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こんにちは。ライターの森です。ぼくは6年ほど前から、毎日『ウルトラマン』シリーズの服を着る生活をしておりまして、ピンときたデザインを見たらとりあえず買っておくという習性があります。
その300着(たぶん)を超える“ウルトラ服”のなかで、およそ1/6ほどをアパレルブランド「ハードコアチョコレート(以下、コアチョコ)」のTシャツが占めています。足を向けて寝られないくらいありがたみを感じているのが、この東中野のコアチョコ本店です!
今回はそのコアチョコのお店を訪ねて、代表・MUNEさんをインタビューしてきました。
1999年にネットショップから始まったコアチョコは、25年で2000種類以上のTシャツをリリースしてきたといいます。
店の扉にゲームメーカー「セガ」の人気キャラ・ソニックと岩下の新生姜のTシャツが飾られており、すでにカオスな雰囲気を醸し出している……。
そして、Tシャツがそこかしこに積まれている店内に入ると、代表のMUNEさんが登場!
“Tシャツ界の悪童”ハードコアチョコレートの代表/デザイナーのMUNEさん。昼はアパレルのデザインと販売を、夜は自身が経営する東中野「BARバレンタイン」にも立つ X(旧Twitter)https://x.com/mune41
コアな怪獣や宇宙人ばかりTシャツ化しているウルトラマンシリーズに対する疑問に加えて、
著名人も含め、カルチャー通がこよなく愛するブランドは、どのようにして成り立っているのか?
などの疑問をぶつけたところ、すべての質問に対して、芯の強い、アツい言葉が返ってきたので、ぜひ最後までお読みください!
〈この記事のハイライト〉
・一部のマニア向けだったモチーフを、ストリートファッションとしてリブランディングできた
・引き算すればするほど、作品愛が色濃く出る
・マニアックとよく言われるが、自分ではど真ん中のつもり
・亡くなった俳優のTシャツを出したら遺族に喜ばれてお歳暮をいただいた
・“自分だったらこうするのに”を詰め込んだシャツを「売って欲しい」と言われた商売の原点
・新たな縁をたぐり寄せるためには酒場(さかば)に行け!
相当なマニアも唸らせるという決意表明
話を聞いた場所は、コアチョコの店舗から徒歩数分の「BAR バレンタイン」。MUNEさんが経営する、自分の理想を詰め込んだ内装になっています。
カルチャー愛を感じる空間で、名画ポスターをバックにインタビューを開始。
「毎日ウルトラマンシリーズの服を着るルールで生活しているんですが、着たいと思えるデザインはなかなか少なくて。コアチョコが定期的にコラボをしているおかげで、ネタ切れにならずすごく助かってます」
「たぶんウルトラシリーズだけで累計110種類はあるんじゃないかな。ダダだけでA、B、Cがあるし、ほかではグッズ化されないような怪獣、宇宙人も多いので」
ダダ。『ウルトラマン』に登場。3つの顔を使い分ける宇宙人で、人気キャラのためのちのシリーズで何度も登場している
「映画や音楽、プロレスにアニメ、特撮など幅広いジャンルを扱っていますが、どういった基準で扱う作品を選んでいるんですか?」
「基本的に自分が好きなものだけをやるってコンセプトです。ウルトラシリーズにしても、本当に自分が好きなものから順番に選んでいて」
「最初はなにから始めたんですか?」
「『ウルトラマンレオ』のブラック指令です」
ブラック指令。ウルトラマンレオを倒すために“円盤生物”と呼ばれる怪獣たちを操る、シリーズのラスボス的存在の宇宙人
「相当なマニアをも唸らせる、渋すぎるチョイス……。なぜ記念すべき第一弾にこれを持ってきたんですか?」
「元々カンフー映画が好きで、その色が濃く反映されている『ウルトラマンレオ』がいちばん好きだったんですよ。円谷さんとコラボできると決まったとき、うちはこういうコンセプトでやるという意志を伝えるためのチョイスを出した。主役のウルトラマンたちや、バルタン星人、エレキングなどの人気怪獣でもない、本当に好きなものだけ。相当なマニアも唸らせる方向にしていくんだという決意表明です」
