株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区/代表取締役社長 上田準二)は、2009年5月11日(月)、千葉県との間において、県産品の販路拡大、地産地消の推進及び地域ブランドの育成、地域社会の活性化・住民サービスの向上など、県の広範囲にわたる事業を協働して実施するため、多分野にわたる包括的な業務提携協定を下記の通り締結いたしますのでご連絡いたします。
− 記 −
1.協定の名称
「地域振興・地域貢献に関する包括協定」
2.協定の目的等
千葉県内の地域の活性化に資するため、千葉県が策定した「商業者の地域貢献に関するガイドライン」を踏まえ、相互の緊密な連携と協力により、地域振興・地域貢献に取り組むための基本的な事項を定める。
3.協働事業
(1)地域との連携推進、各種事業への協力・参加に関すること
(2)千葉県オリジナル商品の開発・販売に関すること
(3)千葉県産品の販売・活用に関すること
(4)健康増進・食育に関すること
(5)環境対策・リサイクルに関すること
(6)青少年育成に関すること
(7)社会貢献に関すること
(8)地域防災への協力に関すること
(9)防犯に関すること
(10)観光情報・振興に関すること
ファミリーマートが多分野にわたる包括的な業務提携協定を自治体と締結することは、愛媛県、鹿児島県(※注1)、香川県、埼玉県、栃木県、宮崎県(※注1)、島根県に続き、千葉県が8県目となります。このたびの協定締結は、地域経済活性化や県民サービスの向上を推進する千葉県と、地域密着型の店舗作りを進め、より地域活性のお手伝いをしたいというファミリーマートとの意向が一致したために実現いたしました。
ファミリーマートは、これまでも地域密着型の店舗作りを進め、地域限定商品、セーフティステーションとしての活動など、地域の活性化に努めてまいりました。このたびの千葉県との業務提携協定の締結を機に、より一層、インフラ、ネットワーク、ノウハウ等を活用し、上記協働事業を通して千葉県の活性化に貢献してまいります。
以上
(※注1)鹿児島県、宮崎県のファミリーマート店舗は、株式会社ファミリーマートのエリアフランチャイズである「株式会社南九州ファミリーマート」が運営しております。
− 地域貢献計画書 −
2009年05月11日
東京都豊島区東池袋三丁目1番1号
株式会社 ファミリーマート
代表取締役社長 上田 準二
(連絡先 千葉ディストリクト管理業務グループ 043‐275‐7101)
1)地域との連携推進、各種事業への協力参加に関すること
≪実施事項≫
・商店会、自治体、商工会・商工会議所など地域団体との連携を推奨
・従業員が地域行事、学校行事等に参加・協力する場合の配慮
2)千葉県オリジナル商品の開発・販売に関すること
≪実施事項≫
・包括協定締結と地産地消の取組みを県民の皆さまにお知らせする為に、千葉県の食材を使用した商品の発売を実施
包括協定締結記念「千産千消フェア」を実施、合計6種類の商品を発売
期間:2009年5月12日(火)から6月1日(月)まで
≪検討案≫
・千葉県産の農林水産物を使用したオリジナル商品の開発、販売
3)千葉県産品の販売・活用に関すること
≪実施事項≫
・千葉県産品を県内ファミリーマート店にて、県産品として紹介・販売を実施
≪検討案≫
・県産農産物や加工品をお中元・お歳暮などのギフトとして販売
4)健康増進・食育に関すること
≪検討案≫
・カロリーを控えたヘルシーな商品の開発・販売
・食育イベントへの参加及び情報の発信
5)環境対策・リサイクルに関すこと
≪実施事項≫
・店内照明調光システムの導入
店内照明の消費電力を抑える為、照明効率の良いHf照明(高出力型蛍光灯)を使用し、さらに一定照度調光システムの導入
(店内を5つのゾーンに分けて、それぞれのゾーンの明るさを調整)
