公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン | 財団について
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ご挨拶

理事長 岩中 督

  子どもが病気になり医療施設で治療を受ける際に、ご家族の生活は一変します。医療施設での入院期間が長くなるほど、付き添いや面会をされるご家族への経済的、精神的、身体的負担が大きくなります。また、現在多くのご家族ではご家族を構成する人数が少なくなっているため、子どもが病気になったときに病気の子どもやご家族を支援する親族も乏しくなっています。さらに、高度医療を専門とする子どもの入院施設のほとんどが都市部にあるため、都市部にお住まいでない方の負担はさらに増します。
  ご両親などのご家族が子どもと一緒の時間を過ごし、子どもの治療や世話(ケア)に積極的に関わることや、それらをサポートすることを “Family Centered Care(家族を中心としたケア)”と呼びます。このような考え方が多くの小児医療施設で現在重要視されています。子どもが病気になった時に子どもの病気を治療するだけでなく、そのご家族の意志を尊重し、必要とされる様々なケアをしてさしあげたいと考えます。
  このようにしてご家族を支援することを目的に、私たち「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(以下「ハウス」)は活動しています。私たちのハウスはご家族のための単なる滞在施設ではありません。ほとんどのハウスは病院の近くにあるため、ご家族は病気のお子さんと一緒に十分な時間を過ごすことができ、病気のお子さんは入院中であっても一人ではないと感じることができます。また地域のボランティアの方々がハウスの運営に常に係わっているので、ご家族は困った時にはいつでもボランティアやスタッフに相談できます。このように、私たちのハウスには、病気の子どものご家族が社会とのつながりを感じながら安心して子どもの付き添いや面会ができる環境を整備しています。
  また2023年12月には、入院中の子どもに付き添うご家族をサポートする、日本初の施設、「ドナルド・マクドナルド・ファミリールーム」を開設いたしました。病院内に設置された、わが家のようにくつろげる温かな空間で、ご家族が子どもの側にいながらも医療スペースからひととき離れてリラックスし、食事や休憩をとることができます。ご家族が少しでも良いコンディションで子どもと向き合える環境を整えることは、子どもの笑顔や安心にも繋がり、患児とご家族が前向きな気持ちで治療に臨むうえでも、大きな力となります。
  今後も“Family Centered Care”という考え方を大切にして、ドナルド・マクドナルド・ハウスのさらなる発展に努めてまいります。多くの皆さま方のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

わたしたちはチームです。

ドナルド・マクドナルド・ハウスは現在、国内に12箇所あり、日々提携先病院との連携を密に行い運営しています。医療従事者とハウスはひとつのチームとして、病気の子どもたちとそのご家族を支えています。

財団のミッション

私たちのミッションは、
入院している子どもたちと
そのご家族が
よりよい生活をおくれるように
サポートすることです。

財団のミッションのため下記に寄与いたします。

  1. ハウスの建設・運営による患児と家族の支援
  2. ボランティア文化の醸成
  3. 医療を社会で支える仕組み作り

設立趣意書

現在、難病に苦しむ子どもの数は全国で14万人に及んでおり、その難病の子どもを持つ家族まで数えると、悩んでいる人はその数倍もいることでしょう。

これらの家族は、子どもが入院すると、自宅と入院先との二重生活による経済的な負担、家族が離れて暮らす精神的苦痛など、大きな負担に悩まされることになります。

このような家族を少しでも支援するために、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンは設立され、子どもが入院する病院の近くに家族が安心してくつろげる滞在施設を建設し、ボランティアによって運営するという活動をしています。

ドナルド・マクドナルド・ハウスは世界的な広がりを持つ活動で、現在、世界には380以上のハウスがあります(2023年5月時点)。 以上のように、この公益財団法人は、患者家族の負担を社会全体で支援する仕組みづくりに寄与することを目的としているのです。

ファミリー・センタード・ケアを支えるDMHC

 子どもを取りまく医療において、患者とその家族の支えとなり多様なニーズを満たしていくために重要視されているのが、ファミリー・センタード・ケア。これは、家族も子どものケアに関わるチームの重要な一員であり、子どものケアや治療方針などの意思決定に参加することを大切にする「家族を中心としたケア」という考え方です。このファミリー・センタード・ケアを実行・推進するためには、社会全体で家族・医療を支える必要があり、その支援の輪においてドナルド・マクドナルド・ハウスは非常に大きな役割を担っています。

 私たちは、子どもたちに直接医療を提供することがミッションではありませんが、子どもを看病するご家族に滞在場所ときめ細やかなサポートを提供することを通じて、ファミリー・センタード・ケアをはじめとする効果的な医療の実現に貢献し、病気の子どもとそのご家族により多くの笑顔をお届けします。

財団の概要

名称 公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
所在地 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号 新宿アイランドタワー
TEL: 03-6911-6068
FAX: 03-6911-6198
目的 本財団は、困難な病気を患っている児童及びその家族を支援するため、必要とされている医療施設の近くに安価で滞在できる施設を設置、運営することによって小児医療や家族の福祉に貢献し、また、医療分野や福祉活動等におけるボランティア活動を推進するための啓発活動を行うことにより、わが国の医療・福祉への支援体制の確立に寄与することを目的とする。
事業
  1. 1)ハウス運営事業:子どもの治療に付き添うご家族のための滞在施設を設置・運営
  2. 2)ボランティア普及啓発事業:病気の子どもたちとそのご家族を支援するボランティアの普及・啓発活動および、ボランティアの育成を行う
  3. 3)シェア・ハート・フォー・シック・キッズ事業:入院・通院している子どものQOLを向上させ病気の子ども達に笑顔を届けることを目的に事業を展開
設立1999年4月1日
行政庁内閣府