「黒幕的存在で登場機会も少なく、わかりやすいフォルムの怪獣でもなく、かなり渋いチョイス。ほとんどのキャラが収録されたブロマイドを除いて、過去にグッズ化された機会が相当少ない激渋グッズですが……。ちなみに売れたんですか?」
「けっこう売れた記憶がありますね。グッズ化されたことがないキャラなので、出たらとりあえず買うっていうファンがいるんじゃないかな。ちなみに過去いちばん売れたのは、メトロン星人かな。ロゴの部分がグラデーションで夕日を表してるんです」
メトロン星人。『ウルトラセブン』が初出で、その後のウルトラシリーズに何度も出てくる超人気宇宙人
「納得のナンバーワンですね。エピソードの肝となる部分と戦闘シーンが夕日をバックにした映像で、その美術込みで伝説となった神回です。売れる場合と売れない場合、どのくらいの差があるんですか?」
「すべるときはもう数十枚で終わる。200枚も売れないですよ。200くらい売れると増刷がかかって、1000枚売れると大ヒットという感じですね」
「ハマらないときもあるんですね」
「今年の1月でウルトラシリーズのナンバリングが100になったので、ようやくバルタン星人とバルタン星人二代目を出して。101から主役のウルトラマンたちを解禁して、タロウとレオを出しました」
「これまではウルトラの父と母、アストラなど脇役のみプリントしてましたよね。今後もコアなチョイスを期待してます!
マニアックと言われるが、自分ではど真ん中のつもり
「今年で25周年を迎えるわけですが、仕事をしているなかでいちばん楽しい、うれしいと感じる瞬間はどんなときでしょうか」
「多くの人が通り過ぎてきたモチーフを掘り起こして、それが喜んでもらえるのはすごくうれしいです。たとえばプロレスや特撮ヒーローでも、一部のファンに向けたグッズしか出ていなかったモチーフを、ストリートファッションとしてリブランディングする。そのスタイルが確立できたのことについてはかなり手応えがありますね」
「たしかにこのハードコアチョコレートのロゴTシャツのフォーマットにハメると、どんなものでもストリート感、パンク感が出ますよね」
「フジロックの現場で着てる人をたくさん見ると言われたりすると、嬉しくなりますよね。これまではミュージシャンのTシャツを着るのがお決まりだった場所で、音楽に限らず、自分の好きな映画なんかのシャツを着てくれる人が増えてるのは、やり続ける意義を感じられる」
「ロゴと写真をハメるとストリート感が出るというフォーマットという点では、SupremeのフォトTに通ずるものがある気がします」
「そこに自分の好きな純国産のコンテンツを入れていくのが楽しくてしょうがないですね。ただ、マニアックなブランドだと言われることが多いけど、自分ではそのつもりはなくて、ど真ん中のつもりなんです」
「ど真ん中!」
「例えば、『快傑ズバット』『アクマイザー3』『人造人間キカイダー』にしても、全国ネットの地上波で放送されていたわけで。マニアックだと言われる映画も、全国上映された作品ばかりだし、『あしたのジョー』『タイガーマスク』にしても国民的な作品で、決してマニアックではないですよ。
かつてのテレビや映画で大好きだったものを引っ張り出してきて、自分の大好きなものをプリントしてみたら、意外とみんなが喜んでくれるので定着していっただけなんです。
「たしかに、歴史に残る名作の数々……(とはいえ、脇役までTシャツにしてるのはコアだと思うけど)」
「だから、打ち合わせで東映などいろいろな会社に行くときは、いまだに緊張しますね。ずっと好きなものを作ってる場所に行くのは、その時点で感慨深いものがあります」
「映画通たちが好む東映映画にしても、当時としては全国公開で人気だったわけですもんね」
「そう。好きな作品のある俳優の写真を使いたいとき、その人がかつて所属していた事務所に連絡して、連絡先を突き止めても、もう亡くなっていることもある。そういうときには、事務所から遺族に連絡してもらって実現することもあるんです」
「好きなことゆえの執念……」
