クルマ好きな芸能人、著名人インタビュー［俳優、お笑い芸人・石塚英彦］

各界の著名人から好きなクルマの話を聞き出す当コーナー。今回のゲストは、「まいうー」でお馴染みの「石ちゃん」こと石塚英彦さん。バラエティ番組やグルメ番組などでご活躍中の石塚さんですが、じつは料理だけじゃなく、クルマやバイクも大好きなんだとか。今回は、2021年にご自身のYouTubeでも公開した愛車ミニのお話を中心に聞いてきました!
（掲載されている内容はグー本誌2022年2月号の内容です）

1980年代に恵俊彰とお笑いコンビ「ホンジャマカ」を結成後、お笑いライブやバラエティ番組に出演して一躍、人気者に。現在はグルメリポーターの第一人者として活躍中。

乗り込む前から『これください!』って言ってました（笑）

グー　石塚さんがYouTubeで配信された愛車のミニの動画が話題になっていますね。
石塚　あのクルマ、もう20年乗ってるんですよ。
グー　そもそもどうしてミニを選ばれたんですか？
石塚　中学生の頃に、自宅の近所でよく見かけたブリティッシュグリーンのミニがカッコよくて、「大人になったら乗りたいな」ってなんとなく思ってたんです。
グー　憧れを実現したんですね!?
石塚　99年頃でしたか、ミニがBMW製に代わってしまうので、「オールドミニを新車で買うならこれが最後のチャンス」、という話を聞いて、ミニへの思いがよみがえりまして。
グー　販売店へ直行したんですね？
石塚　いえ、一応、奥さんに「大きいおもちゃ買ってもいい？」って聞きました（笑）。ただ、グリーンのミニに憧れてたはずなんですが、実際に販売店へ行ったら、置いてあったツヤツヤの赤い車体にひと目ぼれしてしまって、店員さんには「どうぞ乗ってみてください」と言われたんですが、乗り込む前から「これください！」って言ってました（笑）。
グー　オーナーとして運転した感想はいかがでしたか？
石塚　とにかく楽しいです。まずMTなので、操作している実感があって楽しい。あと車高が低いので、お尻で滑っているような感覚が楽しい。それからカーブなんかで地面に吸い付くように曲がれるんです。まるでゴーカートみたいな運転感覚で、これに乗ると、子どもの頃、ゴーカートに乗った多摩テックの思い出がよみがえりますね（笑）。
グー　さすが名車ですよね。車体も今のクルマにはないサイズ感ですが、そのあたりはどうですか？
石塚　どこへでも入っていけますよ。このクルマが入れない道は、もはや道じゃないと思います（笑）。
グー　やはりデザインもお気に入りなんでしょうか？
石塚　このクルマって、表情があるじゃないですか。仕事でうまくいったときは笑ってくれるし、いまいちのときは「大丈夫大丈夫」って微笑んでくれるんです。ま、僕の気の持ちようですけど（笑）、一番身近なパートナーですね。
グー　それにしても身体の大きな石塚さんが、小さくてかわいいミニに乗っている姿を想像するだけで微笑ましいです（笑）。
石塚　乗り降りするときは息を止めないといけませんけど（笑）、乗り込んでしまえば結構楽なんですよ。頭だって天井にぶつかりませんし……あ、パパイヤ（鈴木）を隣に乗せたときは、アフロが当たってましたけど（笑）。
グー　お話を伺っていると、本当にお気に入りなんだと伝わってきます。
石塚　乗ると気分がよくなるし、気分がいいときに乗りたくなるクルマなんです。
グー　では、そんな石塚さんにとってクルマの原体験とは？
石塚　父親がバスの運転手だったんですが、その影響もあって子どもの頃からクルマは好きでしたし、ミニカーでよく遊んでいましたね。家にマイカーはなかったんですが、一度父が知人のクルマを借りてきて、トヨタの……パプリカでしたっけ？
グー　それは野菜です（笑）。パブリカですね。
石塚　それそれ（笑）。あのときは家族で乗らせてもらって、乗用車に乗ったのが初めてで、本当にうれしくて興奮した覚えがあります。
グー　では、初めて購入されたクルマはなんだったんですか？
石塚　じつは免許を取ったのが遅くて、すでに仕事をしていたんです。で、TBSさんのあの番組で、いつも「パージェーロ！」って聞いていて、実際に自分も乗ってみないとと思って、パジェロを買いました（笑）。
グー　そうだったんですね（笑）。では次のクルマは？
石塚　パジェロの2代目で、今度はディーゼルにしました。その後は家族のためにもデリカスペースギアを買ったりして、現在はミニのほかにデリカD：5にも乗っています。
グー　D：5を選んだ理由は？
石塚　多人数乗車ができて4WDという条件で選んだんですが、選択肢がD：5かハイエースだったんです。けど、ハイエースだと撮影現場で技術さんと間違えられそうなんで、D：5にしました（笑）。

50万回以上再生でバズった 石ちゃんミニの破壊力とは?

「石ちゃんねる」を要チェック!
　石塚さんのYouTubeチャンネル「石ちゃんねる」が好評だ。食いしん坊ならではのグルメリポートだけにはとどまらず、愛車のミニやSR400についても、おもしろおかしく、そして愛情たっぷりに紹介されている。本誌では紹介しきれなかった、「サーロインステーキ」、「招き猫」、「GBステッカー」などの話も聞ける。ちなみに、愛車の「かわいさ」にメロメロな石塚さんに、「速さへのこだわりはないんですか？」と聞いたところ、「速さ（を求める）なら新幹線のほうが速いですから（笑）」との答えが返ってきた。石塚さんらしさ炸裂！

石塚英彦さんの思い出に残る愛車たち……

三菱 デリカD:5（現行型）
中古車中心価格帯：30万〜440万円
高い悪路走破性能を持つ多人数乗車が可能なミニバン。暑がりのため（？）寒冷地でのロケが多い石塚さんにとって、4WDは必須とのこと。

ローバー ミニ（最終型）
中古車中心価格帯：70万〜230万円
1959年に誕生した世界的名車。石塚さんが20年以上乗り続ける愛車だが、路上で止まってしまうようなトラブルは皆無だったそう。

三菱 パジェロ（2代目モデル）
中古車中心価格帯：70万〜160万円
当時のクロカンブームの立役者となった人気モデル。石塚さんは初代、2代目と乗っていて、「空気抵抗とか考えないデザイン」が好みなんだとか。

※中古車価格はグーネット 2021年11月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。