・環境負荷をより軽減できる容器や包装材の使用を推進
「バイオマスプラスチック」や「葦製パルプモールド容器」など一部商品に使用
・総合熱利用システムの導入推進
空調・冷凍・冷蔵のシステムを統合し、冷蔵・冷凍ケースからの排熱を冬期の暖房に活用し省エネルギー効果を実現
・配送車両のCO2削減
排出ガス削減効果の高いCNG(高圧天然ガス)車や、ハイブリット車などの低公害配送車両の導入推進
・液体飼料化リサイクルの取り組み
ファミリーマートは、循環型リサイクルの構築を目指し、2008年4月から、東京都内のファミリーマート店(約120店)および中食商品
の製造委託工場(2社8工場)から出た食品循環資源を回収し、養豚業者を対象とした「リキッドフィーディング(※1)による液体飼料
化リサイクル」の取り組みを開始。この液体飼料で育てられた豚肉を使用した弁当を「葦製パルプモールド」容器を使い今回の包括協
定締結記念フェアに合わせて発売
豚焼肉丼(千葉県産豚肉使用)」 税込価格430円 5月26日(火)発売
※1「リキッドフィーディング」とは、食品循環資源を活用した液体飼料を使った給餌システムで、衛生的に飼料化を実施するため豚への給餌効率が極めて高く、乳飲料を主な原料として液体状態で飼料化を行うことから、飼料化工程上のエネルギー消費が極小で済むことが特徴として挙げられます。
≪検討案≫
・「レジ袋いりません」カードの店内設置によるレジ袋削減
・ 白色LED看板の導入による消費電力の低減
6)青少年育成に関すること
≪実施事項≫
・セーフティステーション活動による「次世代の青少年健全育成」への取り組み
未成年者に対する酒類・たばこの販売禁止
18歳未満者に対する成人向け雑誌の販売・閲覧禁止
近隣住民の迷惑となる青少年のたまり場化を防止(非行防止)
7)社会貢献に関すること
≪実施事項≫
・「ファミリーマート夢の掛け橋募金」の実施
全店に募金箱を設置し、国内外で環境・社会貢献に取り組むNPO/NGO4団体へ寄付
特定非営利活動法人 国連WFP協会:食料援助で飢餓に苦しむ人々の命を救い、社会的・経済的自立を支援
社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン:すべての子どもたちの権利のために、世界中で支援活動を展開
社団法人 国土緑化推進機構「緑の基金」:荒廃し、減少を続ける森林を守るために、地球規模で「国民参加の森林づくり」を推進
独立行政法人 環境再生保全機構「地球環境基金」:環境保全活動に取り組むNGO/NPOを、資金助成と振興事業でバックア
ップ
・ベルマーク運動への参加:おむすび全品(おむずびセットも含む)にベルマークを貼付
≪検討案≫
・千葉県内児童養護施設への援助
加盟店、本部、取引先の3社が一体となり、千葉県内児童養護施設のお子さまを県内遊戯施設への招待、クリスマスケーキ、節分ま
るかぶり寿司の寄贈などを実施
8)地域防災への協力に関すること
≪実施事項≫
・災害時の帰宅困難者の支援(帰宅困難者の支援に関する協定)
・水道水・トイレの提供
・地図やラジオなどによる道路情報の提供
≪検討案≫
・災害時に食料品、飲料、日用品、衣類等の調達可能な物資の供給支援体制作り
「災害時の物資供給に関する協定」締結に向けた取り組み
9)防犯に関すること
≪実施事項≫
・セーフティステーション活動による、まちの安全・安心な生活拠点づくりの取り組み
・近隣住民の迷惑となるたまり場化の防止
・強盗や万引き等の防止対策の整備
・緊急事態(災害・事故・急病人等)への対応(110番、119番への通報)
・不審者に追われた女性・子供や、迷子となった子供・高齢者等の保護
10)観光情報、振興に関すること
≪検討案≫
・各店舗における観光ポスターの提示、観光パンフレットの設置、近隣観光施設の紹介
千葉県ホームページ(商業者の地域貢献に関するガイドラインについて)