年齢が高い人を指す用語。
何歳以上を高齢者と呼ぶかは、時代や地域によって異なりますが、現在、世界保健機関(WHO)では65歳以上を高齢者としています。日本では行政上の目的によって異なり、「改正道路交通法」では70歳以上を「高齢者」として、高齢者講習の受講や高齢運転者標識の表示を課しています[1]。その一方、「高齢者の医療の確保に関する法律」(昭和57年法律第80号)では、65歳以上を高齢者とした上で、65-74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と分けて定義しています[2]。
この法律が制定された昭和57年時点では65歳以上の高齢者の割合は10%に満たなかったのですが、令和4年には30%近くまで上昇しています。また、この間に平均寿命は男女とも7歳以上延びていることから、これまでと同様、65歳以上を高齢者とすることについては議論が起きつつあります[3]。
(最終更新日:2023年07月07日)