トルコリラはどこまで下がる?10年後までの見通しを徹底解説
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トルコリラの政策金利は14%と世界トップクラスで、スワップポイント運用に最も適した通貨の1つです。

長らくマイナス金利政策によって銀行預金の旨味がない日本人投資家にとって、トルコリラの長期保有は投資の選択肢として近年注目を集めています。

しかし、インフレに対する政府の対応とコロナウイルスの蔓延によりトルコリラは一時、6円台まで暴落。その後回復の兆しを見せていますが、まだまだ先行きは不透明です。

トルコリラで儲けたという人もいる一方で、うまく行かなかったという人もいるので、特性を把握した上で投資をするのが重要です。

そこで本記事では、トルコリラの最新/過去ニュース・現在のレート・通貨の特徴を解説!また、トルコリラ通貨をスワップ取引するのにおすすめのFX口座も紹介します!

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トルコリラ/円の最新チャート【2024年1月】


TradingView提供のTRYJPYチャート

2023年2月7日時点でトルコリラ/円は、7円台前半から6円台後半で推移。日銀の金融政策による影響でトルコリラは一時、昨年12月以来の7円割れとなりました。

日銀は1220日の金融政策決定会合で、長期金利の許容変動幅を従来の上下0.25%から上下0.50%へ拡大。市場は事実上の利上げと受け止めたことから、円の買い戻しが殺到し、米ドル円は日銀声明発表前高値137円台から7円近く暴落しました。

米ドル/円に合わせるように、トルコリラ/円も21日未明安値6.95円まで下落。昨年1220日の最安値6.17円以来に、7円台を割り込みました。

その後、米ドル/円がやや買い戻され132円に到達したことに合わせて、トルコリラ/円も7円台まで回復。しかし、金融政策の余波を払拭したとはいえず、懸念の残る状況となっています。

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注釈:株式会社カカクコム「FX羅針盤

トルコリラとはどんな通貨?

トルコリラ

トルコリラ(TL)とは、トルコ共和国で使用される現行通貨。現行のトルコリラは2009年から発行が開始されており、表面には初代大統領「ムスタファ・ケマル・アタテュルク氏」の肖像がすべての紙幣に採用されています。

トルコリラは、政策金利の利率が高いことで有名、FXにおいては通貨ペアの金利差によって発生するスワップポイントを狙う場合に特に注目される通貨の1つです。

2023年1月時点でのトルコリラの政策金利は9%です。日本と比べると、極めて高金利だと言えます。

他国通貨との比較

トルコ日本米国ユーロ英国豪州メキシコ
利率9.000.104.25%~4.50

2.00
2.50
2.75

3.503.1010.50
改正日2022年11月25日201601292022121420221215202212152022120620221215

【2023年最新】トルコリラ/円の今後の見通し

今後の見通し①:下降トレンドが続く可能性が高い

トルコ政府は2021年、政策金利の引き下げを発表しました。世界では米国を中心に金融緩和縮小の動きを見せていいたなか、世界の動きに逆行する形で利下げを実行。市場における失望感の高まりから、トルコリラも売り先行の値動きとなりました。

トルコリラ/円でも11月には、1日で前日比の15%も下落するなど、急速な値動きをみせています。トルコでは、政策金利の引き下げが続いていくと予測されるため、今後も下降トレンドが続く可能性が高いといえます。

今後の見通し②:先進国の政策に左右される

トルコリラは新興国通貨であるため、アメリカやイギリスなどの先進国の影響を受けやすい傾向です。トルコはエネルギー資源が乏しいため、原油をはじめとした資源を近隣諸国から輸入しています。

そのため原油価格が高騰したり、エネルギー消費量が急増したりすると、輸入コストが膨らみ、経常赤字が拡大してしまいます。

赤字を補てんするには、海外からの投資資金が必要不可欠なため、外貨との関係は密接。例えばドルやユーロが利上げされると、トルコとの金利差が縮小してしまい、投資家はトルコリラからドルやユーロへ転換する可能性があります。

