緊急地震速報を見聞きしたときは | 気象庁

緊急地震速報を見聞きしたときは

はじめに

 緊急地震速報は、情報を見聞きしてから地震の強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありません。 その短い間に身を守るための行動を取る必要があります。

 また、この短い間に行動を起こすためには、緊急地震速報が発表されたことを即座にわかるよう専用の音(報知音)を覚えておく必要があります。

 緊急地震速報を見聞きしたときの行動は、まわりの人に声をかけながら「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」ことが基本です。

 このページでは、緊急地震速報の報知音やさまざまな場面において緊急地震速報を見聞きした時に取るべき行動の具体例について解説しています。 地震の揺れを感じる前に緊急地震速報を見聞きした時も、緊急地震速報を見聞きする前に地震の揺れを感じた時も、行動内容は同じです。ふだんから、家屋の耐震化や家具の固定など、地震に備えましょう。

まわりの人にも声をかけながら、あわてず、まず身の安全を確保しましょう。

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緊急地震速報に関する動画

 緊急地震速報を見聞きしたときの行動は、まわりの人に声をかけながら「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」ことが基本です。 緊急地震速報を見聞きした時に取るべき行動について解説した動画がありますので、ぜひご覧ください。

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政府インターネットテレビ「緊急地震速報~その時どう動く?「数秒間の心がまえ」」(2022年3月公開)

政府インターネットテレビ「緊急地震速報~その時どう動く?「数秒間の心がまえ」」

専用の音(報知音)

 緊急地震速報が発表されたことが即座にわかるよう、テレビやラジオ、携帯電話などでは、専用の音(報知音)と共に緊急地震速報をお知らせします。

 テレビやラジオなどでの放送内容や携帯電話で着信した内容を確認していると、強い揺れへの備えが遅れてしまいますが、この報知音を覚えておくことで、緊急地震速報が発表されたときに、とっさに身を守る行動がとれるようになり、緊急地震速報をより有効に利用できるようになります。

 報知音の主なものには、テレビやラジオ、防災行政無線、受信端末などで使用されている「チャイム音」と、携帯電話会社(NTT ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、ワイモバイル)共通の専用の「ブザー音」があります。また、受信端末では「サイン音」も使われています。「チャイム音」はNHKが、「ブザー音」はNTTドコモが、「サイン音」は特定非営利活動法人REICが、緊急地震速報に確実に気付いてもらうために開発したものです。詳細は以下のページをご参照ください。

 なお、テレビ、ラジオ、受信端末などで、これら以外の報知音が使われている場合がありますので、放送局のホームページを確認したり、受信端末で試聴するなどして音を確認しておきましょう。

行動の具体例

周囲の状況により具体的な行動は異なります。日頃からいざという時の行動を考えておきましょう。

屋内にいるとき

  • 家庭では
    • 頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。
    • あわてて外に飛び出さないでください。
    • 無理に火を消そうとしないでください。

    家庭では1右矢印家庭では2

  • 人がおおぜいいる施設では
    • 施設の係員の指示に従ってください。
    • 落ち着いて行動し、あわてて出口には走り出さないでください。

    施設では

乗り物にのっているとき

  • 自動車運転中は
    • あわててスピードを落とさないでください。
    • ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。
    • 急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしてください。
    • 大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。

    自動車運転中は

  • 鉄道やバスなどに乗車中は
    • つり革や手すりにしっかりつかまってください。

    鉄道やバスに乗車中は

  • エレベーターでは
    • 最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。

    エレベーターでは

屋外にいるとき

  • 街中では
    • ブロック塀の倒壊等に注意してください。
    • 看板や割れたガラスの落下に注意してください。
    • 丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。

    街中では

  • 山やがけ付近では
    • 落石やがけ崩れに注意してください。

    山やがけ付近では

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