【開発裏話】寝るだけの道具だった寝袋がエンターテインメントに。バカっぽいけど最高に楽しい「おもひでしゅらしゅら」
この度DODから新発売した「おもひでしゅらしゅら」。 顔はめパネルのようにみんなで顔を出してキャンプの記念写真が撮れる4人用寝袋です。
moon:https://www.dod.camp/product/s4_978_tn/ BBQ:https://www.dod.camp/product/s4_978_gy/ 発想といいデザインといい斬新すぎますよね。 この製品を企画したのは我らがブランドリーダーTERAさん。クレイジーな製品といえば!なTERAさん。 そんなTERAさんになぜこんな寝袋を思いついたのか、この寝袋の楽しみ方なども聞いてきました。
企画担当に聞いてみた
なぜ作ったの?
TERAさんのクレイジーな発想には耐性ついてきたつもりだったのですが、まさか寝袋までクレイジーにしちゃうだなんて仰天です。
キャンプを自由に楽しんでもらいたい、という想いでDODとして様々なキャンプ用品を作ってるわけだけど、嗜好性の高いテントやテーブル、チェアなどと違って、寝袋ってどうしても温かさや快適性などのスペック重視の選択になっちゃうよね。 そんな寝袋にエンタメ性を持たせられないか?キャンプの主役になるような寝袋が作れないか? そんな試行錯誤の末に生まれたのが「おもひでしゅらしゅら」(以下しゅらしゅら)。
設営やご飯、焚き火などはいろいろと楽しみ方を模索しますが、寝るのはシンプルに寝るだけ。 その寝る時間にも楽しめる余地を持たせた製品というわけですね。
しゅらしゅらがあれば1日の終わりの終わりまで余すことなくキャンプを楽しめ、さらに記念写真を撮って、寝るときの分まで思い出に残せるからね。
…と言いつつ、実は当初はこんな面白い製品にするつもりは全くなかったんだ。
え、どういうことですか?
しゅらしゅらは「わがやのシュラフ」(以下、わがや)のもっと温かいのを作ろうとしてできた製品。 4人分の寝袋を一度に用意&片付けできるのが便利で、家族で行くキャンプではいつもわがやを愛用してるんだけど、がばっと開く封筒型寝袋だからどうしても冬が寒い。
そこで顔周りまですっぽり覆うマミー型ならこの問題を解決できるのではと考え、4人一体型というわがやの構造はそのまま、でっかい四角い袋に顔を出す穴を4つ付けた寝袋のサンプルを作ってみるとなんだか面白い形に。
そんなサンプルを見て「この寝袋やばいですね。顔はめパネルにしたら面白そう。」とアパレル担当のニシさんがぽつり。
「それだ!」とビビビッときたね。
なんと、もともとはクレイジー志向の製品ではなかったんですね。 機能性を追求していたはずが、結局面白さを取りにいったということでしょうか?
うーん。わがやよりも温かく眠れるのは確かだから、機能性と面白さ、二兎を追った感じかな。 暖かさでいえば中の暖気が逃げにくくなった分、わがやの上位互換であることは理解してもらいたいな。
なんでこのイラスト?
しゅらしゅらのデザインは「Rabbits on the moon」と「Please eat us」の2種。 どちらもまさかこれが寝袋だなんて思えない斬新なデザインですよね。
ウケ狙いと思われるかもだけど、顔はめパネルについての書籍を読んだりして結構まじめに研究してるんだよ。
顔はめパネルの本?そんなものがあるんですね…!
調べてみたら日本に2冊だけあって、それ知ってすぐに買ったよ。 2冊ともしっかり読んだけどあまり意味はなかったかな。 全国の顔はめパネルがひたすら紹介されてる感じだったね。
それはそれで興味深いです。
あ、でもキャベツになったり花火になったり…いろんな顔はめパネルを見るなかでイラストに手足が必須ではないということに気付き、しゅらしゅらのデザインにも反映させたね。
デザイン担当のスタッフによると、他にも候補のデザインがいくつかあったみたいですがなぜこの2つになったのでしょう?
どれもイラストとしては素敵なんだけど、DODっぽいゆるさを感じるのはこの2つかなと。 カマボコロケットで月面着陸した月のウサギと、自分がBBQの具になって網の上で焼かれてるというどちらもあり得ないシチュエーションが面白いよね。
このロケットはカマボコテント型だったんですね。 私がDOD旗を持ちたい、私はピーマンがいい、と誰がどの穴に顔をはめるかも盛り上がりそうです。
個人的にはあいにくボツになったこのイラストも相当気に入ってるんだけどね。 キャンプの思い出を残せる寝袋、というイメージを寝袋工場に伝えるために開発担当スタッフがかいてくれたやつ。
まさにキャンプの思い出。工場の方も目を疑ったでしょうね。
しゅらしゅらの楽しみ方
しゅらしゅらでの記念撮影には自撮り棒を使うのがオススメなんですよね。 自撮り棒用のファスナーが3箇所も付いてる。しかも3箇所も。
顔はめパネルでの記念写真といってもテントの中で寝袋に入っている姿を撮るのを隣のサイトの人にお願いするわけにはいかないだろうからね。 となると必然的に自撮りになって、4人全員の顔や寝袋のデザインを写すには自撮り棒で撮るのがいいかなと。
何よりも自撮り棒使って自分たちで写真を撮る過程がめちゃめちゃ楽しいんだよね。 オススメと言いつつ自撮り棒使っても上手く撮るのめっちゃ難しいから、みんなで試行錯誤するのがめちゃめちゃ楽しい。 ってことで撮ってみようか。
た、楽しい!!! 最初は疑ってたんですが、やってみたら本当にめちゃめちゃ楽しいじゃないですか!!!
そうなんだよ。 思うように動けない状態でわちゃわちゃするのがいいよね。
自撮り棒持ってシャッター押すのに腕がプルプルするし、どうしても下からアングルになりがちなのでちょっとブサイクな顔になっちゃうのもまた笑えますね。 あ、腕プルプルはタイマー撮影にしたらいいのか….!
俺も実際にやるまではまさかここまで盛り上がると思わなかったんだけど、この自撮りチャレンジこそしゅらしゅらの楽しさを最大限に引き出す遊び方じゃないかな。 寝袋にここまでエンタメ性をもたせられたのは長い寝袋史における革命では?
是非!自撮りチャレンジを!!
「おもひでしゅらしゅら」の面白さは伝わりましたでしょうか? 基となった「わがやのシュラフ」と同様に家族や仲間と一緒に入れるのでその分温かく、心の距離も縮まります。 それに加え、しゅらしゅらでの自撮りチャレンジは本当想定外に盛り上がるので、一気に心の距離が縮められると思うし、あと単純に腕や頭を動かしたり笑いすぎたりして暑くなります。 私たちも終始爆笑してました…! せっかくのキャンプ。1日の終わりまでとことん楽しみたい。こぼすことなくあらゆる瞬間の思い出を残したい。 そんなあなたは是非しゅらしゅらをGETし、実際に入って、撮って、この楽しさ、面白さ、そして温かさを体感いただければと思います! 面白そうだけどあと一歩の勇気が…という方も多いかと思いますので、春の出展イベントではしゅらしゅらの記念撮影ブースを設けようかなとも考えてます~(もちろん自撮り)