日々癒やしをくれる愛する相棒たち。あなたのおうちにはいますか?
我が家には13年目になる猫の「コテツ」がいます。13年前の冬、海沿いの生垣の中で三日三晩ひとりぼっちで鳴き続けていたところを拾って以来ずっと唯一無二の相棒です。
どんなに疲れた日でも家に帰ればいつも癒やしをくれるこの相棒のために、今回はワークショップ感覚で楽しく作れるキットを開発しました。
①年中通して毛まみれの部屋では、ルームシューズは欠かせません。いちいち毛をとらずに履き続けられるので気持ちが楽。むしろ落ちている毛を巻き込んでお部屋がきれいになるかも・・・。
②せまいところに顔や手を突っ込みがちな相棒のために、思う存分突っ込んでもらえるトンネル。お気に入りのおもちゃもこのトンネルの穴から出し入れすると反応が違います。
③羊毛でできたふわふわベッド。コテツは7㎏あるので、ちょっと入れませんでしたが、標準的な5㎏くらいまでの猫さんならぴったりフィットします。
頑張って入ろうとしてくれたけど・・・(撮影スタッフ一同爆笑)
\ How to /
たっぷりの羊毛をうすく重ねていき、お湯と石けんを使ってフェルト化させる技法です。
※制作の際にはお風呂場がおすすめです。
フェルト化とは、ふわふわの羊毛がお湯と石けん水によって少しずつ縮絨(しゅくじゅう)して絡み合い、成形されていくことを指します。
①こちらはルームシューズの作成の様子。薄く裂いた羊毛を付属の型紙の上に何層も重ねて置いていきます。特別な道具は必要なく、クラフト感覚で作成できます。「型紙を挟んで表と裏に羊毛を重ねてお湯で縮絨させる」を繰り返していきます。
②風船のように中が空洞の状態になるので、履き口を丸く切り取って中から型紙を取り出します。丸めたりこすったりを繰り返すほどに、しっかりと成形されていきます。最後にすすいで乾燥させたら完成です。
※ルームシューズには滑り止めシートが付属するので、お好みで裏面に縫い付けます。
いつも癒やしをくれる相棒のために、ちょっと頑張って作ってみました。楽しそうに遊んでくれる様子を見て主も大満足です。
おまけ
拾ってきた日のコテツ。まだ瞳がグレーなので、生後一か月以内と思われます。部屋に着いた瞬間からべったりくっついてくる甘えん坊。眉毛がガンダムのように立派ですが、ノミだらけでかなり衰弱していました。
ちょっと大きくなったころのコテツ。すっかり家にも慣れて日に日に大きくなりました。
まさかこんなに大きくなるとは・・・。現在7㎏ですが、甘えん坊は変わらず。もうおじいちゃんですが、これからも元気に長生きしてほしいものです。