こんな「ながらスマホ」はとても危険!

自転車運転中の「ながらスマホ」

近年、自転車の交通事故件数は増加傾向にあります。
警察庁の統計によると、携帯電話を使用しながらの自転車関連事故は前年同期比の約2.3倍に増加しております。

携帯電話等使用自転車関連死亡・重傷事故件数の推移(第1・第2当事者)のグラフ

こうした「ながらスマホ」による自転車事故の増加を受け、自転車の交通違反に対する取締りの強化を盛り込んだ改正道路交通法が2024年5月に可決・成立し、2024年11月1日から施行されます。
自動車だけでなく自転車も、運転中の「ながらスマホ」は罰則の対象となります。

スマホで通話しながら…

通話しながらの自転車運転は、片手運転となり非常に不安定となり、ブレーキもかけにくい状態となります。
また通話に意識が向くと、周囲の状況や音、声などへの注意力が下がり、事故の危険も増加します。

スマホで通話しながら自転車を運転している人のイメージ図

スマホで動画を観ながら…

動画を観ながらや、ゲームをしながらの運転は、スマホ画面への意識が向きやすく、前方への注意が疎かになるため大変危険です。

スマホで動画を観ながら自転車を運転している人のイメージ図

改正後の道路交通法においては、これらの行為は禁止事項となり、違反者は6か月以下の懲役または10万円以下の罰金、交通の危険を生じさせた場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。

また、自転車の運転に関し、交通の危険を生じさせるおそれのある一定の違反(危険行為)を反復して行った人は、講習制度の対象となります。

  • 受講命令違反:5万円以下の罰金

運転中以外も、乗り物に関する「ながらスマホ」に注意

通行の多い場所で停車中の「ながらスマホ」

車や歩行者の通行の多い場所に留まっての「ながらスマホ」は、周囲の通行の妨げとなるほか、事故やトラブルの原因となる可能性があります。
運転中に停車してスマホを使用する際は、周囲の状況を確認し、安全な場所に停車してご使用ください。

通行の多い場所に留まって「ながらスマホ」をしている人のイメージ図

ガソリンスタンドでセルフ給油中の「ながらスマホ」

セルフ給油の作業中のスマホの使用は、不注意による誤操作の原因となったり、スマホが落下して破損してしまった場合、最悪、火災等の原因となる可能性もあります。
給油作業中は、スマホの使用はお控えください。

  • 給油作業中以外でも、ガソリンスタンド構内でのスマホの使用については、各施設の指示に従ってください。
セルフ給油中に「ながらスマホ」をしている人のイメージ図

ほかにも気を付けたい、スマホの「ながら」

スマホをそばに置いて就寝し「ながら」充電

NTTドコモ モバイル社会研究所「2024 スマホ利用者動向調査」の調べでは、10代・20代男女の約5割は「寝る前に布団の中で動画視聴をしている」とのことです。
充電しながら動画視聴し、そのままスマホをそばに置いて就寝する場合などは注意が必要です。
充電中のスマホは温度が上がりやすくなります。
就寝中に、寝返りなどで充電中のスマホの上に身体を乗せて圧迫し続けてしまうと、低温やけどとなる可能性があります。

スマホをそばに置いて就寝し「ながら」充電している人のイメージ図

通信回線事業者との合同の取組み

ドコモでは業界団体であるMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)を通じて、ほかの通信回線事業者とともに注意喚起活動を実施しています。
MCPCと各通信回線事業者での取組みについてご紹介します。

参考

2024年11月1日からの、自転車の「ながらスマホ」の罰則強化などについては、政府広報オンラインの以下のページもご参照ください。

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