こんにちは、ARuFaです。
寒い日が続きますね、皆様いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、僕は本日こんなところに来ています。
宮城蔵王『キツネ村』です!
ここは、宮城県白石市にあるキツネのテーマパーク。
敷地内には130匹のキツネが放し飼いになっているらしく、その様子は非常にクゥンワィー(かわいい)ため、行けば必ず癒されるとのこと…
冬も本番となって寒くなってきましたが、せめて心だけはホッコリさせたいということで、東京から遥々やってきたという訳です。
なお、キツネ村の入り口には何故か巨大ゴリラがいますが、ここは決して「ゴリラ村」ではないので安心して入園してください。
キツネ村に入園
さあ、キツネ村に入園すると、まず受付にてキツネとの接し方についてレクチャーされました。
従業員の方のキツネの話を簡潔にまとめると、以下のような感じです。
・すごい寄ってきて、
・噛む。
以上です。
話を聞いて早速絶望した僕ですが、見かねた従業員さんが「キツネが寄ってきたら足を踏みならせば逃げていきます」というアドバイスを教えてくれたので、慣れるまでは四股を踏みながら移動したいと思います。
…さあ、そんなわけで受付で散々ビビらされた僕。
とはいえ、キツネを見ないことには帰れないので、覚悟を決めてキツネの放し飼いゾーンへと入ってみると……
カチャ……
あっ!
うおおおおおおおおーーーーっ!!!!
キツネだーーーーーーーッ!!!!
本物のキツネだーーーーー!!!!
かわいい~~~~~~!!!!
…すみません、最後のは土くれでした。取り乱してごめんなさい。
とはいえ、ゲートをくぐった瞬間に広がるキツネ天国はまさに圧巻!
冬毛になってモフモフの化身となったキツネ達が、ちょこちょこと動き回っているのです。
よく見ると、中には黒くてかっこいいキツネや、
「もはやお前は犬だろ」と声をかけたくなるキツネなどなど、様々な種類のキツネがおり、どれもフワフワのコロコロでついつい触りたくなってしまう程です。
…さて、そんなキツネ達ですが、種類は違えどその全てに共通することがありました。
それが何かといいますと、
「ちょっと待っ…」
サー…
「おーい」
シーン…
そう、全然寄ってこないのです。
おかしくないですか? 従業員さんは「すぐに寄ってきます」みたいなことを言っていたはずなのですが、何故か僕には一切近寄ってきてくれません。
…しかしご安心を。
こんなこともあろうかと、実は自宅からキツネの大好物と言われている油揚げ(を印刷した紙)を持ってきているのです。
さらにそれを大量に顔に貼り付けたら、服の色とも相まって文字通り「赤いきつね」の完成!
キツネの大好物を身にまとったとなれば、きっと彼等も我先にと僕の元へ駆け寄ってくることでしょう!
ヨッシャ―――!! 来い来い来い来い来い来い来い来い来い!!!
バッチコーーーーーイ!!!!
大きい声だしてすみません。
キツネにエサをあげてみよう
さて、先程は見事にキツネが寄りつかなかった僕ですが、さすがにエサの力を借りれば何とかなるはず。
そこで僕は受付で売っているキツネのエサを購入し、早速敷地内にある「専用エサ場」にてキツネに餌付けをしてみることにしました。
そしてこちらがその専用エサ場。
ちょっとした高台になっており、下にいるキツネに対してエサを撒くことができます。
…実際にエサを構えてみると、ご覧くださいこの寄りっぷり!
先程とは比べものにならないくらい僕(エサ)に対して興味津々のご様子です。
それでは、早速エサをあげてみましょう。
「お前らエサが欲しいかーーー!?!?」
うんうんうんうんうんうん
「ふーん…」
「やっぱり自分で食べちゃおうかなーー!?!?」
いやいやいやいやいやいやいや
「行くぞーーーーーーー!!!」
ぽいっ
ポトリ…
わーーーーーーーー!!!!
