2024年10月4日(7727号)
ウェザーニューズ(千葉市美浜区、石橋知博社長)は、建設現場や施設などにおける台風や低気圧による強風対策を支援するため、高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」に最大瞬間風速のアラート通知機能を追加した。利用者は天気アプリ「ウェザーニュース」のプッシュ通知やメールを通して、暑さ指数・雨量・平均風速・最大瞬間風速など全6種類のアラートの受信が可能になる▼「ソラテナPro」は、気温・湿度・雨量・風速など7つの気象要素を1分毎に観測する小型の気象観測機。災害レベルの大雨や強風まで観測できる高い性能や、現場の観測データだけでなく、1㌔㍍メッシュの天気予報や熱中症情報、雨雲レーダーなどの予報まで確認できる利便性が特長▼今回のアップデートで「最大瞬間風速アラーム」が2段階で設定可能になった。より便利に〝気象を見える化〟することで、様々な現場の防災対策の高度化やDXを推進する▼同機能は、瞬間風速50m/sの猛烈な風も観測するという。「50年に一度の大雨」とか「観測史上最高の雨量」といった言葉をよく耳にする。今回の最大瞬間風速アラーム対応もこのような時代を見据えたもの。異常気象対策はICTやAIを使って備えなければ対応しきれない時代だ。(T)
この記事を書いた記者
- 元「日本工業新聞」産業部記者。主な担当は情報通信、ケーブルテレビ。鉄道オタク。長野県上田市出身。
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