「『仁義なき戦い』の菅原文太さんのTシャツを出したときなんかは、ご家族から『こうやっていつまでも父を忘れないでいてくれてありがとうございます』というお手紙をいただいて、いまだに毎年ワインを送っていただきます。それだけ感謝されるのは、もうファン冥利に尽きますね」
「菅原文太や松田優作、勝新太郎といえば、大人気のマンガ『ONEPIECE』で彼らをモチーフにしたキャラクターが出ている。日本カルチャーの歴史に受け継がれているオマージュ元をTシャツにすることで、元ネタを知らないいまの若者たちとの接続点をつくる行為でもありそうです」
「うちは古い東映映画を数多く扱ってますが、それって、当時東映がいちばんはちゃめちゃで、おもしろくて、いちばんエンターテイメントをやってたってことだと思うんです。『ONE PIECE』にしても、あのキャラって元ネタがいるんだ、じゃあ過去の作品を見てみようかなと思うきっかけになったらいいなとは思います」
「ファッション業界では有名人が着ることで話題になるマーケティング手法もありますが、コアチョコも多くの著名人が着用していますよね。この人が着てくれてうれしかったという例はありますか?」
「ブランドを広めるために服をプレゼントして着てもらうのは、うちはあんまりやってなくて。というのも、なんとなくそういう作業を後回しにしてたら、ほとんどやってないことに気づいた、という感じです。だからムーブメントというより、みなさんが勝手に着てくれてるのは、本物のカルチャーに近いなって思います」
「今田耕司さんや東野幸治さんが、オール阪神・巨人師匠や西川のりお・上方よしお師匠のTシャツを着てくれたり、ファーストサマーウイカさんが勝新太郎のTシャツを着てくれたのはうれしかったですね。
ウルトラシリーズが好きな博多華丸・大吉の大吉さんは、お忍びで何度か店に買いに来てくれました。お忍びで来る方はけっこういるので、こちらもあんまり気づかないようにしてます」
引き算をすればするほど、作品愛が色濃く出る
「先ほど、メトロン星人のシャツのロゴは夕日をイメージしたというお話がありましたが、デザインをする際にはどんな部分に気をつけていますか? Tシャツのボディカラー、ロゴの配置、その色など、毎回その作品やキャラクターに合ったデザインがハマっているので気になるところです」
「まず本編を見ないと何も決められないですね。ウルトラ怪獣を扱うにしても、まずは本編を見返す。作品を見る前と後で、イメージが全く変わるので、見ないと作れないですね。そのうえで、作品やキャラクターのイメージに合うような色を選んでいく」
「なるほど。作品のイメージによって、全体を一色にしてロゴだけ色を入れるのか、モチーフの色を採用するか、その場合、どの色を選ぶか……。そのイメージは作品を見返さないと浮かばないと」
「そうそう。映画やマンガにしても、まずデザインをする前に本編を見返す。『あしたのジョー』をやるとなったら、全巻読み直す。それが仕事なんだから最高ですよね(笑)。デザイン中はその作品のテーマソングなど関連する曲を聞くことが多いですね」
言わずとしれた歴史に残る名作『あしたのジョー』。主人公・ジョーのほか、力石徹、ホセ・メンドーサ、カーロス・リベラなどのキャラに加え、作中に登場するドヤ街までプリントするのはさすがのチョイス
「いろいろやってきて気づいたんですけど、オフィシャルのグッズの中には、愛がない人がデザインしているケースがあって。そこで、愛のある人がデザインするとこうなるんだよという形を示したい気持ちはある。そこで、オフィシャルよりコアチョコのを買いましたって声を聞くとやっぱり嬉しいです」
「オフィシャルの愛のないデザイン……。ジャンル問わず心当たりのあるオタクは多い気がします(笑)」
「ひとつだけコツを明かすと、Tシャツにおいては、フルカラーでプリントすると良くないですね。特に特撮なんかはフルカラーだとちっちゃい子ども向けになっちゃう。それだとなかなか着づらいので、ウルトラ怪獣でも一色で出して、キャラクター性やそのエピソードの妙を色で表現する」
「色使いにそんな理由が!」
「技術が進化して、誰でもフルカラーで刷れるようになったけど、一色か二色、多くても3色でプリントする。どの部分の色を使うか、ロゴはどの色に合わせるのか……と、それでも十分その作品らしさは出せるんです。むしろ引き算すればするほど、その作品をどれだけ愛しているかが色濃く出る気がします」
