ジョーカー

ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ競演、アカデミー賞候補とかなんとか。
もうそれだけで、かなりの期待感で観ました。
確かに社会的な問題が織り込まれて、俳優陣の演技も良かったけど・・・
なんか心に残るものが皆無。

同じような題材なら、出演してるロバート・デ・ニーロの初期の作品、
「タクシードライバー」の方が、比べようがないぐらいに良かった。
何故、こんな映画に出るのかな？

はい、何と申し上げますか。只々駄作であるとの印象。(個人の見解です)何処かで観た事のある映画のオマージュは御座います、例えばロバート=デニーロのタクシードライバー、マイケル=ダクラスのフォーリング・ダウンですかね?差し当って言うと成ればではありますが。それはさておき、本作の主人公ジョーカーは後に言う所でのバットマンことダークナイトの不?戴天の仇となって立ちはだかる名キャラクターであり、数多居るヴィラン達の中でも圧倒的の惡のカリスマを解き放つ唯一無二の存在感あるであろうのヴィランなのですが、、本作ではその片鱗や兆候すら見せることなど一切御座いません。(本作を観てそうなり得る可能性すらも見えない・感じない・思いすらもしない)ましてやこの作品、やってはいけないことをやってしまいました。彼はブルース=ウェインの両親を殺害していないのです、よってブルースはバットマンになるいやならなくばならない必要性を感じなくなると言うことです、とすればこれはヒーローコミックあるあるのヒーローが生誕さえしない物語です、もっと言えばジョーカーに対抗しえるはまさかのゴッサムシティのゴードン刑事とその同僚と後輩と上司だけ?ようするにパラレルワールド?ふざけるのも大概にしなさいと声を大にして言いたい。んでもってなんだ?あんなひょろりとした体格のした漢が色々な犯罪をするっての?その前に此処は犯罪が日常茶飯事のゴッサムシティですよ?まずもってどこかで返り討ちがオチであろう、テレビの有名人を殺めようものならばすぐに忽ち悪のカリスマ?正に笑止で滑稽そのもの。よって星は本来ならば無しとしたい所存であります、南無三。

悪い映画じゃないけどつまんね。
不幸な境遇をただ並べただけでドン底・悲壮感がこちらに訴えかけてこない。
しかもダラダラしている。
ホアキン・フェニックスの演技が見どころだけど似たような役を他でも演じてる。

ジョーカー誕生の物語なんだけど、確かにこんな人生だったら色々と歪むだろうと思う内容でした。
何度も繰り返し観るタイプのものではないけど、面白いと思いました