…エサを投げ入れた瞬間、入り乱れる毛玉たちの狂乱の宴。
この時ばかりは自分がロックスターになったかのような気持ちになれるので、ぜひ皆様もコール&レスポンスと共にエサを撒いてみましょう。
見てるだけでも楽しいぞ
さて、キツネ村には130匹ものキツネ達が放し飼いになっている訳ですが、キツネが自由に行動できるがゆえに、園内ではキツネ達による様々な事件が各地で引き起こされています。
そのため、キツネ達の様子をただ眺めているだけでも結構楽しかったりするので、ちょっと紹介させてください。
…例えばこちら。
園内にある木箱の中で1匹のキツネが何かをしているのですが、その後ろにいる別のキツネは、中で何が行われているのかが気になるようです。
箱の中のキツネはひたすらモゾモゾと動いており、見ようによっては何かをこっそり食べているようにも見えます。
すると、次々と箱の中が気になるキツネが集まって来てしまい…
ついには力づくで木箱の中に入ろうとするなど、周囲はパニックに。
キツネがキツネを呼び、まるでプリクラ機を奪い合う女子高生のようになってきました。
そして、盛り上がりがピークに達すると最終的には大喧嘩が始まるわけですが、
すぐさま従業員の方が「また何やってんの〜」と飛んで来て、手慣れた手つきでキツネを追い払い、キツネ達も「やっべ!」みたいな感じで小突き合いながら離れていくのです。
僕はその一連の流れが非常に可愛らしくて、「こんな日常が一生続けば最高だな…」と心から思いました。
ちなみに木箱の中のこいつは、最後まで何をしていたのかが不明でした。
…また、大量のキツネが集まっているFHS(フォックス・ホット・スポット)を発見すると、そこでは確実に何かが起こっています。
今回は「垂れさがったケーブルを順番に噛んでいく」という謎の遊びが開発されており、キツネ達が独特のローテーションでケーブルを引っ張って遊んでいました。
…しかし、どうしても順番を待ちきれなくなってしまったキツネが、
ガブッ
別のキツネが遊んでる最中に、ケーブルを思い切り後ろに引っ張っちゃったもんだから、
ケーブルが口に食い込んで、
結構マジでピンチになるというシーンも見受けられました。
その後は再び 大喧嘩→従業員さん→「やっべ!逃げろ!」 のパターンでしたが、こういう事件が各地で起こっているので、ずっと見ていても全く飽きません。
…そして、そんなやりとりを見るたびに東京砂漠の風に当てられて干からびていた心が満たされていくので、僕の肌ツヤはどんどん良くなっていきます。
キツネを間近で見てみて
さて、そんなキツネ村を堪能した僕ですが、キツネは僕が想像よりも獣っぽくて、気高さがあって、野性味に溢れていました。
しかし、それと同時に好奇心旺盛だったり人間らしさがあったりと、可愛らしい面もたくさんあるという感じで、「犬や猫とも違う特別な動物だな」と思ったのが正直なところです。
どこかに危うさすら感じる美しさと言いましょうか…そんな可愛さがキツネにはあった気がするのです。
…ちなみに、「キツネ村」にはキツネの他にウサギもいるのですが、
こっちはあまりにシンプルな可愛さだったので、キツネの反動で笑いが止まらなくなりました。
その時の動画も是非ご覧ください。
今思えば異常なほど笑っていたので、僕もキツネに化かされてしまっていたのかもしれませんね。
……いかがでしたでしょうか?
今回は宮城県にある『蔵王キツネ村』にて、キツネの可愛さにすっかり骨抜きにされてしまいました。
ちなみにキツネ村は、子ギツネが見られる5月と、冬毛がモコモコな1月くらいがオススメなシーズンだそうです。
東京から新幹線一本で行けるという利点もあるため、心をホッコリさせたい人間は是非とも訪れてみてはいかがでしょうか?
それでは僕は、この辺で失礼いたします。
人間のみなさん、さようなら。
【アクセス】