役員・評議員一覧

役職氏名所属備考
理事長岩中 督地方独立行政法人埼玉県立病院機構 理事長非常勤
専務理事御立 尚資京都大学経営管理大学院 特別教授非常勤
常務理事河野辺 孝則常勤
理事加藤 恵津子国際基督教大学 教授非常勤
加藤 元博東京大学医学部附属病院小児科 教授非常勤
炭谷 茂社会福祉法人 恩賜財団 済生会 理事長 (元環境省事務次官)非常勤
田中 美代子日本コカ・コーラ株式会社 広報・パブリックアフェアーズ&サステナビリティ本部 副社長非常勤
長瀬 淑子公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン 初代事務局長非常勤
日色 保日本マクドナルド株式会社 代表取締役会長 非常勤
宮原 道夫森永乳業株式会社 最高顧問非常勤
安田 智彦フジパングループ本社株式会社 代表取締役社長非常勤
横田 和彦スターゼン株式会社 代表取締役社長非常勤
監事玉置 良光公認会計士非常勤
二村 隆章公認会計士非常勤
評議員磯部 光章公益財団法人榊原記念財団 附属榊原記念病院 院長非常勤
江幡 哲也株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼CEO非常勤
大熊 由紀子国際医療福祉大学 大学院教授非常勤
残間 里江子株式会社キャンディッドプロデュース代表取締役社長・プロデューサー非常勤
西村 由美子オーガストネットワークインク 代表非常勤
南 砂読売新聞東京本社 常務取締役 調査研究本部長非常勤
宮下 建治躍進創美合同会社 社長非常勤
宮田 佳代子フリーキャスター非常勤
好本 一郎株式会社ゴールドウィン 取締役非常勤
理事長
岩中 督
地方独立行政法人埼玉県立病院機構 理事長
非常勤
専務理事
御立 尚資
京都大学経営管理大学院 特別教授
非常勤
常務理事
河野辺 孝則
常勤
理事
加藤 恵津子
国際基督教大学 教授
非常勤
加藤 元博
東京大学医学部附属病院小児科 教授
非常勤
炭谷 茂
社会福祉法人 恩賜財団 済生会 理事長 (元環境省事務次官)
非常勤
田中 美代子
日本コカ・コーラ株式会社 広報・パブリックアフェアーズ&サステナビリティ本部 副社長
非常勤
長瀬 淑子
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン 初代事務局長
非常勤
日色 保
日本マクドナルド株式会社 代表取締役会長 
非常勤
宮原 道夫
森永乳業株式会社 最高顧問
非常勤
安田 智彦
フジパングループ本社株式会社 代表取締役社長
非常勤
横田 和彦
スターゼン株式会社 代表取締役社長
非常勤
監事
玉置 良光
公認会計士
非常勤
二村 隆章
公認会計士
非常勤
評議員
磯部 光章
公益財団法人榊原記念財団 附属榊原記念病院 院長
非常勤
江幡 哲也
株式会社オールアバウト 代表取締役社長兼CEO
非常勤
大熊 由紀子
国際医療福祉大学 大学院教授
非常勤
残間 里江子
株式会社キャンディッドプロデュース代表取締役社長・プロデューサー
非常勤
西村 由美子
オーガストネットワークインク 代表
非常勤
南 砂
読売新聞東京本社 常務取締役 調査研究本部長
非常勤
宮下 建治
躍進創美合同会社 社長
非常勤
宮田 佳代子
フリーキャスター
非常勤
好本 一郎
株式会社ゴールドウィン 取締役
非常勤

マクドナルドとの関係
ドナルド・マクドナルド・ハウスにとってマクドナルドは
1974年世界第1号ハウス設立当初からのミッションパートナー

ペンシルバニア州のフィラデルフィアに最初のハウスを開設した当時、マクドナルドが主要な支援者(協力者)であったことから、キャラクターのドナルド・マクドナルドの名前にちなみ、ドナルド・マクドナルド・ハウスと命名しました。
それ以来、日本を含む世界約50の国と地域で、ドナルド・マクドナルド・ハウス財団とマクドナルドはそれぞれ異なる団体・企業という立場で、「入院している子どもたちとそのご家族が、よりよい生活をおくれるように」というミッションの実現に向けて、想いを共に歩み続けています。

マクドナルドによるサポートは金銭的な支援だけでなく、ボランティア活動からプロモーションによる支援活動、マクドナルド店舗における募金箱の設置やモバイルオーダーでの募金、ハッピーセットの募金付きクーポンなど多岐にわたります。マクドナルドの支援により、マクドナルドに関わるフランチャイズ法人のオーナーオペレーター、サプライヤー、従業員そしてお客様、多くの方々からのサポートを受けることができ、私たちは世界で数百万人もの子どもたちとそのご家族に対してサービスを提供し、さらにその活動を拡大することができるのです。

また私たちはマクドナルドをはじめ多くの支援企業・団体や地域の方々によって支えられております。ドナルド・マクドナルド・ハウスをきっかけに多くの企業や団体の方々へと支援の輪が広がり、病気と向き合う子どもたちとそのご家族へのさらなるご支援へとつながることは、私たちにとっても大きな喜びとなっています。
これからも多くの方々とご一緒に小児医療を地域で支える仕組み作りに貢献できるよう取り組んでまいります。

事務局

役職氏名備考
事務局長田村 みどり常勤
中園 ひとみ常勤
峯田 洋一常勤
馬場 友子常勤
浮田 元康常勤
内堀 恭子常勤
小林 まい子常勤
事務局長
田村 みどり常勤
中園 ひとみ常勤
峯田 洋一常勤
馬場 友子常勤
浮田 元康常勤
内堀 恭子常勤
小林 まい子常勤

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