ポケットWiFiのエリアについて知りたいと思っていませんか? ポケットWiFiといっても対応している回線は様々なので、どこが使いやすいのかは迷ってしまうと思います。
そこで今回はわかりにくい対応エリアについて、現在日本で使われている5種類の回線を解説します。
また2020年から始まった5G回線の対応エリアについてもご紹介しますね!
ポケットWiFiのエリアについて!使用回線(5種)によって異なる!
対応エリアの広さ | 平均速度(下り) | 平均速度(上り) | |
---|---|---|---|
ドコモ | ◎ | 55.47Mbps | 19.31Mbps |
au | ◎ | 33.19Mbps | 6.74Mbps |
ソフトバンク | ○ | 56.51Mbps | 4.07Mbps |
楽天 | △ | 29.54Mbps | 17.35Mbps |
WiMAX | ○ | WiMAX2+:37.98Mbps WiMAX5G:53.01Mbps | WiMAX2+:6.05Mbps WiMAX5G:12.63Mbps |
速度の出典:みんなのネット回線速度(みんそく)
まずポケットWiFiの対応エリアについてですが、これはどの回線を使用しているかで異なります。
上に日本で使われている主要な回線を5つ比較してみました。だいたいスマホで使われているものと同じですね。
対応エリア・平均速度とも回線によってまちまちなので、繋がりやすさに大きく影響します。
また「クラウドSIM」というサービスもありますが、これは大手キャリア3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の回線のうち状況に応じて繋がりやすい回線を自動選択するものです。
なので対応エリアで言えば大手キャリア3社分をカバーしているということですね。
使用回線別にポケットWiFiのエリアを解説!
それでは各回線別に対応エリアをご紹介します!
2020~2021年に各社で5Gサービスも始まっているため、それらも一緒に解説しますね。
①WiMAX回線の対応エリアを紹介!
まずはWiMAX回線についてご紹介します。
主にWiMAXプロバイダのポケットWiFiで使用されています。
WiMAX2+エリア
上が2021年8月時点でのWiMAXのメイン回線であるWiMAX2+のサービスエリアです。
日本全国で使用可能ですが、ドコモ・au・ソフトバンクで使用される4G LTEと比べると人が多く住むエリアは対応しているものの、山岳部を中心にエリアは広くありません。
その理由は使用される電波の周波数にあります。WiMAX2+の周波数は4G LTEと比べて高いのが特徴です。その分速度は速いのですが障害物に強くありません。
プラスエリア/ハイスピードプラスエリア
対応エリアを補うため、au回線を利用した「プラスエリア/ハイスピードプラスエリア」を使うことも可能です。
上の色のついた部分がプラスエリアモードの対応エリアで、先にご紹介したWiMAXのエリアよりも広くなっています。
ただしこのエリアを利用するには月額+1,100掛かってしまい、またWiMAX2+契約で7GB/月、5G契約で15GB/月の制限があるので注意しましょう。
WiMAX+5Gエリア
上は2021年6月時点でのWiMAXの5G対応エリアです。ピンク・オレンジの部分が5Gエリアですね。
見やすさの簡易で都心部のみ拡大していますが、やはり5G対応エリアとなると首都圏・地方都市の中心部に範囲は限られます。
5Gは他社を含めて幅広い範囲で利用できるよいうになるのは数年後になりそうですね。
②ソフトバンク・Y!mobile回線の対応エリアを紹介!
ソフトバンク・Y!mobile回線の対応エリアについてご紹介します。
ソフトバンク系列のポケットWiFi・ホームルーターのほか、クラウドSIMでも使用されています。
4G/LTEエリア
上のエリアが2021年8月時点でのソフトバンクのサービスエリアです。濃いピンク色の部分が4G/LTEエリアですね。
ソフトバンク回線を使用したポケットWiFiにはY!mobileポケットWiFiやFUJI Wifiなどがあります。
ドコモやauと同様に国内の広い地域でインターネットが使えます。当然4G/LTEを使用するためWiMAXよりもつながりやすいのがメリットです。
5Gエリア
こちらは2021年9月時点での5G対応エリアとなります。
濃いピンク・薄いピンクのエリア内は対応機種であれば5G通信が可能です。
見やすさ優先で都心部を拡大していますが、やはり範囲はまだまだ狭いですね。
③ドコモ回線の対応エリアを紹介!
ドコモ回線は、利用できるエリアが広いのが特徴です。
ドコモ系のポケットWiFiのほか、クラウドSIMでも使用されています。
4G/LTEエリア
ドコモ回線の4G/LTEエリアの対応範囲は上のようになっています。
赤色・黄色がついている部分がドコモのサービスエリアで、ドコモの4G/LTEは他回線と比較し特に利用できるエリアが広いのが特徴です。
一部山間部などエリア外の場所もありますがサービスエリア内なら建物が密集した場所や高層階、地下街などでも快適にインターネットが使えます。
5Gエリア
こちらはドコモ回線の2021年8月時点での5G対応エリアです。
濃いピンク色がついている部分で5G回線での通信が使えますが、首都圏・地方都市の中心部などが主で、4G/LTEエリアと比べるとまだまだ対応エリアは限定的ですね。
④au・UQ mobile回線の対応エリアを紹介!
au・UQ mobileで使われる回線についてご紹介します。
現在au回線がメインのポケットWiFiはほとんどなく、主にWiMAXのプラスエリアで、またクラウドSIMで私用されています。
4G/LTEエリア
2021年6月時点でのau回線のサービスエリアです。
黄色がついた部分が4G/LTE回線の対応エリアで、ドコモやソフトバンクと同様に国内の広いエリアで使えます。
WiMAXが苦手とする障害物の多い場所(※地下・高層階など)でも快適に利用できるため、場所によってはau回線に切り替えて使用すると便利です。
5Gエリア
こちらは2021年6月時点でのau5G回線対応エリアです。
ピンク・オレンジ色の範囲が5G回線対応部分で、黄色は4G/LTEエリアとなっています。
見やすさの関係で都心部を拡大していますが、他社と同じく首都圏・地方都市の中心部など5G対応エリアは限られますね。
⑤楽天回線の対応エリアを紹介!
