ガスエネルギー新聞

GENIX-CN70

196.94

-5.07

3月28日終値

サウジアラムコ社がこのほどLPG元売り各社に通知した4月出荷分のCP(月極め契約価格)は、プロパンが1トン当たり615ドル、ブタンは同605ドルと、どちらも3月分と同値となった。
市況情報

東京ガスが5000円大台に到達

東証3月21日 GENIX-CN70は3週連続で値上がりした。終値196.02は2024年7月19日に付けた過去最高値197.33にあと一息まで到達した。3月末割り当ての配当金権利取りの動きが強まっているようだ。

GENIXーCN70構成銘柄では三菱重工、川崎重工、IHIの重工3社が一段高となったほか、関電工、パナソニックが高値圏で頑強な動きを続けている。3月末割り当てで株式1株を3株に分割する三菱化工機も根強く物色された。

東京ガスが5000円の大台に到達した。一足早く2月18日に株式レーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた大和証券は、総還元利回りの割安感から向こう1年程度の目標株価を5260 円としていた。2025 年度決算は非効率資産の圧縮・売却に伴う一時的利益や費用圧縮も増益要因になりうると指摘。マーケットは早くも、配当水準の引き上げや2025年度の増益予想を徐々に織り込み始めているようだ。

(2025年3月21日配信)

大阪ガスに強気の見方

大阪ガスは3月13日、2025年度グループ経営計画を発表した。同年度はグループ創業120周年に当たる。連結売上高は2兆400億円(24年度見込み比2.7%増)と2期ぶりに2兆円大台を回復し、経常利益は7.8%増の1650億円、純利益は13.4%増の1270億円と2期ぶりの増益転換を計画する。国内では電力事業、海外ではインド事業の拡大を見込む。

国内エネルギー事業はガス販売量がほぼ横ばい、電力販売量は微増を見込む。供給件数はガス小売が1万件増の510万件、低圧電力は8万件増の208万件を計画。電力事業は姫路発電所1号機が2026年1月に、2号機は同年5月に運転開始予定。国内火力発電容量は現在の200万㎾から、25年度260万㎾、26年度320万㎾に高める。

海外では2025年度の年間ガス販売量を1.7億㎥増の5.4億㎥とする。2030年度に国内販売量の半分程度に当たる約35億㎥へ拡大する目標を掲げる。

株主還元については、株主資本配当率(DOE)3%を基準とした累進配当と、機動的な自己株式の取得により、資本効率の向上を図るとした。年間配当金は10円増配し105円とする。14日の株価はしっかりとした値動きを示している。

株式市場では追加的な株主還元を期待する声が根強い、、、この続きはプレミアムコンテンツ>分析記事でお読みいただけます

(2025年3月17日配信)

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【速報】「事業構造変革を加速」新中期経営計画を発表/東邦ガス

東邦ガスは27日、2025年度から27年度までの3カ年のグループの中期経営計画を発表した。現行中計で目標に掲げていた「連結経常利益250億円」「ROA(総資産利益率)3%」を3カ年連続で達成する見込みで、主要目標の達成に目途が立ったとして1年前倒しで新たな中計を策定した。4月に社長に就任する山碕聡志専務が新中計について説明。コア事業(都市ガス・LPガス事業)に1100億円を投じるほか、中長期的成長をけん引する戦略事業には現行中計比で約2倍の1300億円程度を投じ、「事業構造の変革を加速させる」と語った。コア事業の効率化や収益力強化、電気事業・海外事業の規模拡大、地域価値創造ビジネス群の事業利益の拡大などを図り、27年度に連結経常利益300億円(コア事業180億円、戦略事業100億円)の達成を目指す。

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