世界の果てまでチョコレート! 今季のレアチョコお取り寄せ、最終締め切りです! | Kraso [クラソ] ブログ | フェリシモ

こんにちは! チョコレートバイヤーみりです。あっという間に2月も終わりに近づいてまいりました。フェリシモ「幸福のチョコレート」では、あと2日で今年の3月便お届けのお申し込み締め切りです。(~2月28日まで。※インターネットのみ)

ああ~名残惜しい~、また来年までおあずけです

この4ヵ月ほど私はチョコにまみれて走り回ってきましたが、いよいよ、今シーズン最後のお申し込み締め切りのタイミングが近づいてまいりました。ああ~もう~頭の中で「蛍の光」が流れてるぅ~~「ほ~た~るのひ~か~~り……♪」さよーならぁ~~(涙)

世界のローカル&レアチョコとの出会いは一期一会

なぜ私がこうも感傷的になっているのかと言いますと、もちろんここまでがんばってきた今年の集大成の時というのもありますが、今年お取り扱いしているチョコも、来年また販売できるとは限らないからです。私たちが「幸福のチョコレート」でご案内している世界のレアチョコレートは、関係者の努力に努力を積み重ね、数々の試練を乗り越え、本当にさまざまな幸運が重なって、ようやくみなさまのお手もとにお届けできている、まさに奇跡のような“一期一会”のチョコレートなのです。

そもそもほかのバイヤーさんが行かないような、とんでもない遠隔地のショコラティエに辿り着くこともですが、たとえ商談でとんとん拍子に話が進み、ショコラティエもニコニコとやる気で、きれいな写真も撮れてカタログに載せられても。海外からの輸送でつまづいて、何度も書類を出し直させられたり、途中で不良品がたくさん出て作り直しを余儀なくされたり、そうこうしてるうちに、いやんなっちゃうショコラティエも数知れず。

また、品質も良くデリバリーもそつなくこなせるお店でも、残念ながらお客さまの人気が今ひとつで、数量的に来年は掲載できないですね、となるチョコもあったり。

はたまた現地で「買収だ」「オーナー交代だ」とかで、お店の考え方が180度変わって、あっさり「輸出やーめた」と言われてしまったり。「ええええ?!」なできごとが日常茶飯事なのが、この「幸福のチョコレート」なのです。

そんなこんなで、今ここでみなさまに声を大にしてお伝えしたいことはただひとつ。

バイヤーみり

今年のチョコは、今年のうちに!

「来年もあると思うな、今年のチョコ」という格言をここに残させていただきます。 毎年「あああ!なぜ去年買っておかなかったのかぁ~~!」という叫びがあちこちから聞こえてきます。どうぞ悔いのないように、もう一度目を皿のようにして、「幸福のチョコレート」のWEBサイトをご覧いただければと思います。

よくお客さまに「来年もこのチョコの取り扱い予定はありますか?」と聞かれることがあるのですが、ごめんなさい、そればかりは今この段階では私にも分かりません!

それでは最後に“今年ならでは”のチョコをいくつかご紹介しましょう。(※記事執筆時点で在庫があるチョコです。売り切れの際はご容赦ください)

1.南アフリカから日本初上陸チョコ!

何と言っても今年NO.1の話題作はこのチョコです。

まずはこのビジュアルインパクトで見る人の目を釘付けにしたわけですが、出身を聞けば「幸福のチョコレート」初のアフリカ大陸の国・南アフリカと言うから二度ビックリです。

そこまでなら二度で済んだのですが、三度ビックリしたのは、なんとショコラティエのステファニーが「私が日本に行って作る」と言い出したのです。

バイヤーみり

「え?今なんて?」

輸入チョコを日本にお取り寄せするのが「幸福のチョコレート」のコンセプトなのよ? あなたが日本に来ちゃったら、チョコが“日本製”になって話が変わっちゃうじゃない!と説明するも、「もう大使館にビザも発給してもらったし、東京にキッチンも借りたし、原材料の手配もしたわ♪」と、彼女は前のめりです。

