技術・商品
2025年2月25日[3面]
若築建設ら/クレーン作業のAI監視システム開発、作業員とつり荷の離隔確保
若築建設らは、クレーン作業時につり荷と作業員の接近を警戒するシステムを開発した。AI画像認識技術を活用して、作業員とつり荷の外形を同時に認識するとともに、つり荷の外形と作業員の離隔を算出する。常時監視でき、離隔が事前に設定した安全距離を下回る場合、クレーンのオペレーターと作業員へ警報を発信。作業員とつり荷の離隔を確実に確保でき、安全性確保と作業効率を両立する。クレーン作業時の災害を防止する。 …
2025年2月21日[3面]
竹中工務店/量子コンピューターで教育施設整備計画最適化、短時間で要望反映しやすく
竹中工務店は、量子コンピューターを用いた教育施設整備計画の最適化技術を開発した。大学や高校、専門学校といった校舎などの新築や改修を想定し、複数のカリキュラム(授業と教室の最適な組み合わせ)実施案を短時間で算出、比較検討できるようにした。その結果を踏まえ最適な施設整備計画案を効率的に作成。発注者の要望をより的確に反映しやすい計画立案も可能になった。 多数の中から高速で最適な組み合わせを探し出す量…
2025年2月20日[3面]
大成建設ら/ふるい下残さでソイルモルタル製造、最終処分量低減を実証
大成建設と光洲産業(川崎市高津区、光田興熙社長)は、建設混合廃棄物の中間処理過程で発生する建設副産物「ふるい下残さ」をソイルモルタルの母材として有効利用する技術を確立した。建設発生土の再利用によってソイルモルタルを製造する大成建設の「TAST工法」を応用。砂質土を主体とする材料の代替としてふるい下残さ100%の再生土砂を活用し、ソイルモルタルが製造できることを室内試験や試験施工で実証した。 一…
2025年2月19日[3面]
竹中工務店/進捗管理アプリを大幅改良/新たに5機能追加・拡充
竹中工務店と同社グループの朝日興産(大阪市中央区、宮本靖雄社長)は、建築工事の進捗実績を部屋や部位ごとに可視化するアプリケーション「位置プラス『進捗管理』」を大幅に改良した。2020年の発売から累計…
2025年2月12日[3面]
三菱商事/鉄筋品質証明書電子化で建設業対象サービス開始、ラベルとの照合時間大幅減
三菱商事は鉄筋の品質証明書を電子化するシステムで、建設業を対象としたサービスを1月に開始した。現場に納入された鉄筋のラベルをスマートフォンで読み込み、電子証明書類と自動でひも付けできるようにする。既…
2025年2月10日[3面]
奥村組ら/シールドマシン遠隔操作システムを工事導入、大阪から台湾現場の操作実現
奥村組と奥村機械製作は7日、シールドマシンの遠隔操作システムを台湾で施工中の現場に導入し、運転に成功したと発表した。国内のオフィスからマシンを遠隔操作し、掘削や排土が行えることを確認。技術者不足が課…
2025年2月7日[3面]
五洋建設ら研究会/環境配慮型コンクリに再生骨材使用、製造過程でCO2を7割削減
五洋建設ら13社が参加するBFCCU研究会は、環境配慮型コンクリート「CELBIC(セルビック)」に、再生骨材を使用した「CELBIC-RA」を開発した。解体ガラなどからリサイクルした再生骨材を使用…
2025年2月6日[3面]
大成建設、大成ロテック/福島県田村市に新研究施設開設、民間初の舗装評価路を整備
大成建設と大成ロテックは、福島県田村市で次世代舗装技術の開発や環境課題の解決などに取り組む新たな研究施設を開設した。国内民間企業で初の「舗装評価路」(1周延長909メートル)を整備し、24時間連続で…
2025年2月5日[3面]
クリコン/安全性と耐久性高めた低炭素コンクリを開発、製品展開へ研究会発足
住友大阪セメントグループのクリコン(滋賀県愛荘町、池ノ内基士社長)は従来の低炭素型コンクリートに比べ、耐久性や製造時の安全性を大きく高めたコンクリートを開発した。アルカリ源を、劇物を用いる水溶液から…
2025年2月5日[10面]
スコープ/リバスタの技能者向けポイント付与サービス、建設現場で「ポイ活」広がる
リバスタ(東京都江東区、高橋巧代表取締役)が提供する現場技能者向けポイント付与サービス「ビルダーズポイント」の採用件数が順調に増えている。昨年12月時点で、約15社が一部の現場に導入し、技能者による…