「白神ねぎ」特集(山本地域) | 秋田県農林水産情報こまちチャンネル - 秋田県の農林水産情報が集まる総合ポータルサイト
農業 能代市

目次

(1)「白神ねぎ」とは

JAあきた白神管内で栽培され、JA部会の厳しい品質検査をクリアした品質の高いねぎのみが謳えるブランドねぎです。

全国トップブランド産地を目指し、平成24年12月、JAで”白神ねぎ”を商標登録し、市場から高い評価を得ています。

産地JAあきた白神管内(能代市、藤里町)
出荷時期春どり:4月中旬~6月中旬
越冬早どり:7月中~下旬
夏どり:7月下旬~9月末
秋冬どり:10月~3月中旬

(2)産地の概要

JAあきた白神管内では、昭和25年頃からねぎの栽培が始まり、冬期に収入が確保できる品目として作付け広がっていきました。その後、ほ場整備や機械化等による作業の省力化により、急速に規模拡大が進んでいきました。

平成26年度からは園芸メガ団地の整備に取り組み、平成27年度には販売額10億円を達成。その後も、産地の拡大を進め、令和5年度には作付面積224ha、生産者数180戸、販売額17億円を超えています。

この記事では、白神ねぎの生産現場の様子についてご紹介します!

(3)栽培の様子

定植

夏ねぎの定植は3月末頃から始まります。

4月は天候に恵まれ、順調に生育しています。

定植は順次行われ、秋冬ねぎを含めると6月頃まで続いていきます。

削り込み

定植後20~25日頃には、除草を兼ねて畝間の土を削る作業が行われます。

土寄せ

生育段階に応じて土寄せを行うことで、ねぎの軟白部をつくっていきます。

定植後60日頃になると、1回目の培土(土寄せ)を行います。

その後、15~20日後には2回目の培土を行います。

さらに、収穫14~20日前に3回目の培土を行うことで、軟白部がつくられます。

(4)栽培講習会の開催

JAあきた白神では、ねぎの生育に合わせ、新規栽培者対象とした研修会を1~2か月に1回開催しています。

研修会では、能代市農業技術センターの職員や、県職員、種苗会社の担当者などが講師となり、現地ほ場を参加者全員で確認したり、培土作業を実際に実演し、活発な意見交換が行われます。

(5)収穫作業の様子

6月下旬から「夏ねぎ」の収穫が始まり、10月からは「秋冬ねぎ」として、雪が降る前まで収穫作業が続きます。

ねぎは気温が下がると生育が進み、内側から葉の枚数が増えていくため、秋冬ねぎは夏ねぎよりも、ぎゅっと詰まって太く、甘くなるのが特徴です。

囲いねぎ

11月後半には天気の悪い日が多く、ほ場がぬかるむと、収穫機が入れなくなるなるため、天気の良い日にまとめて収穫します。

収穫したねぎをビニールハウスに移動させ、木枠の中で保管する「囲いねぎ」は、雪が降り始める12月~1月にかけて出荷します。

雪中ねぎ

砂丘地である能代市河戸川地区では、冬でも土が凍らないという利点を生かし、「雪中ねぎ」として、1月~2月にかけて出荷しています。

「雪中ねぎ」は、雪の降る前の11月下旬~12月上旬頃に収穫し、束状のまま地中に軽く埋め、不織布で覆い、風雪にさらします。

寒さにより糖度を蓄えることで、より甘い味わいになると言われています。

(6)各種PRイベント

白神ねぎの知名度向上を図るため、イベントの開催やプロモーション活動を行っています。

①白神ねぎまつり

毎年10月には、JAあきた白神ねぎ部会等が主催する「白神ねぎまつり」が能代市内の会場で開催されます。

令和6年は10月5日~6日に開催され、ねぎの皮むき体験、ねぎの加工品販売、ねぎ一本焼き試食、マスコットキャラクター「白神ねぎのん」の缶バッチ制作体験等が行われました。

また、新たな特産品として開発された「白神ねぎ餃子」の試食・販売が行われ、あっという間に完売していました。

②全国ねぎサミット2024 inみと

令和6年11月30日~12月1日には、茨城県水戸市で開催された「全国ねぎサミット」に参加し、白神ねぎのPRを行いました。

ねぎサミットでは、全国各地のねぎ産地が参加し、試食・販売のほか、各産地のねぎを活用した飲食提供を通じ、ねぎのPRが行われます。

白神ねぎのブースでは、ねぎの販売のほか、きりたんぽやねぎ焼きなどを販売しました。

開始直後から長蛇の列ができ、昼頃には完売するほどの盛況ぶりでした。

③台湾でのプロモーション活動

白神ねぎは、令和4年に台湾への輸出をスタートし、現地でも食味の評価が高く、年々輸出量を拡大しています。

輸出拡大に向け、11月9~10日には台北市、12月7~8日には高雄市の百貨店等で、白神ねぎの試食・販売などのプロモーション活動を行いました。

現地ではめずらしい白い太いねぎへの消費者の関心は高く、試食では好評を得ていました。

念願の販売額20億円達成!

JAあきた白神では、生産者の努力と関係機関が一体となった取組みにより、令和6年12月に念願の販売額20億円を達成しました!ぜひ「白神ねぎ」をご賞味ください!!

関連情報

あきた白神米・白神ねぎ・白神山うど|JAあきた白神(公式HP) (akita-shirakami.jp)

能代の特産物(ねぎ) – 能代市 (noshiro.lg.jp)

お問合せ先

お問合せ先秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム
住所〒016-0815 秋田県能代市御指南町1番10号
電話番号0185-52-2161
FAX番号0185-54-8001

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