手持ちのパーツで、VirtualBox専用マシンを作る(1):パーツの選定と試起動 - 思考実験とD.I.Y.

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手持ちのパーツで、VirtualBox専用マシンを作る(1):パーツの選定と試起動

今までは、Windows11(Win11)なサブのパソコンのHDDを、ハードディスク簡単着脱マウンタ*1を使って、出し入れして、Ubuntu+VirtualBoxとWin11を切り替えてきましたが、Windows2000(Win2K)用のケースがやっと解放されたので、このケースと手持ちパーツでVirtualBox専用マシンを作ることにしました。

1.パソコンケースを完全に分解したら。。

(1)また、衝撃の事実が。。。

このケースからハードディスク(HDD)を取り出した際、PATAだったのですが、HDDにばかり気がとられて、他のパーツを見ていませんでした。

マザーボード(M/B)を交換するために、完全に分解したら、CD-ROMはIDEフロッピーディスクドライブ(FDD)もレガシーなFDD😆*2

まあ、FDDはいらないとして、SATAなDVDあたりを手持ちの部品で探して、対応することにしました。

(2)古いM/Bへの懐古

入っていたのは、確か、イーレッツ(株)製の、小型静音パソコン(ファンレス)であるBe Silent MS6000のITXマザーボード

CD-ROMとFDDを付けるために分解して、ケースに入れた気が。。。😅

2.利用するパーツ

(1)マザーボード(M/B)

M/Bは、たまたま残っていた、メインファイルサーバーに昔使っていたものを活用します。

このM/Bの出自は不明ですが、記憶をたどると、EPSON Endeavor MR4100が職場で廃棄になった時に、もらってきたM/Bだった気がします。

型番は、「IPISB-CB」。ASUSEPSON向け用OEM M/Bだった気がしますが、難点はM/Bのフロントパネルヘッダに電源等についてプリントがありません。

昔調べて、技術資料を保管していましたが、春先に断捨離をした際に、このM/Bを廃棄したと思い込み、捨てしまっていました。

ググってみたけれど、もはや「IPISB-CB」のフロントパネルヘッダに関する情報は見つからないので、ASUSのページで見つけた情報を元にトライアンドエラーすることにしました。

そもそもCPUのスペックについての記憶もないので、VT-xもない可能性があり、VirtualBkoxが動かない可能性を捨てきれません。

その場合は、別途、M/BとCPUを別調達するつもりです。

(2)DVDドライブ

FreeBSDなテストマシンについているのは、SATAのDVD-ROMドライブでしたので、多何とか手持ちのパーツでやりくりしたいと思います。

メインパソコン(Windows10)用にBD-XLのドライブを準備していたので、テストマシンのBDドライブをVirutalBoxマシン用に。テストマシン用にはBD-XLのドライブを接続します。

後日、メインパソコン(Windows10)用についているBDドライブと、テストマシンのBD-XLをスワップさせることにしたいと思います。

(3)HDD

HDDも手持ちの予備ディスクを活用します。今回は、前回の轍を踏まないように、昇天しそうかどうか事前にしっかりと確認したいと思います。

(4)メモリー

モリーはもともとファイルサーバーに使う関係で、Maxの32Mbyteを積んでいました。

基本的に、そんなにメモリーを必要としない、古いO/Sのために使うのが目的ですので、32Mbyteで十分な気がします。

さらにDDR3なメモリーですので、今更、投資する気も起きません。

(5)電源

TFTな電源で、300Wで、6PINのCPU電源ケーブルは出ていませんが、そのまま使ってみることにします。

とりあえず、現状、お金はできるできるだけ掛けたくないので。。。

 

仮に、M/Bを交換することになったら、電源容量/CPU電源が足ないと思われるので、その時は選定・交換したいと思います。

2.フロントパネルヘッダのピン特定とCPUの確認

(1)フロントパネルヘッダのピン特定

こういったときにはHPEのKVMが重宝します。

このM/B「IPISB-CB」が、ASUSOEMだった記憶に頼って、まずは公開資料を入手。

ASUSだったら、むやみに、ピンブロックの配置を変更しないと思うの*3で、資料を参考に、

POWER、RESET、POWER LED、HDD LEDの順に刺してテスト。

右図の配置であることが、確認できました。

引用元[*4]の情報のうち、今回のM/Bにはないピンヘッド部分を消去

無事、起動でき、初期画面まで来ました。

(2)CPUの確認

これ以上作業を進めて、手戻りするのも時間の無駄ですので、とりあえず、CPUのスペックを確認します。

CPUはCore i7-2600[*5]でした。インテルのページでスペック確認を確認すると、Intel VT-xには対応していました。

ググってみると、VT-xが使えれば、VirtualBoxは使えそうなので、作業を続行することにします。

 

*1:自分が使っているのはこちらです。

*2:HDDがPATAなマシンですから、当たり前ですね。

*3:むやみに変えると、関連したパーツの互換性がなくなり、ASUSだけでなく、OEM先での生産コストが上がると思いますし。

*4:マザーボード インターフェース”、P12、AUS、J11133、改訂版V2、2016年8月、https://dlcdnet.asus.com/pub/ASUS/mb/LGA1151/Z170-K/J11133_MB_Pin_Definition_V2_WEB.pdf、最終閲覧日2024年7月24日

*5:インテル® Core™ i7-2600 プロセッサー8M キャッシュ、最大 3.80 GHz”、インテル株式会社、https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/sku/52213/intel-core-i72600-processor-8m-cache-up-to-3-80-ghz/specifications.html、最終閲覧日2024年7月24日