このように、トルコリラは先進国の政策金利などの影響を受けやすいといえます。政策の内容によっては、急激な値動きが起きる可能性もあるため、トルコリラの取引を検討する際は、先進国の政策に留意しておきましょう。

(※注釈:公益財団法人 国際通貨研究所「新興国通貨の基礎知識~トルコ」)

今後の見通し③:コロナ終息後の経済回復に期待

2023年現在、世界中で新型コロナウィルスの影響は続いており、景気も世界的に低迷しがちです。当然、トルコも例外ではありません。

トルコでも観光客が激減したことにより、観光業は大きな打撃を受けました。一方、トルコでは国外に対して、新型コロナ対策への支援を積極的に行っており、医療品の提供量は世界で3番目(※1)。国際社会に貢献すべく、「人道外交」を進めています。

コロナ禍が終息し、再び自由に海外旅行を楽しめるようになれば、トルコの観光業も増加が見込めます。外交政策がイメージアップにつながり、トルコ経済にも回復の兆しが見えると、トルコリラの値上がりにも期待できるでしょう。

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(※1)注釈:日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所「新型コロナウィルス危機下で活発化するトルコの人道外交

トルコリラ/円が下がり続けている理由

トルコリラが下がり続けているのには、以下のような理由が挙げられます。

トルコ共和国の金利政策

トルコ共和国ではインフレが加速しており、20229月に消費者物価が前年比上昇率83.45%を記録(※1)。トルコ経済における大きな課題となっています。

インフレではモノの価値が高まるため、相対的に通貨の価値は下落。利上げにより金利面を優遇することで、通貨の下落を防ぐのが一般的な政策です。しかし、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領(以下、エルドアン大統領)は、「インフレ対策には利下げが有効」というのが持論。

政策にも取り入れられており、トルコ中央銀行も継続的に利下げを実施しています。以下は、トルコにおける政策金利の推移です。

トルコ政策金利の推移

(出典:外為どっとコム「トルコ政策金利の推移」)

政策金利は2018年に24%まで引き上げられたものの、その後は利下げ傾向。20229月時点では、9%まで下がっています。エルドアン大統領は、利上げを継続していくとしていることから、今後もトルコリラの下落が続く可能性があります。

(※1)注釈:日本経済新聞「[FT]トルコ大統領、利下げ継続示唆 物価上昇80%超も

大統領の発言

為替の値動きは、要人の発言によって大きく変動する場合もあります。エルドアン大統領の発言も例外でなく、過去にも発言によるトルコリラの変動はたびたび発生しています。

 例えば202111月には、「金融政策の引き締めはインフレ低下につながらず、国を縮小・弱体化させ、国民を失業・飢え・貧困に追いやるもの」と発言(※1)。利下げの影響もあり、トルコリラは急落しました。

こういった利下げに関する発言はたびたび繰り返されており、抗議デモなども行われているようですが、エルドアン大統領は強硬な姿勢。

政策金利が転換される兆しがみえず、市場で「失望売り」が繰り返し行われていることも、トルコリラが下がり続けている一因といえます。

(※1)注釈:日興アセットマネジメント株式会社「大統領の理不尽な発言でトルコ・リラが急落

国内・近隣国の情勢および地政学的な影響

為替相場は国内をはじめ、近隣国の情勢や地政学的な影響によっても値動きが変動します。以下は、トルコリラの値動きと主な出来事をまとめたグラフです。

トルコリラの値動きをまとめたグラフ

(出典:日興アセットマネジメント株式会社「足元のトルコの状況と今後の見通し」)

2015年以降、テロやクーデター未遂事件をはじめとする政治リスクの高まり、観光業の減衰などによる景気の後退などから、トルコリラは軟調に推移してきました。

 グラフを見るとトルコリラが下落する前後に、政治的な動きあるいは事件などが発生しているのが分かります。

また、アメリカとの関係性もたびたびトルコリラに影響を与えています。例えば2017年に両国がお互いにビザの発給を停止。トルコリラは対円で2.3%、対ドルで2.5%下落しました(※1)

