国際的に活躍する現代美術家 モナ・ハトゥム氏が1994年に福岡ではじめて発表し、その後、作家の代表作となった《+ と −》が、福岡市美術館に恒久的に設置されることが決定しました。
福岡市美術館のために特別に制作された本作は、「FaN Week 2024」の開催にあわせ、9月14日(土)より2階コレクション展示室ロビーにて公開。当日は記念アーティスト・トークも開催します。ぜひご覧ください。
※9月14日(土)は10:30頃からご覧頂く事ができます。
●作家について
モナ・ハトゥムMona Hatoum
1952年レバノン・ベイルート生まれ(両親はパレスチナ人 )、英国在住。1975年英国旅行中にレバノンで内戦が勃発し、帰国できなくなる。自身の経験をもとに、疎外された人間の苦しみや政治的抑圧など社会の矛盾を表現するアーティストとして国際的な評価を得ている。
1994年ミュージアム・シティ・天神94参加
2016年テート・モダンで回顧展
2017年ヒロシマ賞を受賞
2019年高松宮殿下記念世界文化賞受賞
●作品について
《+ と −》1994/2024年/ ステンレス鋼、モーター、砂/ 直径404㎝
直径約4mの円形の容器に敷き詰められた砂の上を、一定の速度で回るバーの半分が模様を刻み、もう半分がかき消していく。存在と不在(あるいは生と死、希望と絶望、搾取と非搾取など)といった、対立・矛盾する概念が一体となった作品。モナ・ハトゥム氏の代表作であり、1994年に福岡市で初披露された伝説的な作品の新バージョンを設置します。
●記念アーティスト・トーク
イベントページより、詳細をご覧ください。