資産形成の基本:NISA特設ウェブサイト:金融庁

資産形成の基本

資産形成を行う上で知っておきたい、以下の3つの考え方を見てみましょう

家計管理と
ライフプランニング

人によってライフスタイルが異なるように、お金が必要なタイミングも、その金額も、人それぞれ。
豊かな人生を歩むためには、生き方に合わせて、家計を管理し生活設計を考えていくことが大切です

  • 家計管理

    家計管理の基本は、収入と支出をきちんと把握・管理すること、収支を黒字にすること、そして黒字分を貯蓄することです。
    給料日に一定額を自動で貯蓄用口座に移すなど、先に貯蓄に回し、残りのお金で家計をやりくりすることもおすすめです。

    家計管理のイメージ
  • ライフプランニング

    人生の希望や計画を具体的に描くことを「ライフプランニング」といいます。現在は働き方、家族構成、住まいなど、それぞれの価値観によって多くの選択肢があります。自分の希望するライフプランを考えると共に、それにどのくらいお金がかかるのか、想定外の事態にも備えて、必要な時期についても考えてみましょう。

    ライフプランニングのイメージ

    自分の希望するライフプランを実現するためには、資産形成についても考えていくことが重要です。
    資産形成には「貯蓄」と「投資」の2つの方法がありますが、そのときの資産状況や今後のライフプランなどに適した形で、方法を使い分けることが大切です。

    「貯蓄」

    お金を貯めて蓄えること
    銀行預金などが
    これにあたります

    「投資」

    利益を見込んでお金を出すこと
    株式や投資信託の購入が
    これにあたります

    将来の家計やライフプランをイメージしてみましょう!

主な金融商品

安全性 収益性 流動性
預貯金 銀行や郵便局などにお金を預けること、またはその預けたお金
株式 会社が事業資金を集めるために発行する有価証券
債券 発行体がお金を借りるために発行する有価証券
投資信託 多くの投資家から集めたお金を様々な資産で運用する仕組みの商品
  • 安全性:元本および利子の支払いが確実かの度合い
  • 収益性:どのくらいの収益が期待できるかの度合い
  • 流動性:必要になったときにすぐ換金できるかの度合い

3つとも◎の金融商品はありません。目的に応じて使い分けましょう。

長期・積立・分散投資

株式や投資信託などの運用商品に投資することで、預貯金よりも高いリターンを期待することはできますが、元本割れのおそれもあります。

そのため、投資はハードルが高く、不安かもしれません。 

 しかし、ちょっとした工夫で、こうした不安と上手に付き合いながら、資産形成に取り組むことができます。

  • 長期投資

    長い期間投資を続けると複利※の効果が大きくなります。
    ※投資や預金などで得た収益を、当初の元本にプラスして運用することで得られる利益を「複利」と呼びます。
    長期投資をうまく活用することで、安定した収益の確保が期待できます。

  • 積立投資

    一括で投資するのではなく「あらかじめ決まった金額」を「続けて」投資することです。
    少ない金額からコツコツ始めることができます。
    積立投資することで安いときに買わなかったり、高いときにだけ買ってしまうことを避けられます。

  • 分散投資

    1つの資産だけに投資するより、値動きが異なる複数の資産(国内/海外、株式/債券/不動産など)に分散して投資を行うことで、価格の変動をある程度抑えられ、安定的な運用を目指すことができます。