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吉野熊野国立公園の取組
自然再生の取組
豊かな生態系が残されている大台ケ原では、数十年前から主にシカの食害と考えられる植生の衰退が見られます。大台ヶ原では、環境省が大台ヶ原自然再生推進計画を2004年度に策定し、シカの個体数管理、森林生態系や生物多様性の保全・再生、持続可能な利用の推進を柱とする取組を推進しています。
アカウミガメ保全のための乗り入れ規制
孵化したばかりのアカウミガメ
七里御浜と王子ヶ浜は、アカウミガメの貴重な産卵地です。産卵期になると地域の方による早朝パトロールなどの保護活動が行われますが、浜に進入した車両によって卵が踏みつぶされるなどの問題が起きています。こうした被害を減らす為に、毎年5月から9月まではこれらの浜への車両の乗り入れを規制しています。
マリンワーカー事業
オニヒトデの防除
(版権者:串本海中公園センター)
串本海域では、2004年以降、オニヒトデなどによってサンゴの食害が発生しています。地域の自治体やダイバーの協力の下、オニヒトデや巻貝の調査と防除を行い、貴重なサンゴ類の保護および海中景観の保全を図っています。