日本における経済学の魁
本学部は日本最初の経済学部です。慶應義塾の大学部理財科として明治23(1890)年に創設されて以来、本学部は理論と実証の両面で日本の経済学研究を先導してきました。さらに慶應義塾建学以来の「半学半教」の精神にのっとり、本学部は自由闊達な校風の中で先進的な経済学教育を行い、数多くの優秀な「慶應経済人」と称される卒業生を世に送り出してきました。現在、本学部の卒業生は実業界を始めとして学界、政界、官界など様々な分野で活躍しています。
世界を先導する経済人を輩出
本学部の教育目標は、世界を先導する次代の経済人を育成することです。そのためには、経済学の基本原理に対して確固たる知見を持つとともに、それを応用・実践できる能力を養い、さらに経済学のみに特化するのではなく幅広い領域の学識を身につけた人材を育てることが不可欠であると考えています。この目標を達成するために、本学部では積極的に新しい教育に取り組んできました。例えば、国際社会で活躍できる人材を育成するために、英語による経済学教育や海外の大学とのダブルディグリー・プログラムを推進しています。また、自分で考えをまとめて世界に発信していく能力を身につけてもらうために、自ら研究テーマを選び1年かけてじっくりと論文を執筆する研究プロジェクトや2年間にわたり学友と切磋琢磨できる研究会(ゼミナール)などの少人数教育にも力を入れています。