鹿肉と牛蒡のしぐれ汁そばもち入り | ジビエが地域を元気にする 日本ジビエ振興協会
ジビエ料理のレシピ紹介

鹿肉と牛蒡のしぐれ汁そばもち入り

★福井県の越前市には300年以上の歴史がある、山盛りのたたき牛蒡で山盛りの白飯を食べる、伝統行事がありますが、福井県では牛蒡はよく食べられています。

★特に牛肉と牛蒡のしぐれ煮は家庭でもよく食べられており、牛肉と牛蒡の相性はバッチリですが、牛肉に代わり鹿肉で汁多めに仕上げました…鹿もも肉は醤油で煮込むと牛肩ロースと見た目も食感も同じです

★給食ということで、日頃なじんでいる味にちかく仕上げるために、鹿肉の半分の量の牛肉を使用し、鹿肉に馴染むような料理にしました

★牛蒡は良質の食物繊維が豊富で、低カロリー、ミネラル豊富、胃腸の働きを良くするなどの効果が期待できる

★レンコン、きのこ、蕎麦、米粉なども発育期の子供たちには必要な栄養素が豊富に含まれている

★蕎麦もちはクレープと餅の中間のような食感で子供たちには好まれると思います

*子供たちは、いきなりジビエにはなじめないと思います、まず普段口にしている味に近い料理、味付けでなれる事が大切ではないでしょうか?さらに今、なぜジビエを食べるのか、自然の生態系が大きく変化し、森や、里の農作物を荒らす有害獣が急速なペースで繁殖している問題を子供たちに、きちんと説明し農作物や人間の生活を守るために有害獣を駆除し、その命を粗末にせず私たち人間の食料として頂くことを理解させるための食育が必要だと思います。子供たちのほうが大人より理解する能力は高いと思います。

材料・分量(4人分)

材料名 分量
鹿もも肉ブロック 200g
牛肉肩ロース 100g
ごぼう 2本
じゃがいも 中2個
ニンジン 1本
レンコン 100g
まいたけ 80g
土生姜 中1個
そば粉 30g
米粉 30g
だし汁(昆布10×10) 1000㏄
醤油 50㏄
みりん 50㏄
50㏄
調味料:醤油、サラダ油 適量

 

作り方

★しぐれ汁の具材準備
・鹿肉は冷凍の状態で水洗いし、薄くスライスしたあと酒を振り5分後にふき取る
・牛蒡は斜めにスライスし水にさらしておく、ニンジンも同じくらいの大きさにスライス、レンコンはスライスし、酢水に入れておく
・ジャガイモは角切りに、生姜はせん切りにしておく
・舞茸は株を小分けしておく

★蕎麦もちをつくる
・そば粉30g米粉30gを水で溶きペースト状にしておく
*蕎麦アレルギーには米粉のみで対応可

★しぐれ汁を作る…汁多めのしぐれ煮です
・鍋にサラダ油を入れ加熱し、鹿肉、牛肉、せん切りの生姜、その他の具材を入れ炒める
・仕上げの醤油を少量残して、調味料を入れ炒め煮で具材に味を浸み込ませる…しぐれ煮の要領で
・だし汁を入れ煮込んで、火が通ったら蕎麦もちをスプーンですくって丸い形にし汁に浮かべる
・残りの醤油と砂糖で味を整えて仕上げる