段ボール製塗装ブースの改良(1) - 思考実験とD.I.Y.

思考実験とD.I.Y.

D.I.Y and Gedankenexperiment

段ボール製塗装ブースの改良(1)

”塗装ブース”というには烏滸がましいかもしれませんが、段ボールで作った塗装ブース(*1)が調子が良かったので、長年使って来ました。

最初の頃は、塗料の粒子が内部にとどまってくれていたものの😃、最近は、塗料の粒子が結構漏れてくるようになったので😅、ありあわせの材料で、塗料の粒子が漏れないような改良を加えてみたいと思います。

0.段ボール製塗装ブース

側面から見た形状は、塗装時のエアフローが、内部で渦流になり、塗料の粒子が内部にとどまることを期待して、変則的な6角形にしました.。

長年の使用により、内部にかなり、塗料が付着しています😅。

内部に塗料がかなり付着して、塗料の粒子が段ボールに張り付こうとする静電気力よりも斥力が増したのかな~。と推測しています😅。

1.改良方法の検討

(1)エアフロー検討

”塗装ブース”最上部からダクトで吸引してみることにします。

ダクトの素材は段ボール(*2)で作ることにします😅。

隙間なく、ダクトを”塗装ブース”に張り付けるのは難しいので、隙間埋め等には、”異なるメーカの線路接続”[*3]で、使い勝手が良かった”木かるねんど”を用いて隙間が出来ない様にしてみようと思います。

(2)吸引部品の検討
吸引用のファンは、コンピュータ予備パーツストックを漁ったところ、PCを廃棄する際に、取っておいた8cmのケースファンを2個発掘できたので、これを用いてみようと思います。

新品の予備が2個あるので、吸引力が足りなければ、このうちの1個を使って、計3個で吸引を行ってみようと思います(*4)。

粒子分離部を作ることにしますが、分離しきれない粒子があると思いますので、PC用ケースファンにフィルター代りにキッチンペーパーを取り付けて、粒子をキャッチさせてみようと思います。

2.ダクトの取り付け

(1)吸気口の穴あけ
塗装ブースに幅2cmの幅で吸引口をくり抜きます。
(2)ダクト側面の取り付け
段ボールを波板垂直方向に2cm幅間隔で複数枚切り出しておきます。
切り口に埋め込むために、”木かるねんど”をひも状にします。
塗装ブースに取り付ける面に、”木かる粘土”の埋め込み、固まるのを待ちます。
塗装ブースにダクト側面がしっかりと固着するように、接着面に多めに木工ボンドを塗ります。
塗装ブース吸気口にダクト側面を木工ボンドで取り付けます。この時、塗装ブースとダクト側面がしっかり張り付くように養生テープで仮止めしておきます。

順次、ダクト側面を追加していきます。

帯状の段ボールのつなぎ目を隙間なくつなげるのは難しいので、切り出した厚紙を両面に張り付け、隙間を埋めておくことにします。

塗装ブースとダクト側面の間に、隙間がある可能性は否定できないので、ひも状にした”木かるねんど”を貼り付けて、隙間が無い様に工夫してみました。
ひも状にした”木かるねんど”をダクトカバー接合面に塗り込んだ後、定規などでダクトカバー接合面に隙間ができにくい様にある程度平滑化します。
大体、平滑化されていれば、問題ないだろうと判断しました。
(3)整流板の取り付け

吸気口よりも吸引側の幅を狭くするので、吸気口でのエアフローが幅方向で、ある程度、一定になる様に整流板を取り付けることにします。

整流板は3枚としました。整流板はダクト側面と同じ作り方です。

幅が狭くなっている吸引側は、3:2:2:3程度になる様にしました。

両側面側を若干幅広にすることで、吸気口でのエアフローが、定性的におおむね同じになるかな。との考えです。

吸気口では、3枚の整流板の間隔がおおむね同じになる様に取り付けました。

(4)ダクトカバーの取り付け
現物合わせでダクトカバーを切り出します。

ダクトカバーを養生テープで仮止めします。

一面の養生テープを外し、ダクト側面側に多めに木工ボンドを塗ります。

ここで、ダクト側面とダクトカバーをしっかりと固定するために、布テープで止めたいところです。

使わなくなった(もはや、使うこともないであろう)ラベル用紙があったことを思い出し、探すと古いカット済みのラベル用紙が見つかりました。
古すぎて、少々、黄ばんでいるので、ラベルの粘着力に不安がありますが、これを利用することにしました。
ダクト側面に取り付けたダクトカバーをラベル用紙で固定していきます。

木工ボンドが固まった後、吸引ファン部分とダスト受けの制作をしようと思います。

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出典・引用・備考

*1:息子が小学生の頃、息子に模型の塗装を教える際に、”既製品がなければ出来ない”ではなく、身の回りの物から、創意工夫で代用できることを伝えたくて、ありあわせの段ボールで制作したものです😅。

*2:段ボールって、スーパー等に行けば、購入した商品を入れる袋代りにもらえるので、意外と家にたまっていきますし。。。😅

*3:

*4:それでも、吸引力が足りなければ、ホームセンターで適当な蛇腹ホースを見繕って、掃除機で吸引しようかと思います😅