株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区/代表取締役社長 上田準二)は、2008年11月4日(火)から、おむすび、寿司、弁当の全品に使用する米を、研ぎ洗いの必要がない無洗米に順次変更してまいります。
まずは東京都の一部及び神奈川県の一部で先行導入し、2008年度中に全店舗にて切替える計画です。
ファミリーマートは、米飯製造(炊飯)に関わる環境負荷に着目し、環境面への配慮から地球にやさしい「無洗米」へ切り替えることにより、下記の内容の削減に取り組みます。
「無洗米」は、精米時にお米に付着している肌ヌカをタピオカや糖を使って除去するため、研ぎ洗いの必要がなく、水を加えて炊くだけで食べられるように加工したお米です。
一般的に米の研ぎ汁には、ヘドロ発生の原因となる窒素やリンなどの物質が含まれますが、「無洗米」を使用することにより、洗米時に使用する水が削減され、結果として全窒素や全リンなどの物質も削減されます。
項目 | 見込まれる効果(比較:従来の洗米の場合) |
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(1)洗米時に使用する水の削減 | 年間約2億5千万リットルの水使用量削減。 |
(2)汚染処理に関するCO2の削減 | 年間約840トンのCO2削減。 |
(3)炊飯時に排出される汚染物質の削減 | 研ぎ汁に含まれる物質の削減。 BOD(55%の削減)、COD(46%の削減)、 ヘキサン抽出物質(87%の削減)、窒素(67%の削減)、リン(84%の削減)など。 |
また、洗米はお米を研ぐ際に肌ヌカと一緒に旨み層も一部剥がれ落ちてしまいますが、無洗米は肌ヌカをきれいに取り除くため、旨み層を残すことができます。
ファミリーマートは、『あなたと、コンビに、ファミリーマート』をスローガンに、お客さまに『気軽にこころの豊かさ』を感じていただけるコンビニエンスストアになることを常に目指しており、これまで以上に環境に配慮した取り組みを強化してまいります。以上