホンのおすすめと最強がわかる比較ランキングでも1万円台のノイキャンTWSで上位に位置づけています。
小さなノイズならほぼ無音化できますし、大きなノイズに対してもかなりの効果を発揮します。
外音取り込み機能評価
外音取り込み |
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8/10 |
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アプリのアップデートで外音取り込み機能の改善がきていたのでアップデートは必ずしましょう。
アップデートなしでの外音取り込みも試してみましたが、雑味が強く外音も少しマスクされたような聞こえ方で使いづらいです。
アップデート後はそこそこ自然な外音で実用的に使用できます。
イヤホン無しの自然な外音が10とすると11くらいの音量で耳に外音が届きますね。
会話の聞き取りなども十分可能です。
ただやや強調したような音なので長時間外音取り込みモードのままだと耳疲れするかなといった感じです。
装着感評価
装着感 |
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7.5/10 |
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やや大振りなイヤホンなので装着感悪そうに見えますが意外と良いです。
イヤーフックが良い仕事をします。
圧迫感を感じにくい軽めの付け心地。
よほど長時間つけっぱなしにしない限りは耳疲れも心配無いでしょう。
使い勝手についての実感メモ
・操作性
アプリで好きなように操作の設定を変更可能。
イヤホンから全ての操作をコントロール可能で操作性の問題は無し。
・携帯性
ケースの薄さは十分だが、横幅がやや大きめ。
スライド式の開閉方法には特にメリットを感じない。
・便利機能
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電対応
- 多機能アプリ搭載
アプリは高機能かつカスタマイズ性に優れていてとても優秀。
特にイコライザーは選択肢が豊富で変化もつけやすい。
3Dオーディオ機能は微妙。
総評
メイン機能評価
音質 |
|
7.5/10 |
---|---|---|
ノイキャン |
|
8.5/10 |
外音取り込み |
|
8/10 |
装着感 |
|
7.5/10 |
使い勝手評価
操作性 | S・A・B・C・D |
---|---|
携帯性 |
S・A・B・C・D |
便利機能 | S・A・B・C・D |
通話品質 | S・A・B・C・D |
スペック的には高音質・高機能な完全ワイヤレスイヤホンに見えますが、実際は音質そこそこ・高機能なイヤホンといった評価です。
装着感や使い勝手も良く値段を考えれば充分にまとまった性能と言えるでしょう。
特に複数ドライバーによる厚みあるサウンドとLDACで聴くときの音の生々しさは他のTWSではあまり味わえないポイント。
ただ単純にコストパフォーマンスでみると他のAnkerイヤホンよりはやや劣ると感じます。
ドライバー性能とビルドクオリティをあげることでハイエンド仕様としているわけですが‥
(機能面はマルチポイントに対応している以外それほど変わらず)
肝心の音質面でそれほどレベルアップできなかったのが要因ですね。
- マルチポイント対応に魅力を感じるか
- 多ドラ的な厚みある音に興味があるか
この辺がこのイヤホンを選ぶかどうかのポイントとなりそうです。
今回は以上です。
また次回のレビューでお会いしましょう。