2016年 フィジカルで圧倒する~「ディフェンス」を強化するグルタミン | DESIRE TO EVOLUTION「DNS」

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2016年 フィジカルで圧倒する~「ディフェンス」を強化するグルタミン

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2016年 フィジカルで圧倒する~「ディフェンス」を強化するグルタミン

2016年 フィジカルで圧倒する~「ディフェンス」を強化するグルタミン

2015年、ラグビーWカップは日本中を熱狂させた。フィジカルが弱いとされていた日本代表は何年もかけてこの課題に取り組み、南アフリカや世界の強豪に負けないフィジカルを身につけ、本物の強さを手に入れたのだ。
ウォリアーが最高のフィジカルを身につけるための方法は、オフェンスとディフェンスに分けて考える必要がある。トレーニングをハードに行って筋発達のための刺激を与え、筋たんぱくの合成を促進するプロテインやBCAAなどの栄養素を摂取する。まず、これがオフェンスだ。
しかし、ハードなトレーニングは身体にとって強烈なストレスとなる。試合後のラグビー選手を調べたところ、筋肉を分解するホルモンであるコルチゾルが急激に増加していたのだ。数値にして試合終了12時間後に56%、36時間後に59%の増加を示していた。そして60時間後も34%増加したままであった。(※1)
つまり、オフェンスだけでは勝てない。ディフェンスを強化し、筋肉をコルチゾルによる分解から保護することが必要だ。またこれからの季節、風邪やインフルエンザにも注意しなければならない。免疫力の強化も念頭に置く必要がある。


■ディフェンスのアミノ酸「グルタミン」

そこでディフェンス力を強化するサプリメントを摂取したい。そう「グルタミン」だ。ハードなトレーニングを行ってオーバーワークに近い状態になると、体内のグルタミンが減少してコルチゾルが増加し、筋肉が減少したり免疫が低下したりする。(※2、※3)
トレーニングや試合のような強烈なストレスを感知すると、ストレスに対抗するエネルギーを得ようとして筋細胞からグルタミンが取り出される。これは筋肉が分解されるということに他ならない。そのため、グルタミンを外部から摂取する必要が生じるのである。外部からグルタミンを摂取することにより筋肉からグルタミンを取り出す必要がなくなり、筋肉の減少を抑えることができるのだ。(※4、※5、※6、※7)

なお好中球やマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞は、「グルタミン」をエネルギーとして使っている。さらにグルタミンの濃度が高いほど、リンパ球の増殖も起こりやすくなる。このような場合、グルタミンを摂取することで免疫レベルが高まり、風邪を引きにくくなったり、ケガからの回復を早めたりすることが可能となるのだ。(※8、※9、※10)
ヘビートレーニングを行うアスリートに1日10gのグルタミンを飲ませたところ、NK細胞の活性が上昇し、免疫グロブリン産生も高まっていたという報告もある。(※11)

さらにグルタミンには成長ホルモンの分泌を高める可能性もある。成長ホルモンにはコラーゲンの合成を促進する作用があるため、肉離れなどのケガから早く回復する効果も期待できるだろう。
なおグルタミンはもともと胃潰瘍の薬として使われてきた。胃の調子が悪いウォリアーはグルタミンを飲むことで改善されるかもしれない。

参考記事
2016年 フィジカルで圧倒する~「オールラウンダー」なグルタミン

グルタミン

【1回あたり(5g)の栄養価】
エネルギー:20kcal / たんぱく質:5.0g / 脂質:0.0g / 炭水化物:0.0g / ナトリウム:0.0mg(食塩相当量:0g) / L-グルタミン:5,000mg

詳しい情報・ご購入はこちらから

(後編に続く)

【参考文献】

  • 1 :Neuromuscular function, hormonal, and mood responses to a professional rugby union match. J Strength Cond Res. 2014 Jan;28(1):194-200. doi: 10.1519/JSC.0b013e318291b726.
  • 2 :Biochemical mechanisms to explain immunosuppression in well-trained and overtrained athletes. Int J Sports Med. 1994 Oct;15 Suppl 3:S142-7.
  • 3 :The effects of oral glutamine supplementation on athletes after prolonged, exhaustive exercise. Nutrition. 13: 738-42.
  • 4 :Effect of glutamine on leucine metabolism in humans. American Journal of Physiology. 271(4): 748-54.
  • 5 :Glutamine alimentation in catabolic state. Journal of Nutrition. Vol.131 Issue 95: 2569-78.
  • 6 :Glutamine prevents downregulation of myosin heavy chain synthesis and muscle atrophy. American Journal of Physiology. Vol.268(4): 730-34.
  • 7 :Alanyl-glutamine prevents muscle atrophy and glutamine synthetase induction by glucocoticoids. American Journal of Physiology. Vol.271(5): 1165-1172.
  • 8 :Why is L-glutamine metabolism important to cells of the immune system in health, postinjury, surgery or infection? J Nutr. 2001 Sep;131(9 Suppl):2515S-22S; discussion 2523S-4S
  • 9 :Clinical applications of L-glutamine: past, present, and future. Nutr Clin Pract. 2003 Oct;18(5):377-85.
  • 10 :Glutamine supplementation prevents exercise-induced neutrophil apoptosis and reduces p38 MAPK and JNK phosphorylation and p53 and caspase 3 expression.
  • 11 :Glutamine supplementation and immune function during heavy load training. Int J Clin Pharmacol Ther. 2015 May;53(5):372-6. doi: 10.5414/CP202227.
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2015年、ラグビーWカップは日本中を熱狂させた。フィジカルが弱いとされていた日本代表は何年もかけてこの課題に取り組み、南アフリカや世界の強豪に負けないフィジカルを身につけ、本物の強さを手に入れたのだ。
ウォリアーが最高のフィジカルを身につけるための方法は、オフェンスとディフェンスに分けて考える必要がある。トレーニングをハードに行って筋発達のための刺激を与え、筋たんぱくの合成を促進するプロテインやBCAAなどの栄養素を摂取する。まず、これがオフェンスだ。
しかし、ハードなトレーニングは身体にとって強烈なストレスとなる。試合後のラグビー選手を調べたところ、筋肉を分解するホルモンであるコルチゾルが急激に増加していたのだ。数値にして試合終了12時間後に56%、36時間後に59%の増加を示していた。そして60時間後も34%増加したままであった。(※1)
つまり、オフェンスだけでは勝てない。ディフェンスを強化し、筋肉をコルチゾルによる分解から保護することが必要だ。またこれからの季節、風邪やインフルエンザにも注意しなければならない。免疫力の強化も念頭に置く必要がある。


