環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。
2024年7月1日から特定外来生物に指定されました
「チュウゴクオオサンショウウオは全国の複数箇所に定着しており、日本固有種かつ特別天然記念物であるオオサンショウウオとの間に交雑が生じることにより、オオサンショウウオの保全に影響を及ぼす。チュウゴクオオサンショウウオは、寿命が長く、一度定着し交雑が起きると排除が難しい。また、その子孫も繁殖能力を有するため、その遺伝的かく乱の影響は大きく、長期的に継続する。チュウゴクオオサンショウウオ及び交雑個体は、オオサンショウウオより活発かつ攻撃的であり、繁殖場所を独占し、オオサンショウウオを駆逐しているとされている。近年の研究によりチュウゴクオオサンショウウオはいくつかの種に分割されたこと、及び、オオサンショウウオ属の系統関係を鑑み、オオサンショウウオとの交雑による遺伝的かく乱の防止に向けては、オオサンショウウオ属のうちオオサンショウウオを除く種及びそれら種とオオサンショウウオの交雑個体に関して特定外来生物に選定するのが妥当である。」
2024年7月1日以降の飼養等の許可について
オオサンショウウオ属の外見上の判別は簡単ではありません