まずはリデュース | ワケルネット - 仙台市ごみ減量・リサイクル情報総合サイト

考えよう、ごみのこと

まずはリデュース

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私たちが紹介します!

セツコさん と トメさん

ごみを減らしてエコ・ライフ

こうしちゃ、いられないわ

一体どうしたの、おばあちゃん?

震災後、仙台市のごみが大幅に増えているのよ。日本は石油などのエネルギーも、いろいろな資源もそれに食料も外国からの輸入に頼っているでしょう。それなのに平気でごはんを残したり、使い捨てのものを使ったり、すぐに新しいものを買っては飽きて捨てている。昔から日本人はもったいない、もったいないといって、ものを大切に使ってきたのに、こんなことじゃあ、ご先祖様に顔向けできないわ。

おばあちゃん、嘆いていても始まらないわ。みなさんにごみ減量に協力してもらえるよう、一緒にごみ減量の工夫をご紹介しましょう。ごみを減らして環境に優しい素敵なエコ・ライフを過ごしてもらえるように。

たしかにそうだね。私たちもできることからコツコツと、だね。

「3つのきる」でごみ減量

まずは生ごみの減量から。生ごみもちょっとした工夫やひと手間かけるだけで、大幅に減らすことができるわ。家庭ごみの1/3は生ごみ。生ごみを減らせば、生ごみのいやな匂いがなくなり、ごみ出しも楽になるし。生ごみを減らす合言葉は「3つのきる」、どれも簡単にできることなので、ぜひ覚えて、取り組んでほしいわ。

「3つのきる」というのは、なんだい。

「使いきる」「食べきる」「水気をきる」よ。おばあちゃんの知恵が必要よ。

うれしいことを言うねえ、セツコさんは。よ~し、一丁、やりますか。

食材を使いきるための工夫あれこれ

えーっと、納豆でしょう、たまご、バラ肉、豆腐・・・・・。

おや、セツコさんお買い物?

そうなの、必要なものをメモしているの。

私も昔から、冷蔵庫などを確認して買い物メモをもって買い物するよ。買い物メモがあれば、買いすぎや同じものを買うことを防げるからね。
それから、週1回は冷蔵庫や食材庫を確認して、傷んだ食材や手付かずの食材がないか確かめたり・・・、食材にあった保管方法にも気をつけたいね。

食材にあった保管方法って?

要冷蔵、要冷凍、常温保存と書いてあるものはその指示に従って保存する。大抵の野菜は新聞紙に包んだり、専用の鮮度保持袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておくと長持ちするね。

おばあちゃんは消費期限と賞味期限の違いは知っている?

もちろんだとも。「消費期限」は弁当や惣菜など長くは保存がきかない食品だから期限を過ぎたら食べないほうがいい。「賞味期限」は、卵、豆腐、缶詰など様々な食品に表示されていて、おいしく食べられる期限を示しているんだよ。だから「賞味期限」を過ぎても、すぐに食べられなくなるというわけではないんだね。賞味期限が過ぎてからの期間や保存方法、匂いをかいだり少しだけ食べてみるなどして、食品の状態を総合的に判断して食べるといいね。それから賞味期限が少し過ぎた玉子や生鮮食品は加熱して食べると安心だね。 ただし、一度開封したものは、表示されている期限にかかわらず、早めに食べるようにしたほうがいいね。

野菜は皮ごと食べても大丈夫なんでしょう?

そうさね。大根やにんじん、ごぼう等は皮ごと無駄なく食べられる食材だね。皮の部分は栄養も豊富だし、よく洗って、できるだけ丸ごと活用してほしいね。まずは、無駄なく使い切ることを考えることだね。仙台市では、「モッタイナイキッチン」というサイトを運営しているから、それを見て無駄なく食材を使い切ろうね。

食べきればごみにならない

ふたつめのポイントは“食べきる”、つまり作ったものは残さず食べることね。

そうだね。最近の若い人はダイエットを気にしすぎなんじゃないかしら。わりとごはんやおかずを残す人が多いみたいで残念だねえ。食べ切れる分だけ作ったり、盛りつけたりするは当然だし、出されたものは残さず食べるのが作ってくれた人への感謝を表すことになるんだけどねえ。

残ったごはんやおかずは小分けして冷凍保存しておけばいいですね。今は、冷凍保存からレンジ解凍までできる容器等、便利なものも増えているし。

多く作りすぎちゃって食べ残した料理を別の料理に作り変えるのも楽しいね。

リメイク料理ですね。私、おばあちゃんの作ったカレーうどんやシチュードリア大好きです。

それに、古くなったリンゴやイチゴはジャムにすればおいしく食べられるね。傷んだ食材もうまく使いこなせるようになって一人前よ。あとは、賞味期限が残っている食品をフードドライブに出せば、必要とする人のところに食品が行く、一石二鳥よ。

ごみに出す前のひとしぼり、水気をきることが大切です

おばあちゃん、チラシで何を作ってるの?

これは紙箱だよ。流し台に置いて、生ごみを入れるのよ。これに入れれば、野菜くずなどをぬらさずに済むし、捨てるときも簡単だよ。

生ごみはできるだけぬらさないのがちょっとしたコツですね。

それから、ごみに出す前のひとしぼり、これが肝心だよ。

例えば、我が家では麦茶が大人気ですが、使用後は必ずギュギュッとしぼっています。しぼる前と後を比べると2パックで80gが40gまで減りました。100回麦茶を作れば我が家だけで4kgの減量になります。皆さんもごみに出す前のひとしぼりをお忘れなく!

マイバッグを持ち歩いてNO!レジ袋

最近は、みなさんマイバッグやマイバスケットを持っての買い物が当たり前になってきてうれしいかぎりだねえ。

本当ですね。仙台市だけで、年間5千万枚以上のレジ袋が削減されているんですって。

レジ袋は確かに便利だけど、皆がマイバッグを常に持ち歩けば、レジ袋はもっと減らせる。もらわなくとも済むものならば、もらわないようにしたいね。

使い捨てはもったいない。長く使えるもの、繰り返し使えるものを選ぼう

おばあちゃん、何を作ってるの?

使い古しのタオルでぞうきんを作っているのよ。昔はぞうきんは手づくりが当たり前だったけど、最近はお店で買うんだってね。

良いものを買って長く大切に使う、自分が不要になったら、使ってくれる人にゆずる、使い終わったらリメイクして他のものとして使う、使い捨てではなく、くりかえし使えるものを選ぶ、そんな生活こそ、豊かな生活・・・でしょ?

そのとおりさ。お気に入りだった着物や小さくなった子どもの服をリメイクすれば、思い出も残せるわけだし、きっと心も生活も豊かになると思うのよ。今の人は昔と違っていろいろ忙しいから仕方のない面もあるけれど、工夫して長く大切に使うことは、環境にもいいことでしょ。みんな、ごみの少ない豊かな生活を考えてほしいね。