デスクトップパソコン用のカバーの種類と使用上の注意
デスクトップのパソコンを使用しているユーザーは、使用してない時のパソコンはどうしていますか? パソコンの周辺アイテムには保護する布製のカバーがあり、使用している人もいます。そのほかには、布製カバーの代用品として防塵フィルターを付けるタイプのものもあります。
ここではこれらのカバーアイテムの種類と使用上の注意をご紹介します。
パソコンにカバーは必要?
デスクトップパソコンを使ったあと、カバーはしていますか? 中には「カバーなんてしたことがない」「カバーする必要はあるのか」といった意見もあるでしょう。
しかし、パソコンはそもそもホコリに弱い精密機器。室内で使っていると大暴れしていなくても、誰かが歩いたり掃除機をかけたり、ベッドから出たり入ったりするだけでホコリは発生しています。
ですから、できればパソコンを使っていない時は、降ってくるホコリから守ってあげることがマシンを長持ちさせる秘訣でもあるのです。
パソコンのホコリは一見目立たないように思うかもしれませんが、光を当ててみると意外にもディスプレイやキーボードに付着していることがわかります。
ノートパソコンとは異なり、使っていない時でもモニターとキーボードがむき出しになっているため、さらに注意が必要です。
次の章以降では、カバーするのに便利な布製のアイテムや、防塵に特化したフィルターをご紹介していきます。
デスクトップパソコン用のカバーにはこんなものがある!
デスクトップパソコンのカバーには、主に布製品が多く販売されています。
ディスプレイだけをカバーするもの、キーボードまでカバーできるものとさまざまです。
また人体は静電気を帯電する性質があるため、静電気でパソコンが故障してしまわないように、ポリエステルなどの耐電性の原糸を使うことで完全に帯電を防止するように設計されています。
以上の理由から、パソコンにカバーをかけてあげることはホコリや静電気から守るためには大変有効であることがわかります。
しかし注意しておきたいのは、パソコンから発生する「熱」です。
マシンの内部が熱くなると故障する原因になってしまうのですが、特に背面はほこりがたまりやすいとともに、排熱される部分でもあります。
故障させずに、高いパフォーマンスを維持するためには、ホコリがたまらないように、かつ排熱を邪魔しないようにしなければなりません。
つまり、パソコンに電源が入っている状態でカバーをかけるのは厳禁なのです。
マシンの電源を切り、完全に熱が冷めてからカバーをしましょう。
バッテリー電池を内蔵したタイプは常に通電していなければならないため、カバーはかけないほうがよいでしょう。
ホコリよけのフィルターも使える
もしバッテリー内蔵のデスクトップパソコンを使っているなら、フィルターを使うのも有効です。
空冷式のパソコンには内部の熱を逃がすためにファン(羽根)が取り付けられています。
このファンの周辺にはホコリがたまりやすいため、ホコリがつかないように注意しておくことが必要です。
もちろん布カバーでもホコリを防ぐことはできますが、ピンポイントで対応できるのがフィルターです。
フィルターをつけるとファンにホコリがつくのを防ぐことができます。
また、取り付け方法もごく簡単に付着できるのが魅力です。
金属製のものが多く、ホコリがたまってきたら水洗いをして何度も使えるので経済的ですし、衛生的です。
フィルターを購入するのが面倒な場合は、浴室の換気扇に使うような不燃性のやわらかなフィルターを、外部から貼り付けるだけでも効果が期待できます。
とりあえずやってみたい場合は、これらを使ってみるのもよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか? 布製のカバーやフィルタータイプは、使ったほうがよいということがお分かりになったかと思います。その反面、使ううえで注意したい排熱や静電気の発生といったポイントもありました。注意点をふまえて、自分のパソコンにはどのようなカバーが合っているかを確認し、活用できればいいですね。