株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、環境に関するグローバルな情報開示システムを運営する国際的なNGO「CDP」が実施する、「CDP 2021サプライヤー・エンゲージメント評価(SER)」において、コンビニエンスストアチェーンとしては唯一、最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されましたので、お知らせいたします。当社が同評価に選定されるのは2年連続となります。
サプライヤー・エンゲージメント評価(SER)は、CDPが毎年実施している気候変動の調査の中で、「ガバナンス」「目標」「スコープ3排出量」「サプライヤーエンゲージメント」を評価対象とするものです。サプライヤーとの協働によるサプライチェーン全体での気候変動に対する取り組みが評価されます。
当社は、環境の中長期目標である「ファミマecoビジョン2050」に基づいた取り組みを実施するだけでなく、「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」(※)により認定された温室効果ガス削減目標に基づき、サプライチェーン全体での温室効果ガス削減を推進しております。これらの活動が総合的に評価されて、コンビニエンスストアチェーンとして唯一、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されたものと考えております。
なお、2021年の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」選出企業は、評価対象の上位8%にあたる約500社(うち日本企業は105社)となっております。
(※)「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」とは、
国際的なNGOのCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WFF(世界自然保護基金)による共同イニシアチブで、気候変動による世界の平均気温上昇を、産業革命前と比べ、最大でも2度未満に抑えるというパリ協定の目標に向けて、科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標(SBT)の設定を推進する取り組みです。当社は2020年に、コンビニエンスストアチェーンとしては初めて、温室効果ガス削減目標が「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」に認定されております。
●当社の「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」認定について(2020年3月)
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2020/20200331_03.html
【参考資料】
◆ファミマecoビジョン2050について
1.温室効果ガスの削減:店舗運営に伴うCO2排出量(1店舗当たり)
・省エネ型機器の導入により、店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出の削減を進めます。
【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 100%削減(2013年対比)
※2030年40%削減としていた目標を50%削減へと上方修正しております。
2.プラスチック対策:オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合
・容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めます。
【数値目標】 2030年 60%、2050年 100%
尚、レジ袋等の用度品を含めた環境配慮型素材割合は2030年度までに70%の水準を目指します。
3.食品ロスの削減
・商品の発注精度の向上や容器包装の改良等によるロングライフ化を進めることで、食品ロスの削減を推進します。尚、発生した食品廃棄物は、食品リサイクルループなどの取り組みにより資源の有効活用につなげてまいります。
【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 80%削減(2018年対比)
ファミリーマートは、昨年創立40周年を迎えました。これからも「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。
【ファミリーマート40周年は「40のいいこと!?」】
https://www.family.co.jp/campaign/spot/2021_40th.html
以上