近年登場した楽天モバイルが使用する回線についてご紹介します。
スマホと同じエリアをポケットWiFiで使用可能です。
4G/LTEエリア、パートナーエリア(au回線)
まずは楽天回線のメインとなる4G/LTEのエリアです。主に楽天モバイルポケットWiFiで利用されています。
上は2021年9月現在のもので、濃いピンクの部分が楽天エリア、薄いピンクの部分がau回線を使用したパートナーエリアとなっています。
登場から日が浅いこともあり、楽天エリア自体はちょっと狭く、郊外などはまだまだパートナーエリアにつながることも多いですね。
5Gエリア
こちらは楽天回線の5Gエリアです。
見やすさを優先して都心部を拡大していますが、水色・黄色の部分が5Gがつながるエリアとなっています。
やはり都心部でもまだまだ5Gエリアは一部でしか利用できませんね。
ポケットWiFiの5G回線の対応エリアはどう?
ここまで各回線の5G対応エリアもご紹介しましたが、2021年9月時点ではまだまだエリアは狭いですね。
都心部などが主で、あとは地方都市の中心部など5Gをフルスペックで発揮できるのはごく限られています。
5Gエリア外でも、各回線の4G/LTEで使うことはできるので利用自体は大丈夫ですが、5G契約は月額も高めなのが気になるところ。
対応エリアは数年後にもっと改善されている可能性が高いので、対応エリア内で使えるなら5G契約がおすすめですが、対応エリア外ならしばらく様子見するのも手です。
ポケットWiFiのエリアに不安がある場合はお試しサービスも活用しよう!
ポケットWiFiは対応エリア内でも、場所によってつながりやすかったり逆につながりにくかったりします。
どんなに事前に確認しても、最終的には実際に使ってみないと使用感は分からないものです。
なのでもしエリアに不安があるなら、お試しでポケットWiFiを利用できるサービスもあるので利用するのもアリ!
ポケットWiFiをお試し利用できるサービスを2つご紹介しますね。
「Try WiMAX」で15日間WiMAXをお試しできる!
ポケットWiFiを無料でお試ししたい場合は、「Try WiMAX」がおすすめです。
20歳以上なら利用可能で、端末ごとレンタルして15日間使うことができます。
期限内であれば端末返却の送料も掛からないので、WiMAXに興味があれば利用してみるといいでしょう。
「WiFiレンタルどっとこむ」でポケットWiFiを短期レンタルできる!
短期で様々なポケットWiFiを試していみたいなら、「WiFiレンタルどっとこむ」がおすすめ!
ポケットWiFiは最低でも1ヶ月からの契約が必要ですが、このサービスは1日単位でのレンタルができます。
レンタル料金は掛かるものの、現在ソフトバンク・au・WiMAXの端末を使えるので、それぞれの回線を使ってみたい場合もいいですね。
国内だけでなく海外エリアまで対応しているポケットWiFiはある?
主なクラウドSIM系 | 月額料金(税込) | 端末 | 海外利用料金 |
---|---|---|---|
Mugen WiFi | 3,718円 | U3 | 1,320円~ |
どこよりもWiFi | 3,400円(段階定額制) | U2s,U3,JT101 | × |
ZEUS WiFi | 2,618円〜 | H01 | 161円~ |
限界突破WiFi | 3,850円 | jetfon P6 | 990円~ |
クラウドWiFi東京 | 3,718円“] | U2s | 700円~ |
THE WiFi | 1~4ヶ月目:0円 5ヶ月目~:3,828円 | U2s | 850円~ |
Glocal Net | 4,378円 | U2s G3 | 780円~ |
hy-fi | 4,378円 | G4 | 780円~ |
ポケットWiFiには、日本国内だけではなく海外でも利用できるサービスもあります。
ただ個別に申し込みが必要だったりするものもあり、その場合は手続きがめんどくさいですよね…。
ですが大手キャリア3社の回線を利用する「クラウドSIM」のポケットWiFiは海外でもそのまま使うことが可能です!
上に主なクラウドWiFiサービスをあげましたが、どのサービスも追加料金を支払うことで海外利用できます。
以下でおすすめのクラウドSIM系ポケットWiFiをご紹介しているので、興味があればチェックしてみてください!
ポケットWiFiのエリアまとめ
- ドコモ・au・ソフトバンク・WiMAX・楽天の5回線がある
- 5G回線は2021年時点では各社とも対応エリアが狭い!
- エリアが不安ならポケットWiFiのお試しサービスが利用できる!
- クラウドSIM系のポケットWiFiなら海外でもそのまま利用できる!
今回はポケットWiFiのエリアについてご紹介しました。
現在日本ではドコモ・au・ソフトバンク・WiMAX・楽天の5回線が運用されており、ポケットWiFiもそれらの回線を使用しています。
各回線とも4G/LTE回線など従来の回線ならエリアは広めですが、2020年頃から始まった5Gについてはどの回線もエリアはまだ狭いです。
もしエリアが不安な場合は、こちらでご紹介したようなお試しサービスを活用してみるといいでしょう!