今回は「ラスト・ソウルマン」
ボビー・ウーマックをエクセルで描いた話。
知ってる人、少ないだろうなぁ。
【はじめに】エクセル画ってどんなの?
「エクセル画」というと
エクセルのマス目に色を付けて描いていく
「ボクセルアート」、「ドットアート」を
イメージする人が多いですが
自分はエクセルに搭載されている「描画ツール」から
曲線や円、四角の基本図形やフリーハンドを使いながら
シートの上に線を描いて
それに色を乗せて積み上げて描く方法でやってます。
こんな感じです。
エクセル画に腰を入れて描き始めてから
もう10年以上たちますが
ペンタブはどうも扱いづらくて
ずーっとマウスを使て描いてます。
かなりの変態画法ですがおつきあいください。
で、今回はボビー・ウーマック。
久しぶりのヒトモノ
前作、山谷の名酒場「丸千葉」の
エクセル画を上げてからもう1か月たってしまった。
1作描くと次の作品に着手する
気持ちが上がってこない。
その間はほぼ毎夜TV見ながら酒飲んでの
ぼけ老人化が進んでいく。
最近のエクセル画は酒場・食堂の
結構ハードな建物ばっかりだったから
まずはライトに描けそうなヒトものを
リハビリかねて描いてみることにした。
ボビー・ウーマック
で、今回は「ラスト・ソウルマン」こと
ボビー・ウーマック。
2014年に70歳で逝去している。
結構コテコテのハードコア系ソウルシンガー&ギタリスト。
なぜボビーか?
デカ眼鏡がかっこいいからだ。
デカ眼鏡といえばハービー・ハンコックや
ミッシェル・ポルナレフも捨てがたいけどねぇ。
ボビーは長いキャリアにふさわしく名曲も多い。
この曲は1972年の映画のタイトル曲になったし
タランティーノの『ジャッキー・ブラウン』(1997)でも
オープニングで使われている。
1980年代は一線を退いた感があって
マイナーレーベルのBeverly Glenからリリースした
このアルバムが名盤。
バックにはDavid T. Walkerとか
職人系セッションミュージシャンを配置で
往時のゴリゴリ系とは違って
洗練されリラックスムードが漂ってくる。
この"The Poet"(1981)には8曲収録されていて
どれもがすばらしいけど圧巻が7曲目のこちら。
そぼろみたいなバッキングギターも心地いいなぁ。
とにかくこのジャケ写がいい。
黒人に映える紫系ジャケットにデカ眼鏡。
右手を眼鏡にあててギターを持った構図がすばらしい。
これで描いてみることにした。
ちなみにこのレーベルからは
の2枚がリリースされていて
「Beverly Glen3部作」とも言われている。
こちらも名曲揃いだ。
(でも"The Poet II”のジャケはイケてないなぁ)
エクセル画のスペック
2022年8月制作。
パーツ数579。
人物ものはパーツ数300未満のがほとんどだけど
今回はギターの分で増えている。
ついでに原画がもう少しわかりやすい新Dot版はこちら。
エクセル画ざっくり作画過程
今回も出来上がるまでの途中経過を
ざっくり紹介していきます。
初日&2日目
3日目
4日目
5日目
エクセル画バーチャル額装版
おつきあいありがとうございました。