環境省_南アルプス国立公園_見どころガイド
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南アルプス国立公園の見どころ

甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)
甲斐駒ヶ岳の写真
甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)
山全体が花崗岩で覆われ、白く優美な山容がとても魅力的で、遠くからも目立つ存在です。黒戸尾根ルートには、ほこらなど山岳信仰の跡が随所に見られます。[標高]2,967m
仙丈ヶ岳
仙丈ヶ岳の写真
仙丈ヶ岳
山容は比較的穏やかで、その優雅な姿から「南アルプスの女王」と呼ばれています。危険な箇所が少なく登りやすい山です。[標高]3,033m
鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳)
鳳凰三山の写真
鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳)
薬師岳、観音岳、地蔵ヶ岳を主とする山塊で、森林限界をこえた稜線部は白っぽい花崗岩の砂地に覆われており、信仰と伝説の山として知られています。[標高]薬師岳2,780m、観音岳2,841m、地蔵ヶ岳2,764m
北岳
北岳の写真
北岳
富士山に次ぐ日本第二の高峰で、間ノ岳、農鳥岳とあわせて白峰三山と呼ばれます。東側斜面には、北岳バットレスと呼ばれる山頂から続く高さ600mの岩壁があります。[標高]3,193m
間ノ岳
間ノ岳の写真
間ノ岳
どっしりとした大きな山体が特徴的です。大井川の源流に位置し、周辺には北沢カール、細沢カールといった氷河地形や山体の崩壊によってできた多重山稜が見られます。[標高]3,190m
農鳥岳
農鳥岳の写真
農鳥岳
残雪の時期には山腹に鳥の形の雪形が出現し、麓で暮らす人々はこれを農事暦の目安にしたことからこの名がついたと言われています。[標高]3,026m
塩見岳
塩見岳の写真
塩見岳
山頂は西峰と東峰に分かる双耳峰ですが、ドーム型の独特な山容は、遠方から眺めると独立峰のように見えます。鳥倉林道からのルートにより、多くの登山者が訪れます。[標高]3,047m
荒川三山[東岳(悪沢岳)・中岳・前岳]
荒川三山の写真
荒川三山[東岳(悪沢岳)・中岳・前岳]
東岳(悪沢岳)、中岳、前岳をあわせて荒川三山と呼ばれます。明瞭な氷河地形が残る日本最南端の場所です。前岳西斜面の荒川大崩壊地では、ダイナミックな変動地形が見られます。[標高]東岳(悪沢岳)3,141m、中岳3,084m、前岳3,068m
赤石岳
赤石岳の写真
赤石岳
三方に尾根を張り出したどっしりとした山容で、国内で最高地点の一等三角点が設置されています。赤石山脈という名称は、この山から転用されたものです。[標高]3,121m
聖岳
聖岳の写真
聖岳
聖岳は日本最南端の3,000m峰です。聖岳から兎岳を経て赤石岳に至るルートでは、南アルプスの全容を展望しながらその深さを感じることができます。[標高]3,013m
上河内岳・茶臼岳
上河内岳・茶臼岳の写真
上河内岳・茶臼岳
茶臼岳と上河内岳の間には、過去の寒冷な時期に地面が凍結と融解を繰り返すことで、大小の礫が多角形状に並ぶ「亀甲状土(構造土)」と呼ばれる地形がみられます。[標高]上河内岳2,803m、茶臼岳2,604m
光岳
光岳の写真
光岳
山頂部がわずかに森林限界を超えているものの、全体が樹林帯に覆われています。光岳は、ハイマツとライチョウの分布の世界的南限にあたります。[標高]2,592m

生きもの

キタダケソウ
キタダケソウの写真
キタダケソウ
6月下旬から7月上旬の雪解けすぐに、白い花をつけます。世界でも北岳の山頂部のみに生息する固有種です。
クモマツマキチョウ
クモマツマキチョウの写真
クモマツマキチョウ
高山蝶のひとつで、大陸と陸続きになっていた氷河期に渡来してきたものが温暖化により国内の高山に逃げ延びたもので、国内では飛騨山系・赤石山系・妙高山・戸隠山・八ヶ岳の限られた地域にしか生息していません。
ホンドオコジョ
ホンドオコジョの写真
ホンドオコジョ
イタチの仲間。中部以北の標高1500m以上の亜高山帯に生息しており、肉食です。

アクティビティ

登山
登山の写真
登山
南アルプスは、日本で2番目に高い北岳(3,193m)をはじめ、3,000m級の高峰を十座以上有し、多くの登山者を楽しませます。