事例紹介3 吉成台子供会 | ワケルネット - 仙台市ごみ減量・リサイクル情報総合サイト

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事例紹介3 吉成台子供会

子供たちの貴重な学習の場です!

 「集団資源回収は顔を合わせるきっかけになるので、普段から子供たちに声を掛け合い、助け合うことができています」「子供たちが集団資源回収を通じて働くということを学んでいるようです」とは子供会、町内会役員のみなさん。
吉成台子供会のある吉成台1丁目、2丁目は坂道の多い住宅地であり、また、幹線道路に面しているため交通量も多く、子供たちが活動するにはちょっと大変な地域です。活動の継続に苦労も多い中、同子供会は年間を通して毎月各戸回収を続け、平成24年度の年間回収量は集団資源回収登録団体平均の2倍(約36トン)にのぼります。
1.活動内容について
活動が日々のコミュニケーションを育む
 活動は月に1回。保護者や子供たちが定期的に顔を合わせる機会となっていることから、例えば、集団資源回収当日の都合が悪くなった家族がいた場合は、その分をみんなでカバーし臨機応変に対応するなど、活動への参加は強制ではなく、協力して行われています。このため、負担と感じることが少なく、各戸回収を続けることができると話していただきました。
集団資源回収には町内の皆さんの協力が欠かせないことから、地域への感謝の気持ちも生まれます。この日も活動後に感謝のメッセージを添えて指定ごみ袋などを各家庭に配っていました。地域との連携が図られていることから、子供会の各種行事のみならず、小学校でのPTA活動や地域ぐるみの活動もスムーズに進めやすくなっているとのことです。
また、活動の主体となる子供たちにとっては、自分たちの活動の成果が、子供会の各種行事のプレゼントなどにつながっていることで“働くこと”の意義を実感できる、実践的な学習機会にもなっています。

子供会・町内会役員の皆さん
2.活動の様子
資源回収の予定日は回覧などを通じて各家庭に周知するとともに資源回収が予定されている週になると、実施日を知らせる掲示を各集積所に行っています。
(1)回収にはこちらの台車をフル活用。
開始前に資源物を出していなかった方もガラガラという台車の音に誘われて資源物を出していました。   
 (2)みんなで手分けをして、町内を回り、資源を回収します。坂道が多く大変です。
坂道が多く、重い新聞などを運ぶのも一苦労

手分けして各家庭を回ります
(3)回収ルートの途中にある集積所でいったん荷降ろしをします。
1ヶ所だけでこんなにたくさん集まりました。
また次の集積所へ向けて出発します。

最後に、集められた資源物を業者が回収します。
3.取材後記

 活動に参加できる子どもの数が少ない分、一人一人の働きが重要になっていて、坂道が多く、取材するにも一苦労するような状況でも、重い荷物を一生懸命に運んでいる姿が印象的でした。また、交通量も多い地域であり、活動中にヒヤリとすることもしばしば。くれぐれも事故のないよう、安全に注意して活動を続けてください。最後に、取材にご協力いただいた子供会の皆様、ありがとうございました。

(2013.10.17、26取材)