確かに南アフリカからの航空便は少ないし、Zoomでミーティングしたときもキッチンが停電してたから、現地は電気の供給も不安定というのも分かる。「チョコを日本に送る輸送費と私が日本に行く運賃、どっちが安いと思う?」なんて言われたら、それも分からなくはないけれど……。しかし。まってまって、やっぱりオカシイでしょ?! 私の長いチョコレートバイヤー人生でも前代未聞のお話です。

私は、もっと会社の公式見解として「無理です」とお断りしようと思って、品質管理チームに相談に行きました。すると、「うーん、聞いたことないパターンだけど、カタログの表記は《日本製または南アフリカ製》とすれば、どちらになっても問題ないですね」と、逆に背中を押されてしまいました。そうなの?!そういうもんなの?みんな柔軟すぎない?

写真撮影のためのサンプルも間に合わず、現地で撮った写真を送ってくれたのですが…

いや、ちょっとクセが強すぎませんか? でも好きです。「自分たちの作品をこう見せたい」という意思がハッキリ伝わります。(結局この写真は使いませんでしたが)

しかも、話が現実的になるにつれ、「私たちは女性4人のチームなの。だから残り3人も一緒に行く。でも彼女たちの飛行機代は出してもらわなくてOKよ。私たち日本でバイトするから!」なんて言ってみたり。はたまた「チョコの箱とか資材も一緒に日本に持ってこないといけないのよ、大荷物になって大変よ」と言ったら、「大丈夫!私たち服なんか持って行かないから!スーツケースの中には仕事の道具とチョコの箱だけぎっしり詰めて持って行くわ!」なんて言ったり。

何と言うか……泣ける。触れたらやけどしそうなほどの熱い情熱。初めての日本からの仕事のオファー、そのことに心から興奮し、ワクワクしている若い彼女たちのキャリアにとって、これがどれほど貴重な経験になるか。

バイヤーみり

「がんばれ、がんばれ」。

私はいつの間にか彼女たちの応援団になった気分でいました。

そしてそのことをインスタライブでしゃべったら、お客さまもすっかりノリノリになって、その場で「#ステファニー企画」というハッシュタグまで生まれて、みんなで応援することに……。えらいことになりました。こんな一大プロジェクトは初めてです。

しかし、その後コロナ第3波がやって来て、渡航制限のため、結局ステファニー来日企画は実現しなかったのでした。

しかし、まだまだこの話には続きがあります。ここではこれ以上言えませんが、山あり谷あり、ジェットコースターのような体験を彼女たちはすることになるのです。みなさま、そんな〈ジャック ラビット〉をどうかあたたかい目で見守り、応援する気持ちで、清き一票を投じると思って、ご注文をいただければ幸いです。記念すべき初回お届けですよー!
味は正統派、ヨーロッパのアワードでの受賞歴もあり、トライする価値ありです。

【3月お届け便】ジャック ラビット カラフルタブレット

1枚 ¥2,800(+8% ¥3,021)

【3月お届け便】ジャック ラビット ビッグハート

1箱 ¥2,900(+8% ¥3,129)

良かったら動画でも語っていますので、聞いてください。

2.ミュージアム級の歴史チョコ!

ではちょっと別の視点から、今年らしいチョコをもうひとつご紹介。

スペインの老舗のお菓子屋さんです。〈ラ デスペンサ デ パラチオ〉です。創業1743年と言いますから、なんと今から278年前!すごっ!日本だと京都とかにゴロゴロしてますよね?創業400年とか500年の和菓子屋さんって。海外では案外珍しいのです。そこまで歴史の長いお店は。
こちらはスペインのアンダルシア地方のお店で、ロイヤルファミリー御用達。チョコレート専門店というわけではなく、先祖代々スペイン王室のベーカリーとして活躍して来られました。店名はスペイン語で「王宮のパントリー(食糧庫)」という意味だそうです。

何よりも魅力的なのはこのヨーロピアンでクラシックな歴史を感じさせる雰囲気のあるパッケージです。私たちがわざわざ海外のスイーツを買う動機って、「あの箱かわいい」「あの缶ほしい」という気持ちが半分くらいは占めているのではないでしょうか?