このような国の情勢、地政学的な要素もトルコリラ下落の原因と考えられます。

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(※1)注釈:大和アセットマネジメント株式会社「トルコと米国のビザ発給業務停止に関する報道を受けて

トルコリラ/円に投資する魅力

トルコリラ/円は、多くの投資家が注目する通貨。トルコリラ/円に投資する魅力については、以下のものが挙げられます。

スワップポイントが高い

スワップポイントとは、通貨ペアで生じる金利差のことです。金利が低い国の通貨を売り、高金利な通貨を買うことで、金利差分をポイントとして受け取れます。付与スワップポイントはFX会社によって異なりますが、トルコリラは受け取れるポイントが高い通貨です。

まずは、他の通貨とトルコリラのスワップポイントを見てみましょう。以下は、比較がしやすいよう公的な取引所FX「くりっく365」で各通貨のスワップポイントをまとめた表です。

米ドル/円

ユーロ/円

ポンド/円

トルコリラ/円

171円

85円

158円

21円

(出典:2022年12月20日時点。GMOクリック証券

上記は、1万通貨あたりのスワップポイントです。一見するとトルコリラは、高くないようにみえますが、同じ資金で運用した場合に他通貨のスワップポイントを上回ります。例えば米ドルの場合、1万通貨の取引をするためには、130万円ほどの資金が必要です(※1)

対してトルコリラは、同じく130万円で運用した場合には18万通貨ほど保有でき、スワップポイントに換算すると「21円×18万通貨=378円(※1)。同程度の資金で運用したときのスワップポイントは、先進国の通貨ペアより高い水準となります。

(※1)参照:GMOクリック証券2022年12月21日14時時点。

ボラティリティが大きい

新興国の通貨は、先進国の通貨と比べて流動性が低いため、突発的な相場急変動が起きやすいのが特徴です。経済指数の発表や金融政策の変更、政治的な要因によって激しい値動きが起きるケースは珍しくありません

 このような価格の変動を表すパラメータのことを「ボラティリティ」といい、大きい場合には一定のリスクを見込んでおく必要があります。

ボラティリティが大きい通貨は、リスクが高い一方でハイリターン。将来の相場を正確に予測できれば、短期間に高い収益が見込めます。

トルコリラも実際、数日ほどの短期間で大きく価格が変動したケースも少なくありません。

値動きを正確に予想する必要はありますが、短期的な収益が期待できるのは、トルコリラの魅力といえるでしょう。
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トルコリラに関する過去のニュース

トルコリラ取引を検討しているなら、まず初めにトルコのこれまでの同行を把握しておくことが大切です。

トルコリラの現状(2022年9月)

2022年9月上旬、トリコリラ関連では以下のニュースが目立っています。

・欧米市場は金融引き締めの動き
・新興国通貨売りの推移
・2022年7月5日、リラ/円は8円台を切る
・ユーロ売りの影響あり?
・ロシア天然ガスの供給不足
・中国の感染拡大

7月5日より、8円台を割っている動きにも注目です。

トルコリラに関する年表(2022年1月〜5月)

トルコリラのこれまでの関連ニュースをおさらいです。

トルコ関連ニュース
2022年1月
トルコ政府が電力や天然ガスの値上げ発表
2022年2月
ウクライナ情勢や大統領のコロナ感染
トルコ中銀金融政策決定会合
2022年3月
トルコ消費者物価上昇率が50%に
2022年4月
日米の金融政策が影響か?
2022年5月
円安に乗じて失速するも…
年表の詳細はこちら↓