■ディフェンスのアミノ酸「グルタミン」

そこでディフェンス力を強化するサプリメントを摂取したい。そう「グルタミン」だ。ハードなトレーニングを行ってオーバーワークに近い状態になると、体内のグルタミンが減少してコルチゾルが増加し、筋肉が減少したり免疫が低下したりする。(※2、※3)
トレーニングや試合のような強烈なストレスを感知すると、ストレスに対抗するエネルギーを得ようとして筋細胞からグルタミンが取り出される。これは筋肉が分解されるということに他ならない。そのため、グルタミンを外部から摂取する必要が生じるのである。外部からグルタミンを摂取することにより筋肉からグルタミンを取り出す必要がなくなり、筋肉の減少を抑えることができるのだ。(※4、※5、※6、※7)

なお好中球やマクロファージ、リンパ球などの免疫細胞は、「グルタミン」をエネルギーとして使っている。さらにグルタミンの濃度が高いほど、リンパ球の増殖も起こりやすくなる。このような場合、グルタミンを摂取することで免疫レベルが高まり、風邪を引きにくくなったり、ケガからの回復を早めたりすることが可能となるのだ。(※8、※9、※10)
ヘビートレーニングを行うアスリートに1日10gのグルタミンを飲ませたところ、NK細胞の活性が上昇し、免疫グロブリン産生も高まっていたという報告もある。(※11)

さらにグルタミンには成長ホルモンの分泌を高める可能性もある。成長ホルモンにはコラーゲンの合成を促進する作用があるため、肉離れなどのケガから早く回復する効果も期待できるだろう。
なおグルタミンはもともと胃潰瘍の薬として使われてきた。胃の調子が悪いウォリアーはグルタミンを飲むことで改善されるかもしれない。

参考記事
2016年 フィジカルで圧倒する~「オールラウンダー」なグルタミン

グルタミン

【1回あたり(5g)の栄養価】
エネルギー:20kcal / たんぱく質:5.0g / 脂質:0.0g / 炭水化物:0.0g / ナトリウム:0.0mg(食塩相当量:0g) / L-グルタミン:5,000mg

詳しい情報・ご購入はこちらから

(後編に続く)

【参考文献】

  • 1 :Neuromuscular function, hormonal, and mood responses to a professional rugby union match. J Strength Cond Res. 2014 Jan;28(1):194-200. doi: 10.1519/JSC.0b013e318291b726.
  • 2 :Biochemical mechanisms to explain immunosuppression in well-trained and overtrained athletes. Int J Sports Med. 1994 Oct;15 Suppl 3:S142-7.
  • 3 :The effects of oral glutamine supplementation on athletes after prolonged, exhaustive exercise. Nutrition. 13: 738-42.
  • 4 :Effect of glutamine on leucine metabolism in humans. American Journal of Physiology. 271(4): 748-54.
  • 5 :Glutamine alimentation in catabolic state. Journal of Nutrition. Vol.131 Issue 95: 2569-78.
  • 6 :Glutamine prevents downregulation of myosin heavy chain synthesis and muscle atrophy. American Journal of Physiology. Vol.268(4): 730-34.
  • 7 :Alanyl-glutamine prevents muscle atrophy and glutamine synthetase induction by glucocoticoids. American Journal of Physiology. Vol.271(5): 1165-1172.
  • 8 :Why is L-glutamine metabolism important to cells of the immune system in health, postinjury, surgery or infection? J Nutr. 2001 Sep;131(9 Suppl):2515S-22S; discussion 2523S-4S
  • 9 :Clinical applications of L-glutamine: past, present, and future. Nutr Clin Pract. 2003 Oct;18(5):377-85.
  • 10 :Glutamine supplementation prevents exercise-induced neutrophil apoptosis and reduces p38 MAPK and JNK phosphorylation and p53 and caspase 3 expression.
  • 11 :Glutamine supplementation and immune function during heavy load training. Int J Clin Pharmacol Ther. 2015 May;53(5):372-6. doi: 10.5414/CP202227.