兵庫県知事選挙で再選した斎藤元彦さんが、当選から一夜明け、18日午後会見に臨み、会見で記者から「マスメディアの偏向報道があったと考えているか?」と問われ、「マスメディアとSNSどっちに真実がある、ないとは言ってない」と語った。
■「メディアリテラシーが問われる選挙だった」
この記事の画像(5枚)記者:第一声の演説の時に「『マスメディアの報道に負けないで』という声をいただいた。報道ではなくて、自分で調べて真実を見つけた方々が応援してくれた」といったような話をされていた。 各地の演説にいくと、マスメディアに対する反感がすごく強くあった。斎藤さんも文書問題を巡る一連の報道について、マスメディアの偏向報道があったという風に考えているのか?
斎藤元彦さん:そこは今回メディア側も、既に一部のメディアでも報道の在り方に言及されている番組もあるとは思います。私は県民の皆さんも、自分でいろんなことを調べたりされて、メディアの報道について、色んな媒体で、新聞以外にもテレビやネット、雑誌も含めて色々調べて自分自身で判断していくという風な形がすごく多いんだと思いますね。
斎藤元彦さん:メディアリテラシーというか、そういったことが問われた今回の兵庫県知事選挙だと思いますけども。私自身はメディアの皆さんとはこれまで通り、しっかり、もちろん県政の内容を発信していただける大切な連携しなきゃいけない皆さんですから。これからも一緒になってやっていきたいなと思っています。
■「マスメディアとSNSどっちに真実がある、ないとは言っていない」
記者:真実はSNSにあるというような演説でおっしゃっていたような方向にいくのか?
斎藤元彦さん:私は別に『どっちに真実がある、ない』と言ってはないと思うんで、これは視聴者や県民の皆さんがいろんなメディアさんを見て、これからどういう判断をしていくかということだと思いますけど。一つのメディアが全てではないはずなので。
■「正直自分の選挙に必死だった。(立花氏の支持者の投稿)を見る余裕はなかった」
斎藤さんは選挙戦で、約400人のデジタルボランティアの支援を受けるなど、SNSでも支持を広げた。
17日には、関西テレビの取材に対し、NHK党の立花氏と連携していたかと問われた際「全くなかった」と否定した。
-Q:斎藤さんが演説をされた後に、NHK党の立花さんがやってきて、演説をするパターンが何度か見られた。連携していたのか?
斎藤元彦さん:全くないです。立花さん自体も全く存じ上げてなくて、討論会で一度ご挨拶をさせていただいただけでした。自分は自分のやるべき街頭活動とか、駅立ちをさせていただいたというだけです。
-Q:立花さんはSNS上でも斎藤さんのことを応援していた。立花さんの支持者も投稿しているように見受けられたが、投稿は目にしたか?
斎藤元彦さん:正直、私は自分の選挙で毎日必死でしたので、そういった投稿を見る余裕はなかったですね。
(関西テレビ 2024年11月18日)