・2022年1月:トルコ政府が電力や天然ガスの値上げ発表

2022年1月1日にトルコ政府は、電力や天然ガスの値上げを発表しています。インフレ状態にあるトルコではこうした実生活への影響も強いのが現状です。

しかし、インフレ状況にある現在もエルドアン大統領の意思を追うような形でトルコ中央銀行が利下げを続けている状況から見ると、まだまだ安心はできないと言えるでしょう。

・2022年2月:ウクライナ情勢や大統領のコロナ感染

トルコは軍事緊張状態にあるウクライナに対して防衛協力の意向ですが、ロシアとの関係性も今後無視はできません。加えて、インフレに対する「利下げ」が続きトルコリラはまだまだ不透明であると言えます。

そんな中、肝心のエルドアン大統領がコロナウイルスに感染しているので、政治的なリスクも高く引き続きトルコに対する不信感が影響してくるでしょう。為替は2月に入り、8円台が続いています。

2022年2月:トルコ中銀金融政策決定会合

進行するインフレに対してエルドアン大統領の意向を汲み利下げを強行してきましたが、トルコ中銀は17日の会合で「近日行ってきた政策の影響を見極めながら引き続き対応していく」としています。

3月までは様子見と既に発表しているので4月からの動きに注目したいですが、エルドアン大統領は17日の会合でも「利下げ継続」の意思を見せているのでまだまだ不安定だと感じます。

2022年3月:トルコ消費者物価上昇率が50%に

3月3日に発表があったCPI(消費者物価指数)によれば、2002年ぶりに50%を超える状況となりました。引き続き8円台で進むなか「コロナの影響によるインフレ」と「ウクライナ情勢による物価上昇」が痛手となっています。

ロシアと欧米の関係性によって、原油高などが起こっているいまトルコのインフレ抑制はさらに難しくなっております。ですが「EUやNATO」などのキーワードがトルコ経済安定の潤滑油となる可能性もあるかもしれない、という意見もあります。

・2022年4月:日米の金融政策が影響か?

28日からドルに対して大きな円安が続いていることはもう話題となっています、レートは1ドル=125円台にも。背景には日米の金融政策がありますが、中でも黒田日銀総裁による金融緩和の影響は大きいでしょう。

トルコリラもその影響を受け3月29日には8.44円まで変動しました。ですが続くウクライナ情勢の停戦協議進展を横目に、4月1日に早朝は8.30円台まで下がっている状況です。

・2022年5月:円安に乗じて失速するも…

4月末には日銀がマイナス金利・金融緩和政策の維持を発表することにより、円売りが行われ1ドル131円台にまでの円安となりました。そこに乗じるようにトルコリラ/円も30日には8.70円まで失速しています。

ですが完全に円安での動きなので、トルコリラでの動きは5月5日に発表のある4月のCPI(消費者物価指数)によるとされています。

・2022年6月:政府は引き続き「利下げ意向」

トルコはこれまで、実質金利がマイナスであることから国際的な信用を失ったままでした。物価上昇に対する意向が、大統領と中央銀行で分かれてしまっていたりと不安要素の多い国です。

そんな状態でコロナ禍になり状況は悪化、さらにウクライナ・ロシア情勢の影響も大きく受けています。特に政策金利とインフレ率の関係は今後もメインになるでしょう。
出典:「トルコ5月のインフレ率73.5%、1998年以来の高水準-リラ安」Bloomberg

今後の見通しを考える上で、過去の情勢を知っておくのは大切なことです、しっかり確認しておきましょう!

トルコリラはスワップポイント取引がおすすめ!その理由とは?

スワップポイント増額キャンペーン

トルコリラを投資対象とするのであれば、スワップポイントで金利差を利用した長期投資が一番最適な取引方法と言えます。

スワップポイントとは?
スワップポイントは「2ヵ国間の金利差調整分」と呼ばれます。FXでは低金利通貨を売って高金利通貨を買うと、ポジションを保有している日数だけ金利差分の利益を得られます。また、同じ通貨でもFX会社によって異なります。
 例えば、日本の金利は-0.10%でトルコの金利が14%なので、金利差14.1%のスワップポイントをトルコリラを買うことで受け取る事ができます。

このスワップポイントは決済しない限りずっと利益が発生する仕組みなので、良いポジションで売買取引すれば長期に資産形成をすることが可能です。

ですが、世界の情勢が変わり極端に金利が下がったりする場合は、マイナススワップと呼ばれ「逆に支払いが発生」するリスクもあります。

大手FX口座のトルコリラスワップを比較!

