20世紀が製造業を基盤とした高度経済成長に支えられた「工業社会」であったとすれば、
21世紀は人間性を回復し地球と共存していく時代であり、私達の”心”の豊かさを求める 「知価社会」であるといえます。
そしてその基盤となるのがソフト産業(コンテンツ産業)であり、
特にエンターテインメント・コンテンツは21世紀型の重要な文化産業と捉えられ、国を挙げて産業振興を推進しています。
世界のパラダイムシフトが一気に加速する今日、多様性あふれる豊かな創造力が期待されるコンテンツ産業において、
映画はその中核に位置する重要な産業・文化の一つに位置付けられています。
当社が1986年に創業して以来、独立系映画配給会社として歩んできた34年の道程は決して平坦ではありませんでしたが、
幾多の荒波を乗り越えながら、この産業の一翼を誇りをもって担ってきました。
ここ青山の地に社を構えて、丸10年が経過した今、ギャガが志すのは、「世界でトップクラスの映画会社」です。
この10年間に、是枝裕和監督作品「万引き家族」のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞の快挙や
数多くのアカデミー賞作品の配給等により、世界の映画業界における当社の存在感は飛躍的に高まっています。
当社の原点である映画配給業を主軸に据えつつ、海外セールス、映画・映像製作などのビジネスフィールドにおいて、
独立系企業ならではの自由な発想と機動力を一層発揮し、
日本国内のみならず世界からリスペクトされるエンターテインメント企業でありたいと考えています。
また、5G、6G時代のホーム・エンターテインメントのニーズに応えるべく、
多様な映像関連ビジネスやプラットフォームにも、
慣習や常識に囚われることなく柔軟に対応し、弾力性ある経営を目指します。
当社は次のような経営理念を掲げています。
特異性ある創造により、「素晴らしい映画文化と映像産業に貢献」し、
・社会に認められ、社会に貢献できる企業
・会社とステークホルダーに繁栄をもたらす企業
・社員の自己実現と幸福をもたらす企業
を目指します。
社会のトレンドがどのように変化しようと、
全役職員がこの経営理念を理解し 会社と自分自身に誇りを持ち、
自己実現できる企業風土を構築したいと考えています。
会社にとって最も大切な資産は「人財」です。少数精鋭の役職員をはじめ、
ギャガを支えるステークホルダーの皆様と共に繁栄し、
広く社会に貢献できる企業でありたいと強く願っています。
皆様の一層のご理解・ご協力を心よりお願い申し上げます。
ギャガ株式会社
代表取締役社長 CEO