“自分だったらこうするのに”を詰め込んだ
「そもそも、コアチョコはどんな形で始まったんですか?」
「高校時代から20代なかばまで、古着のTシャツ収集にハマっていて、自分でも病気だと思うくらい、古着屋だけじゃなくお土産屋みたいなところまで探し歩いた時期があった」
「相当お好きだったんですね」
「20代なかばくらいで自分でプリントを始めてみると、Tシャツを探し歩いていたときに『自分だったらこうするのに』というこだわりを込めたら、ドンズバの1枚が出来上がって。それはやっぱり面白かったですね。そういえば最初に作ったのは『仁義なき戦い』のロゴを模写して、世界堂で買った『Tシャツくん』(※)で、プリントした1枚だったなあ」
※Tシャツくん……網目状のスクリーン(版)にインクを通過させる孔(あな)を開けて、インクで印刷する技法「シルクスクリーン」の印刷キット
「作ったTシャツを自分で着てイベントに行ったとき『それ、どこで売ってるの?』って聞かれることが多くて。それで『金払うから作って』と言われて作り始めたのが、コアチョコのはじまりです」
「まさに商売の原点ともいえる始まり方だ」
「さっきの話のあと、Windows95が出た1998年あたりからインターネットとテキストサイトが広まって。ホームページを作って通販を始めたのが、コアチョコです。最初はほそぼそやってるうちに付き合いが増えていって、知り合ったバンドマンのライブでTシャツを売ったりしたのが第一のフェーズ。徐々に規模が大きくなって、下北沢に店を構えたのが第二のフェーズかな」
「時代の変化ともリンクしてそうですね」
「そうですね。1990年代、2000年代の半ばくらいまでは、ブート(海賊版)が当たり前の時代だったけど、インターネットが広がるうちに、それがダメになってきて。ある時期からオフィシャルの仕事が増えていって今の体制になった、という感じです」
「順調すぎる」
トイレの周りもポスターとステッカーであふれている
「商売の数字の面で、行き詰まったポイントはなかったんですか?」
「正直、なかったかも。というより、元々はTシャツを売ることで食っていこうという気持ちは全くなかったんですよ。当時、昼間は飲食や配達の仕事をしていて、バーを開店するための資金づくりのためにTシャツを売り始めただけ。その頃は通販のサイトにも『バー開業まであと〇〇円!』なんて書いてたから。その給料を捨ててTシャツだけにするのはリスクがあるなと思ってましたね」
「それが、なぜTシャツ1本に?」
「働いたあと、1日に4〜5時間だけTシャツに割いていたら、だんだんおもしろくなって、いつの間にか規模が大きくなって。自分ともうひとりの相方だけじゃ回らなくなって、いつの間にか今につながっているだけで」
「好きなことをやってたら、仕事になって、規模が大きくなっただけ。理想的すぎる」
コアすぎるオフィシャル第一弾
「趣味や仕事で、好きなことを何かを始めてみたい人ってたくさんいると思います。まずはTシャツを刷ってみたところから始まったと思うのですが、オフィシャルの仕事はどうやって始めたんですか」
「コアチョコのオフィシャル一発目は『八仙飯店之人肉饅頭』という香港映画でしたね。現実にマカオで起こった殺人事件が題材で、ある男が饅頭屋の家族を殺して、人肉を叉焼包(チャーシューバオ)にして店で出していたという話」
親指がかかってるところに載ってるのが『八仙飯店之人肉饅頭』Tシャツ。バックプリントの人体の書き込みが細かすぎる
「一発目がコアすぎる」
「ネットを見ていたらビデオソフトが再発売するというリリースが出ていたので、まずその会社に電話してみて。話を聞くわって言われたので、事務所に行って、決定」
「行動力の塊」
「こういうケースでは法人じゃないと相手にされないんですけど、法人化はまだだったので、『インディーのブランドです』という微妙な言い方をして乗り切ってました(笑)。あとは実績を積み重ねていくに尽きる」
「まずは一歩目を踏み出してみないと始まらない、という話の好例でしかない」
