伊藤園「TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ」
抹茶と緑茶をブレンドしたペットボトル抹茶ラテを実際に飲んだ感想と評価について紹介
- 発売日:2023年3月13日
- 希望小売価格税抜き:139円(129円)/183円(170円)
- 内容量:260mlペットボトル/430mlペットボトル
お茶本来の特長を一層引き出した日本茶ラテ「TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ」
伊藤園から2023年3月13日に発売された「TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ」は、日本製の抹茶と緑茶をブレンドすることで抹茶感を強く感じる味わいに仕上げた日本茶ラテ飲料だ。
伊藤園は2023年からTULLY’S &TEAシリーズのリニューアルを計画しており、"3つのB"による付加価値でさらなるブラッシュアップ、日本茶ラテ市場での躍進を狙っている。
- Blend(原料を厳選した最適なブレンド)
- Brew(お茶の成分を引き出す濃厚抽出)
- Block(淹れたてのおいしさを守る保持技術)
この背景には伊藤園といえば”お茶”というほどの存在でありながらも、抹茶ラテ・ほうじ茶ラテといったペットボトルの日本茶ラテ市場では競合する大手飲料メーカーに負けている部分があり、それはTULLY’Sブランドを持ってしてでも苦戦しているのが現状がある。
競争が激化するペットボトルの日本茶ラテ市場
具体的にはサントリーのクラフトボスシリーズとコカ・コーラの綾鷹シリーズの日本茶ラテが2強であり、サントリーにいたってはスターバックスブランドでも日本茶ラテを市場に投入している状態なのだ。
その内にアサヒ飲料も本格的に日本茶ラテ市場に乗り出してくる可能性や、キリンの午後の紅茶シリーズが本気を出す可能性を考えると、「お茶といえば伊藤園」としても黙っていられない状況なのだろう。
「TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ」原材料名・栄養成分表示
品名:清涼飲料水
原材料名:砂糖(国内製造)、牛乳、脱脂粉乳、抹茶(日本)、緑茶(日本)、全粉乳、乳等を主要原料とする食品、加工クリーム、亜鉛酵母、食塩/乳化剤、ビタミンC,セルロース、香料、増粘多糖類、カゼインNa(乳由来)
内容量:430ml
【栄養成分表示 100mlあたり】
- エネルギー 37kcal
- たんぱく質 0.7g
- 脂質 0.5g
- 炭水化物 7.3g
- 食塩相当量 0.09g
引用元:TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ PET430mlパッケージ
その他項目としてアレルギー物質は乳、カフェインは100mlあたり14.7mg
伊藤園の商品説明によるとTULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテは抹茶原料の鮮度にこだわった独自の「伊藤園抹茶」を使用。
熱に弱い抹茶の品質を保持するために加工工程で熱履歴を最小限に抑え、ミルクと合わせた際に最適な抹茶の「甘み」とほのかな「渋み」を引き出すために2種類の抹茶をブレンドし、濃厚な抹茶感を出しつつ、まろやかでくつろぎのある味わいに仕上げてたとしている。
TULLY’S &TEA SPECIALTY 抹茶ラテ PET 430ml | 商品情報 | 伊藤園 商品情報サイト
甘みについてはあまり気にらないが、ペットボトルの抹茶ラテで渋みを引き出せているのかはとても気になる部分だ。
というのも、クラフトボス抹茶ラテも綾鷹カフェ抹茶ラテも渋みを引き出せているとは思えず、この辺の微妙な味を表現しているかで他社との差別化が図れる部分だと思う。
SHOPレベルの本格的な抹茶ラテ、これは凄いぞ!
「TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ」を開栓して香りを嗅ぐと、抹茶の香り立ちがかなり高く、その場で作ったSHOPレベルの香りになっている。
実際に飲むと、甘すぎないほどよさに、抹茶とミルクのコクはかなりの深め。
少し飲んだだけでもコッテリ感が強く、重みがある抹茶ラテだ。
ポイントとなる「渋み」は後味でほんのり感じるようになっており、引き出せていると評価できる。
渋みはあくまでほんのり程度でも競合他社のメジャーな抹茶ラテには無い部分なので、全体的な味はしっかり差別化できているのだ。
つまり一般的なペットボトル抹茶ラテのジュースっぽさを弱めたような味なので上品、「TULLY’S &TEA スペシャルティ抹茶ラテ」を高評価することに反論する人は少ないと思う。
ひとつマイナス点を挙げるならペットボトルラベル・デザインが地味すぎる部分だ。