そんな海外大好き乙女ゴコロを十二分に満足させてくれるのが、こちらの「ラ デスペンサ デ パラチオ」です。

そして、そんな彼らは本当にチョコレートのミュージアムを持っているのです。

ミュージアム?そう私たちも今一生懸命この秋の「フェリシモ チョコレートミュージアム」のオープンに向けて頑張っているところです。(あ、みなさま今年食べたチョコの箱はぜひ捨てずにチョコレートミュージアムに寄贈してくださいね。上のリンクから募集ページに飛べます)

彼らはと言うと、チョコレートの歴史に重きを置いた「Chocomundo(チョコムンド)=チョコ世界」という博物館をスペインのセビリアで運営されています。

さすがですね。もう歴史の重みが違います。自分たちの歴史にとどまらず、カカオとチョコレートそのものの歴史をまるごと全部収蔵するぞ!という意気込みが感じられる博物館です。収蔵品も素晴らしく歴史的価値のあるものばかり。17世紀のチョコレートマシンとか、18世紀の銀のチョコレートポットとか、ごく初期のチョコレートの広告とかパッケージとか。思わず「貸してくださいっ」と詰め寄ってしまいそうな、素晴らしいコレクションをお持ちなのです。勉強になります。

そんな彼らだからこそできるこのチョコ。
本家からお借りしてきた動画なんですが、見ていただけますか?

これチョコを作っているところです。昔ながらの石臼で挽いてますね。職人さんがカカオ豆を手で投入しています。コンチングマシーンもめちゃめちゃ年季が入っています。”ビーントゥバー”などというイマドキな言葉が浮いちゃうくらいの重厚さです。

もうおいしいに決まっているので、ぜひこの機会にスペインの歴史の味を味わってみてくださいね。

【3月お届け便】ラ デスペンサ デ パラチオ パズルチョコ

1箱 ¥4,900(+8% ¥5,288)

3.海外の雰囲気をちゃんと出してるチョコ

私がチョコを選ぶ基準に“海外らしさ”“その国らしさ”というのがあります。せっかく買うなら、日本でもありそうなチョコでなく、「海外の風」みたいなのを運んできてくれるチョコを選びたい。

このチョコはまさにそんな子です。「僕イタリア人やねん。にこっ」という笑顔をふりまいてくれる愛嬌のある子です。〈カファレル〉です。実はもう日本に入っているブランドで、神戸にもお店があり、普段から手に入るチョコではあるのですが、私はイタリアのトリノまで行って、工場でこの子たちが作られる現場を見たという強い思い入れがあります。

そう、私のえこひいきチョコです。何ならカファレルの営業マンさんより熱く語れる自信があります。

創業1826年のカファレルは、イタリアチョコの代名詞「ジャンドゥーヤ」を世界で初めて作ったブランドなのです。銀紙に包まれた三角形の柔らかなあのチョコです。

もう何年も前、トリノの工場へ見学に行きました。
トリノの街からさらにのどかな自然豊かな田舎の風景の中に、突然大きなカファレルの工場があります。工場に入るとまず見せてくれるのは、巨大タンクの中にぎっしり詰まったヘーゼルナッツの山です。

ジャンドゥーヤは30%がヘーゼルナッツなのです。

戦争中、カカオが手に入らなかった時代に、代替品としてピエモンテ州の特産物ヘーゼルナッツを使ったのが始まりです。

ヘーゼルナッツをたくさん混ぜることによって起こる問題が1つありました。

今までモールド(型)に流して固めていたチョコが固まらなくなったのです。
そこでジャンドゥーヤは、マヨネーズのようにチューブから絞り出して作るようになりました。

ぷちゅ、ぷちゅ、とコンベアの上に絞りだされていくジャンドゥーヤたちの姿を見ているのはなかなか気持ちのいいものでした。なんだか可愛く見えてきます。

工場長さんが、「この機械は何年製造のどこそこの機械で……」と詳しく説明してくださいます。実はこれもイタリアのショコラティエの特徴なのです。機械大好き(笑)。ものづくりの国なんだなぁと実感します。

