『ルックバック』のネタバレあらすじ解説 | エキサイトcomic

『ルックバック』のネタバレあらすじ解説

今回記事でご紹介するのは『チェンソーマン』で有名な藤本タツキの読み切り巨編、『ルックバック』のあらすじです。

本作は2021年7月に『少年ジャンプ+』にて公開され、実際の事件に紐付いた、衝撃的なストーリーが大反響を呼びました。

単行本は全1巻。

2024年2月にアニメ映画化が発表され、同年6月に公開を予定しています。

制作はスタジオドリアン、『電脳コイル』『フリクリ』などに関わった押山清高が監督を務めます。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『ルックバック』のあらすじ

学年新聞の四コマ漫画を担当する小学四年生の藤野(ふじの)。

彼女が手掛ける漫画は面白いと評判を呼び、その事を藤野自身も鼻にかけていました。

ある日担任に呼び出された藤野は、別クラスの不登校児・京本(きょうもと)の描いた絵を学年新聞に掲載したいから、連載枠の片方を譲ってくれと頼まれます。

この申し出に対し、京本を軽んじていた藤野は、「本当にできるんですかね?」と挑発。

出典:「ルックバック」公式サイト

しかし新聞に掲載された京本の絵は大人顔負けの上手さで、藤野の漫画は明らかに見劣りしていました。

クラスメイトたちは京本を褒めそやし、それまでちやほやしていた藤野の漫画を、「案外普通だね」と貶します。

周囲の屈辱的な仕打ちに燃えた藤野は、京本を見返したい一心で絵と漫画の勉強に打ち込むものの、どんなに頑張った所で京本の画力には追い付けず、友人や家族に呆れられます。

六年生になった藤野は遂に敗北を認めてペンを折り、学年新聞の連載を打ち切ってしまいました。

そして卒業式の日、またしても担任に呼び止められた藤野は、京本に卒業証書を届けてほしいと言われ、仕方なく彼女の家に向かいました。

玄関ドアを開けた藤野は、廊下の至る所にスケッチブックが積まれた光景に唖然とし、才能を超越した努力の差を思い知らされます。

結局自室にひきこもる京本に会えず、卒業証書だけ置いて帰ろうとした藤野。

そこに京本が裸足で駆け付け、ずっと前から藤野先生のファンだったと告白しました。

ライバルの憧れの対象だった事実に藤野は舞い上がり、藤野キョウの共同ペンネームを用い、京本と漫画を描き始めます。

デビューを目指し頑張る二人の努力は報われ、十三歳で応募作が準入選し、十七歳になるまでに七本の読み切りを載せてもらいました。

このまま高校を卒業しプロになる藤野の将来設計は、京本と進路が分かれご破算に。

京本はもっと絵が上手くなりたいと望み、山形の美術大学を志望したのです。

相方に裏切られたように感じた藤野はコンビを解散し、以降一人で連載を続け、単行本が十一巻に達した時点でアニメ化が決まるのですが……。

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