インタビュー
更新日:2022.03.25 / 掲載日:2021.11.10
クルマ好きな芸能人、著名人インタビュー[ロック歌手・サンプラザ中野くん]
各界の著名人から好きなクルマの話を聞き出す当コーナー。今回のゲストは80年代後半から90年代にかけて一世を風靡した大人気バンド「爆風スランプ」のボーカル、サンプラザ中野くん。すでにスバルファンの間ではスバル車への造詣が深いことで知られていたが、今回はスバル車にハマった理由や、愛車である新型レヴォーグのカスタマイズなどについて語ってもらった。
(掲載されている内容はグー本誌2021年12月号の内容です)
千葉県出身のミュージシャン。「爆風スランプ」の活動休止後も幅広い分野において活躍中で、健康や株式投資にも深く精通。90年代後半からスバル車を乗り継いでいる。
これより高いクルマを買う理由がよくわかりません(笑)
グー 中野さんは芸能界随一のスバリスト(熱狂的スバルファン)として、一部マニアの間でも知られていますが、現在の愛車はやはりスバル車なんですね!
サンプラザ中野くん(以下、中野)新型のスバル・レヴォーグです。
グー 最近はYouTube動画でも、スバル車愛がかなり炸裂しているようですけど、そもそもスバル車に目覚めたきっかけとはなんだったのでしょう?
中野 昔はVWビートルのオープンカーなどスタイリッシュな輸入車を中心に乗り継いでいました。親戚のクルマ屋さんから、特にこだわることもなく深く考えずに買っていたんですね(笑)。けど、30歳くらいの頃からスノーボードを始めて、当時の愛車だったメルセデス・ベンツの190Eでは、急峻な山道を走るのに辛さを感じるようになったんです。それに雪道でスタックしてしまうのにも懲りまして、次はパワフルな四駆のワゴンだと。
グー 四駆のワゴンといえばスバル、というのは自然な流れですね。
中野 父の知人がスバル1000に乗っていたり、中学時代の技術の先生がスバル360に乗っていてスバル車の優秀さをよく語っていたこともあって、もともと親近感を抱いていました。それに加えて、水平対向エンジンを積んだFFベースのパッケージングのよさなど、スバル車にはいいイメージがあったんです。
グー スバル車を試乗されたご経験もあったんですか?
中野 友人が所有していた初代レガシィツーリングワゴンは、走りのよさに感心したことがありましたね。90年代当時のインプレッサはWRCでも活躍していましたし、セダンより荷物が積めるインプレッサWRXスポーツワゴンを買いました。
グー 実際に購入したうえで、そのよさを実感して完全にハマったと?
中野 そうですね。ルックスのよさに加えて、アクセルを踏んだときの反応の速さなど〝意のままに操る〟感覚がすごく気に入りました。雪道なんかでも安心して気持ちよく走れますしね。
グー 初代WRXワゴンはどれくらい乗られたんですか?
中野 10年以上ですね。想像以上にいいクルマで、初めて長く乗ろうと思ったクルマでした。当時、愛読していた某自動車誌の「10年10万㎞ストーリー」という連載に取り上げてもらうことを目標にしていたんですが、10万㎞到達寸前で、その雑誌が休刊になってしまいました。
グー 書籍にもなっている有名な企画でしたが、残念でしたね。その後もスバル車を乗り継いだんですか?
中野 初代WRXワゴンの次は初代レヴォーグ、さらに現行型XV、そしてこの新型レヴォーグです。
グー そろそろ納車から1年になるようですが、印象はいかがですか?
中野 クルマ全体の出来もよいのですが、なんといってもアイサイトXの制御の素晴らしさに感動しています。あと「GT EX」というグレードで新車でも350万円以下ですから、コスパは最高ですよ。
グー 同レベルの運転支援システム付きの四駆は、スバル以外だともっと高くなりますしね。
中野 これで十分以上なのに、スバル車より高いクルマを買う意味がよくわかりません(笑)。投資家の間では神のような存在であるアメリカのウォーレン・バフェットさんもスバル車に乗っていますから。
グー 世界的な投資家も、走りのよさや安全性の高さを評価してスバルを選んでいるのですね!
中野 私も、アメリカ在住の友人にフォレスターを買わせたり、地味に布教活動中です(笑)。
グー カスタマイズもされているんですか?
中野 STIのパーツを装着していますが乗り心地がスイートになったり、乗り味が上質になる効果を実感しています。上級グレード用の減衰力可変ダンパーがないのは寂しいですが、これで不満はなくなりました。
グー では今後、乗ってみたいクルマはありますか?
中野 来年にも発売するという電気自動車のソルテラですね。はたして電気自動車でスバルらしさがどこまで発揮されるのか。駆動が電動化されてアイサイトの制御がさらに緻密にできるそうなので楽しみです!
フレキシブルパーツを付ければ値段が倍以上の高級車にも勝てる!
数万円でクルマの乗り味が激変する不思議なアイテム?
メルセデス・ベンツの電気自動車であるEQCも所有するなど、新時代のエコカーへの関心もあり、理解もしている。その一方で、最近になってケンメリのスカイラインをレストアし始めて旧車いじりのおもしろさにも目覚めるなど、ご自身のクルマ趣味の幅は広がっているという。しかし、何と言っても自動車の最高のパワーユニットは、やはり「スーパーカーの心臓部」ということで、とりわけ世界最強クラスの性能と官能性を誇るランボルギーニの12気筒エンジンの野性味と豪快さの魅力に敵うものはなく、身体が動く限り乗り続けたいと語ってくれた。
サンプラザ中野くんが想いを寄せるクルマたち
スバル インプレッサWRXスポーツワゴン(初代モデル)
中古車中心価格帯:40万〜260万円
「スポーツワゴン」という新ジャンルを開拓した名車。中野くんが用途など使用する目的を明確に定めて買った初めてのクルマ。
スバル 360
中古車中心価格帯:90万〜220万円
スバル車の合理性や機能美について語る中学時代の技術の先生が乗っていたことで印象深い。デザインも秀逸で機械遺産にも認定された。
トヨタ コースター
中古車中心価格帯:480万〜620万円
人生最初の愛車は1BOXトランスポーター。バンドの機材車として大活躍し、思い出深いクルマだという(写真、相場は現行型)。
※中古車価格はグーネット 2021年10月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。
CD情報
【新作リリース情報】11月10日にミニアルバム『旅人よ〜The Longest Journey』をリリース。さらに、2年ぶりとなるツアー『爆夢サンちゃんライブS&Pスペシャル2021』も11月26日からスタート。詳しくは、サンプラザ中野くんオフィシャルサイトまで。