その他
環境省関東地方環境事務所では、今年度5月1日から11月29日までの間、茶臼岳及び那須連山への主要な登山口である峠の茶屋登山口において、登山者カウンターを設置して利用者数調査を実施しました。
その結果、峠の茶屋登山口の利用者数は、入山者が約5万人、下山者が約6万5千人であり、昨年度と比較すると入山者・下山者数ともに減少しました。
日光国立公園那須地区の茶臼岳(1,915m)を中心とする那須連山は、登山利用が多く、中でも茶臼岳は今でも噴煙をあげる荒々しい火山景観や山頂からの展望が人気であり、山頂付近までロープウェイが整備されており手軽に登山を楽しめることが特徴です。
近年のロープウェイ利用者数は年間約30万人で、茶臼岳及び那須連山の登山利用の大半を占めていますが、環境省では国立公園の適正利用の推進に資するため、ロープウェイを利用しない登山者数を把握することを目的に、平成22年度から那須岳の主要な登山ルートである峠の茶屋登山口に登山者カウンターを、5月から11月までの期間設置し、利用者数を調査しています。
設置したカウンターは、赤外線反射を利用したセンサーにより、自動的に通過人数をカウントする仕組みとなっています。日時、方向(上り下りを識別)が記録され、登山者数を把握することができます。
平成28年4月27日から11月29日まで
※集計期間は、5月1日から11月29日まで
平成28年度の峠の茶屋登山口における入山者数は計49,255人、下山者数は計64,921人でした。今年度、昨年度の月別集計結果は表1のとおりとなります。昨年度と比較すると、入山者数・下山者数ともに減少しました。
また、過去の月別集計結果は図1、表2のとおりとなります。
環境省 那須自然保護官事務所 担当:吉川
電話:0287-76-7512 FAX:0287-76-7513