では実際、トルコリラを買うことでお得にスワップポイントが得られるのはどこの会社なのでしょうか。比較表を作成したので、参考にしてみましょう!

※2023年2月10日時点
※1万通貨の場合
※レート7.850円
※必要証拠金78,500円
トルコリラ
買いスワップ
年間のスワップ年間利回り
松井証券のFX259,125円11.6%
トライオート FX238,395円9.7%
LIGHT FX207,300円8.4%
みんなのFX207,300円8.4%
外貨ex207,300円8.4%
外為どっとコム186,570円7.6%
LINE FX186,570円7.6%
SBI FXトレード186,570円7.6%
FXプライムbyGMO186,570円7.6%
GMOクリック証券FXネオ176,205円7.1%
ヒロセ通商2730円0.8%
FXブロードネット取扱なし--
DMM FX取扱なし--

松井証券のFX」や「トライオートFX」が特にトルコリラの買いスワップ数値が高めに設定されています。本記事ではのちほど詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみましょう!

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トルコリラを取引するメリット・デメリット

メリット

トルコリラ通貨を利用するメリット・デメリット

トルコリラに投資をするメリットは、スワップポイント投資で金利差を利用して利益を上げられる点です。

メジャーな通貨ペアではスワップポイントが少ないため長期投資には向かないことも多いですが、新興国通貨であれば金利差を使用した利益を受け取れます。

 特に少ない資金でレバレッジを最大限活用すれば、より大きなスワップポイントが得られます。しかしレバレッジ取引はリスクもあるので気をつけましょう。

トルコリラは短期取引においてFXトレーダーや投資家達からすると不人気ですが、長期投資には人気の通貨なのでスワップポイント投資が目的ならおすすめの通貨です。

特にあとで紹介するFX口座は、トルコリラのスワップポイントが高めに設定されているので他の会社と比較してメリットがあるでしょう!
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デメリット

トルコリラ通貨を利用するメリット・デメリット

トルコリラは高金利通貨なのでスワップポイントを得るには最適な通貨ですが、先の見通しが予測しずらく、リスクコントロールができないというデメリットがあります。

メジャー通貨の場合は取引量が多いため分析がしやすく、どのポイントを世界中の投資家達が意識しているのかチャート上に現れやすい傾向があります。

 一方でトルコリラは市場の参加者が少なく流動性が低いため、チャート分析を行なっても、なかなかその通りにはいかずランダムにチャートが動く性質があります。

なので、資金管理においてどのくらいの資金を使用してどの程度のポジションを保有するべきなのか、または損切り目安や利食いポイントはどこなのかが明確にしずらいでしょう。

もしもトルコリラで取引を考えているなら、このようなデメリットの部分も多く含んでいるということを認識の上で投資を行いましょう。

極端に、金利が下がったりしない限りはスワップポイントでの利益目的として運用するのがおすすめです。

トルコリラ投資の為のFX口座の選び方

トルコリラは、スワップポイント狙いでよく運用されています。そのため口座を開設するときは、スワップポイント投資に有利なFX会社を選ぶのがおすすめです。スワップポイントでFX会社を選ぶときは、以下のポイントをおさえておきましょう。

スワップポイントの高さ

トルコリラへの投資を検討するときは、スワップポイントの高いFX会社を選びましょう。トルコリラは、スワップポイント狙いで運用されるのが一般的です。スワップポイントの水準が高いFX会社を利用するほうが、利益を得やすくなります。

なお、スワップポイントを確認するときは、ほかの新興国通貨のスワップポイントも確認しておくのがおすすめです。南アフリカランドやメキシコペソなどもスワップポイントが高いため、併用して運用すればより利益を狙いやすくなります。