そんなジャンドゥーヤと、きのこや猫やハートなどかわいい型もののチョコが、猫ちゃんの缶に入ったこちら。手に取った人が笑顔になること間違いなしなので、ぜひ選んでみてください。そうそう、ジャンドゥーヤは大多数の日本人の口にぴったり合うことと、コーヒーとの相性抜群!ということも覚えておいてくださいね。

【3月お届け便】カファレル ねこチョコ ピッコリ・アミーチ

1缶 ¥1,300(+8% ¥1,402)

4.エーゲ海の小国キプロスから日本初上陸チョコ!

あともうひとつ、今年の日本初上陸チョコをご紹介しなければ。今年はコロナで海外出張に行けませんでしたから、こちらもZoomで初めましての商談をして、日本初上陸とあいなったチョコレートです。

みなさま、キプロス共和国という国をご存じでしょうか?エーゲ海に浮かぶ小さな島国です。私も行ったことがありません。その歴史は紀元前4000年とも6000年にさかのぼるとも言われています。今ではヨーロッパ富裕層の保養地として人気を博すキプロス。エメラルド色の海が美しいリゾート地だそうです。

そこで超美人姉妹2人で経営するこのショコラトリーは、お店を持たず、オンラインでビジュアルの美しい最新のチョコレートを発信しています。デザイン性のあるチョコはヨーロッパ各地で大人気。

なんだか食べたらキレイになれそうな気がする。そうそう、エーゲ海は美の女神アフロディーテの生まれた場所ですもんね。うん、絶対食べたら美人になる。知らんけど。

こちら、上質のミルクチョコにヘーゼルナッツたっぷりの板チョコ。“板チョコ”なんて呼ぶのがはばかられるくらいのオシャレな形です。ナッツチョコ好きさんにおすすめします。

【3月お届け便】ヨーランダス タブレット

1枚 ¥2,900(+8% ¥3,129)

「幸福のチョコレート」では全部のチョコにこのようにストーリーが満載です。全部語りだすと24時間番組になってしまいますので、あとはサイトでお時間の許す時に読んでいただければ。

【お届けシステム】お申し込み締め切り・お届け時期など

「幸福のチョコレート」はご予約いただき、お約束の期間にお届けする「予約便」です。フェリシモ定期便とは別便でのお届けになります。また、今年は残念ながらホワイトデイお届けはできませんので、ギフトでお考えの方はお間違えのないようご注意ください。

幸福のチョコレート・3月お届け便

【お届け時期】2021年3月中旬~下旬
【お申し込み締め切り】2021年2月28日(日) 

そうそう、こちらのチョコの年間予約ももうすぐ締め切りです!
「気になってた」という方は、こちらもお忘れなく!!毎月のオンラインサロンもありますよ。

幸福のチョコレートメンバーサロン・12ヵ月のチョコレート定期予約便

【お届け時期】2021年4月~2022年3月(12回お届け) 毎月中旬ごろ
【お申し込み締め切り】2021年3月1日(月)23:59まで ※インターネットのみ

それではみなさま、お付き合いありがとうございました。ハッピーチョコレート!

「幸福のチョコレート」にはすべての商品に約1%のLOVE&THANKS基金が付いています。みなさまからお預かりした基金は、ガーナのカカオ農園の児童労働をなくす活動に使われています。いつもありがとうございます。

チョコレートバイヤーみり

バイヤー歴24年、名もなきローカルチョコレートを世界中から発掘することをミッションに活動中。これまでに日本に初上陸させたブランド250以上、約2500種のチョコを紹介。 チョコのストーリーを語らせたら止まりません。それでもまだまだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

この記事に登場したブランド

幸福のチョコレート
世界はチョコでつながっている。世界中のウルトラレア&スーパープレミアムチョコをチョコレートバイヤーみりが発掘してお届け!ここでしか買えないレアチョコがたくさん。

ブランドサイト

ITEM

CATEGORY

BRAND

SEARCH

PICK UP

  • 新作デジタルカタログ