酒場(さかば)に行けば、なにかが起こる
「最後に、最近は『好きなものが見つからない』という悩みを持つ人も多い気がするんですが、そういった人たちに向けて、なにかアドバイスはありますかね。好きなものを突き詰めて、突き抜けたMUNEさんだからこそ聞きたいんですが」
「インターネットで世界を知った気にならないで、ネット半分、現実半分くらいの生活をするのが大事なんじゃないかとは思いますね。SNSとかでつながってるつもりになるけど、実際はどうなのか。そこで服を買いに行ったり、バーに行ったり、イベントに行ったりして、人を介して、また居場所が変わっていく楽しさがあるはず。家にこもってなにかやるより、勇気を持って外に出たほうが、なにかが見つかる可能性がある。
特に自分はバーをやっているんですけど、酒場(さかば)に救われてきた人生なので、酒場に行ってみるのはひとつ、いいと思いますね」
「『さかば』っていう読み方を聞いたの、『ルイーダの酒場』以来だな。渋い。ゲームでも酒場で仲間を探したり、情報収集をしたりするじゃないですか。現実でもやってみればいいってことか。MUNEさんのお店でも、きっとカルチャー好き同士の出会いが生まれているんですよね」
「そうですね。お酒を飲まない人たちもいるでしょうけど、酒場はウェルカムですよ。飲まない人もたくさん来るし、大学生からサラリーマン、いろいろな仕事をしている人たちが集まって、フラットに横並びで楽しそうに話してます。そこで人を介して仕事が生まれる例もあれば、普通に友だちが増えることもある」
「よく『バーの酒は高い。家で缶ビール飲めば200円だ』って言われるんです。もちろんそれでいい人もいるだろうけど、でもそれだと何も起こらないじゃん。好きなプリントのTシャツを着てうちのバーに来たら、『そのムルチのシャツ、渋いね』なんて突っ込まれますよ。そうやって仲間が増えたりイベントが起こるっていう楽しさは、ネットでは味わえないんじゃないかな」
「特にコロナ禍前後で成人を迎えた人たちは、酒場デビューするチャンスを失ってるかもしれません」
「俺だって、店がなかった頃は、Tシャツをリュックに詰めて酒場で売り歩いてましたよ。お酒を飲んで気分がいいから、意外と買ってくれる人も多くて(笑)。飲み屋で知り合った人の紹介で仕事が広がったことも何度もありますね」
「僕もフリーランスなので、そういう関係性の大事さはよくわかります」
「仕事が終わってたまにSNS見ると、ネット上だけでケンカしてる人たちがいて。俺がこんな楽しい思いをしてるのに、お前らそんな不毛なケンカしてんのかよって思う。好きなアーティストがいれば、ライブだけじゃなくて、ファンが集まる酒場に行けば楽しいし、ゴールデン街とかいろいろな街があるじゃないですか。
人と出会って話すことで刺激を受けて、なにか閃いたり、やりたいことにつながるタネが得られるかもしれない。
慣れない人は一見入りづらいかもしれないけど、一見さん、特に若い人には絶対みんな優しいから。だって常連ばっかりだと、客も店やってるほうも飽きてくるし(笑)。なにかを探している人は、ぜひ酒場に足を運んでみてほしいです」
「『書を捨てよ、町へ出よう』ではなく、『ネットを捨てて、酒場へ出よう』!」
ちなみに、いま店頭に並んでいるなかでのお気に入りは千葉真一Tシャツとのこと。
ハードコアチョコレート
https://core-choco.com/https://www.instagram.com/corechoco/
BAR バレンタイン
住所:〒164-0003 東京都中野区東中野4丁目26−12 佐藤ビル 1F
撮影:大藪達也
(おまけ)コアチョコ映画祭で毎回『ウルトラマン』シリーズを入れる理由とは
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この記事を書いたライター
毎日ウルトラ怪獣Tシャツを着ているフリー編集・ライター。インドネシアの新聞社、国会議員秘書、週刊誌記者を経て現職。守備範囲は政治社会からアイドル、スポーツ、ゲームなどエンタメまで。最近はテックや食と農に関する仕事が多め。