ポジションを保有したままスワップポイントのみ出金できるか

スワップポイントは毎日発生しますが、受け取ったポイントのみを出金できるかはFX会社によって異なります。なかにはポジションを決済しないと、スワップポイントの出金ができないFX会社もあります。

ポジションを保有したままスワップポイントを出金できると、ポイント分を引き出して追加で投資することも可能。より効率的に資金運用をおこなえます。

なお、スワップポイントも課税対象です。スワップポイントのみを出金したとしても、税金が発生することは、あらかじめ把握しておきましょう。

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トルコリラ/円投資におすすめのFX口座

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1通貨単位
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通貨ペア数
20通貨ペア
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また、個人口座ではレバレッジが「なし・5倍・10倍・25倍」から選べるので、スワップポイントの受取を増やすためにチャレンジしてみても良いでしょう!

投資情報も豊富にあるので、スワップポイント以外の通常取引でもトレーダーとして成長するのにおすすめの口座です。

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取扱通貨ペア数20通貨ペア
デモ取引可能
取引ツール
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モバイル版
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・LINE公式アカウント
レバレッジ1倍・5倍・10倍・25倍
基本スプレッド
※原則固定、例外あり
※09:00~翌01:00
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.5銭
ポンド/円 0.6銭
※2023年11月29日時点

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最大25倍
※個人口座の場合
基準スプレッド
※原則固定、例外あり
米ドル/円:0.3銭
ユーロ/円:0.5銭
英ポンド/円:1.0銭

出典:インヴァスト証券公式

よくある質問

トルコリラとは?
トルコリラとは新興国通貨(エマージング通貨)と言われ、先進国の通貨に比べ金利が高く、長期投資であるスワップポイントで利益を上げやすい高金利通貨の一つです。
トルコリラの特徴とは?
トルコ共和国は地政学リスクが高い上、外国からの輸入に大きく頼る国なので、先進国の政策金利や景気の良し悪し、隣国の政情不安などの外的要因がダイレクトに影響します。
トルコリラの今後の見通しとは?
トルコ共和国は外資で成り立つ国なので、主な収益源である観光業やサービス業はコロナの影響で右肩下がりの状況。コロナが収束しない限りは今後もトルコリラ安が継続するでしょう。
トルコリラにおすすめの投資方法とは?
トルコリラにおすすめの投資方法は、低金利通貨を売り高金利通貨であるトルコリラを買い、スワップポイント投資で長期に運用することで得られるインカムゲインを目的に投資することが最適です。
トルコリラのメリットとは?
トルコリラは高金利通貨なので、低金利通貨を売りトルコリラを買えば、スワップポイントで金利差が得られます。リスクが高い反面、利益率も非常に高いところがメリットです。
トルコリラのデメリットとは?
トルコリラは先進国の政策金利など外的要因が強く影響する通貨なので見通しがつかず、何かしらの原因で急に金利が安くなったり高くなるところがデメリットとして挙げられます。
トルコリラにおすすめの取引口座とは?
トルコリラにおすすめの取引口座は、スワップポイントが高く設定されていて、比較的に低金利の通貨のスプレッドが狭く、高金利通貨のスプレッドも狭い口座を選ぶことが最大限利益を上げられます。

まとめ

ここまで、トルコリラの特徴や投資する上でのメリット・デメリット、高金利通貨に投資する際のおすすめのFX取引方法について詳しく解説させて頂きました。

金利の安い通貨を売り、高金利のトルコリラを買えば、スワップポイントにおいて長期的な目線で投資ができインカムゲインを得られる理由がお分かり頂けたのではないでしょうか。

インカムゲインはポジション保有中ずっと利益を運んでくれるので、スワップポイント投資を検討しているならトルコリラはおすすめの高金利通貨の一つです。

スワップポイントの高い口座を開設することをおすすめします。
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・市場の流動性が低下していることで、注文がリジェクトされる場合があります。
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