株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、東京都が企業などと連携して心のバリアフリーに対する社会的気運の醸成を図るため実施している「心のバリアフリーサポート企業」連携事業において、先進性、独自性、波及効果等の観点から特に優れた取り組みを行っている企業として、令和四年度「心のバリアフリー好事例企業」に認定されましたので、お知らせいたします。
心のバリアフリーとは、「様々な心身の特性や考え方を持つすべての人々が、相互に理解を深めようとコミュニケーションをとり、支え合うこと」で、東京都では、従業員の意識啓発に積極的に取り組む企業を「心のバリアフリーサポート企業」として登録しています。
◆今回評価されたファミリーマートの主な取り組み
ファミリーマートでは、ファミリーマートで働く一人ひとりが、活き活きとかがやいて、自分らしく働くことができ、いつまでも働きたいと思える企業になること。そしてそこから新しい価値を生み出し、お客さまから支持され続けるファミリーマートになることを目指して、多様な人財が活躍できる職場環境の整備に取り組んでいます。このたび、障がいを持つ社員が働きがいを持って安定して就労することができる職場づくりの取り組みや、体感を重視した障がい体験研修などの取り組みが評価されて「心のバリアフリー好事例企業」に認定されました。
(1)全国への職域拡大や評価制度による昇格で働きがいのある職場づくり
障がいを持つ社員が活き活きと働くことができるよう、障がいの特性を考慮しながら、本社や営業所、農場など様々な職種を通じて、職域を全国に拡大させています。また、多様な力が活かせるよう、ジョブローテーションや評価制度による昇格を行い、各自がスキルアップを目指せる仕組みとしています。社員同士や上司によるサポート体制のほか、専用の相談窓口の設置も行ない、職場定着のサポートを図っています。
(2)障がい体験プログラムや交流会を開催
社員の理解促進のため、様々な体験型プログラムやミニ手話講座を開催しています。例えば、車椅子体験や聴覚過敏体験、聴覚言語障がい体験のほか、障がいを持つ社員と共に働く就労体験や、交流会などを行っています。参加した社員からは、障がいを体感することで気づきが得られたとの声があがっています。障がいの基礎知識を深めることを目的としたオンラインセミナーも行なっています。
(3)農場での就労体験、地域密着の取り組み
障がいを持つ社員が農場で有機野菜を栽培し、近隣店舗で販売する地域密着の取り組みを行っています。新卒新入社員全員と希望する社員は、ダイバーシティ研修の一環として、農場での就労体験実習に参加します。農場で働く社員の家族を対象とした業務報告会や収穫祭も行なっており、社員のご家庭と連携した定着のサポートに取り組んでいます。
【東京都福祉のまちづくり推進協議会委員の講評】
体感を重視した研修などにより社員の心のバリアフリーの理解促進に努め、障害のある社員の安定就労への工夫も充実しています。各社員が様々な取組を通じて学んだコミュニケーション上の配慮をお客様向けに実践するなど、さらなる発展を期待します。
●ファミリーマートのダイバーシティ推進の取り組み全体についてはこちらからご覧いただけます
https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/diversity/diversity.html
●東京都「心のバリアフリー」のホームページはこちらからご覧いただけます
https://kokorobf-support.tokyo/
●令和四年度東京都「心のバリアフリー好事例企業」についてはこちらからご覧いただけます
https://kokorobf-support.tokyo/koujirei/index.html
ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。
以上